第15回旭川大雪ライオンズクラブ旗争奪ジュニアユース選手権 平成20年度高円宮杯旭川地区2次予選

3位決定戦 8月31日(日)忠和公園
広 陵0−0(0−0,延長0−0)<PK5-3>附 属
警 告 加藤(附)
広 陵 GK喜多 DF水野,高橋,大沼,深川 MF朝光,松岡,田中,斉藤(吉田),小野 FW富樫(竹内,伊藤)
附 属 GK岡泉 DF加藤(川嶋),阿部恵,佐藤 MF楠,奥村,坂本,中野,中田 FW大塚,石ヶ森 
主審/南向(春光台) 副審/谷山(神楽),日里(啓北) 第4審/山本(聖園)
【戦評/久世(六合)】 附属は大塚,広陵は富樫と共にスピードのあるFWを置き,広陵は附属大塚に水野をマンマークにつけ,深川がDFラインをカバーする。一方附属は加藤,佐藤,阿部の3バックが広陵の2トップをマークする。開始2分,広陵は右からのCKを大沼がファーポストで待つ高橋を狙う。高橋がヘディングで合わせゴール前にボールがこぼれるが大塚がスライディングでクリアする。附属は4分右サイドで得た35mのFKを阿部が直接狙うが広陵GK喜多が落ち着いてキャッチする。両チームともDFラインを押し上げ,コンパクトなスペースの中で素早い出足からボールを奪い合う展開となる。17分附属は中田が右サイドで体をはったプレーでキープしたボールを坂本が巧みなボールコントロールから左サイドのスペースへスルーパスを送る。このスペースへ逆サイドから中田が走り込みゴール前へセンタリング。ファーポストに入った大塚がヘディングシュートを放つが惜しくもゴール右上に外れる。広陵は29分朝光が中央のスペースでドリブル突破を図り倒されて得たFKを松岡が直接狙うがゴール右上に向かったボールを附属GK岡泉がからくもパンチングで逃れる。前半終了間際,中盤で相手パスをカットした広陵富樫が左サイドをスピードにのったドリブルで駆け上がるが,附属坂本がカバーリングでカットする。両チームとも体をはってゴールを守り,1点が勝負となる好ゲームとなった。 後半附属は阿部恵のロングフィードにMFが反応し,次々とドリブル突破を図るが広陵DF陣の集中力は途切れない。40分附属はゴールまでこぼれたボールを大塚がダイレクトで強烈なシュートを放つが広陵GK喜多がパンチングで逃れる。広陵は後半からトップに入った吉田が42分,45分と続けてDFラインをドリブルで抜け出しグラウンダーで富樫にセンタリングを送るが惜しくもゴールを決められない。50分を過ぎると両チームとも疲れからパスミスが目立ち始める。60分広陵は前線にフレッシュなメンバーをそろえ,附属DF陣にプレッシャーをかける。66分広陵は右サイドをドリブルで抜け出した伊藤がグラウンダーでアーリークロスを入れる。吉田がスルーしたボールが左サイドへ流れたところに朝光がフリーで走り込みシュートするがゴール右へ外れる。両チームともチャンスを作り出すがDF陣が健闘しスコアレスのまま延長戦に突入する。 72分附属は佐藤からの縦パスを受けた佐藤がDFと競り合いながら得た右からのCKを伊藤がゴール前に送る。ファーポストの佐藤がヘディングで合わせるがボールはゴールバーをたたきゴールならず。延長後半も附属はロングフィードからこぼれたボールを拾い,シュートを狙うが広陵DFが懸命にスライディングで逃れる。両チームとも死力を尽くした闘いは延長戦もスコアレスのままPK戦となる。PK戦ではGK喜多の活躍もあり5対3で広陵が勝利。3年ぶり5度目の全道大会出場を決めた。



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