全道大会情報

第18回全道ユース(U-15)サッカー選手権大会  兼 
 高円宮杯第18回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会北海道大会

平成18年9月16日(土)〜18日(月)

プライバシーポリシー同意書に基づくため,旭川地区以外のチームは個人名を特定できる情報を控えておりますのでご了承ください。
スプレッドイーグルFC(クラブ選手権2位)4−2(2−1)コンサドーレ旭川U-15(道北ブロック代表)
得点者 K(29分),J(32分,57分),R(69分)(ス)鈴木(14分),藤田(54分)(コ)
コンサ GK斎藤 DF小山内,内田,京野 MF菅野,菊地,鈴木,佐藤佑 FW藤田,箭原,近藤 交替/FP木島,河本,松原
【戦評/鈴木(愛宕)】 コンサドーレ旭川のキックオフで始まった試合,最初のシュートを放ったのはコンサ。1分ゴール前20m付近のFKを近藤が右足で直接狙うがGKにキャッチされる。スプレッドイーグル(以下スプレ)は,中盤のパスワークからサイドに展開。コンサはカウンター気味に攻撃をしかける。4分スプレはFWJがドリブルしたところからEへウラをつくスルーパス。EがシュートするもGK斎藤がキャッチする。7分FKには近藤が再びカーブをかけてを狙うが枠をはずす。好守の入れ替わりの速い展開となるが,スプレがI,Jが攻撃の起点となって優勢に試合を進める。14分スプレは,右CKをKがライナー性のボールで中に合わせるが,GK斎藤がキャッチする。そのボールを素速く前線にフィードし,カウンターをしかけ,5対3の状況をつくる。FW箭原が絶妙のダイレクトパスで右サイドからあがったMF鈴木へ。鈴木は落ち着いてゴール中央に蹴りこむ。スプレは18分Iの速いドリブルからチャンスをつくり,Eがシュートを放とうとするが,コンサDFの粘り強いチェックのためジャストミートできず。落ち着きを見せ始めたコンサは21分,ゴール前で近藤が巧みなドリブルからファーサイドに走り込む箭原の頭に合わせるが惜しくもゴールバーを越える。25分にも鈴木がゴール前で振り向きざまにゴール右隅を直接左足で狙う。GKが一歩も動けず2点目を思われたが,惜しくもポストに嫌われる。29分スプレはRが作ったスペースにKが絶妙のタイミングで飛び出しスピードあるドリブルでゴールを決める。32分にはRがゴール右からグラウンダーで折り返したボールをJがゴールを決める。リズムをつかみかけていたコンサだけに短時間の2失点は大きな痛手となった。 1点のビハインドとなったコンサは後半開始早々からFWに木島を投入,その木島をターゲットにDFラインのウラに近藤から好パスが出始める。44分には左CKを近藤が木島の頭に合わせるが,スプレDFの厳しいチェックでミートができず。51分コンサは鈴木がゴール正面20m付近で巧みなボールキープから直接狙う。しかし,今度はボールはバーを叩く。跳ね返ったボールを箭原がダイレクトでシュートするがまたもバーに当たる。54分には右サイドから木島がセンタリング,FW藤田がインサイドでコントロールし,DFをかわして左隅に値千金のゴールを決める。それもつかの間57分スプレはRがスピードのあるドリブルでゴールへ向かう。コンサDFが引っ張られて空いたスペースにJが走り込みマイナス気味に折り返されたボールをJがダイレクトで3点目のゴールをあげる。残り5分となり,試合は激しさを増す。スプレはJがスピードあるプレーで再三コンサゴールを脅かすがGK斎藤が必死の守りで追加点を許さず。最後まで攻撃の手を緩めないスプレは69分,ゴール前20m付近で足元に入ったボールをJが突破と見せかけ,Rへ意表をつくパス。Rはワンタッチで縦に持ち込んで駄目押しのゴールをあげる。コンサドーレ旭川は,いくつものチャンスをつくりながら,フィニッシュではツキにも見放され,スプレッドイーグルの好守にわたってスピードのあるプレーに対応しきれず,初戦を落とす結果となった。

コンサドーレ札幌U-15(クラブ選手権優勝)1−0(0−0)旭川市立緑が丘中学校(道北ブロック代表)
得点者 I(69分)(コ)
緑が丘 GK西川 DF黒沼,猪川,若林,広重 MF成田洋,三浦峻,杉本匠,塚田 FW鷹橋,成田祐
【戦評/遠山(東川)】 全道大会1日目第4試合ピッチ1はクラブ選手権を制したコンサドーレ札幌と道北ブロック代表の緑が丘の対戦となった。立ち上がり緑が丘はシンプルに前線の成田祐,左サイドの杉本にボールを入れ,コンサDFのウラを抜けようと試みる。対するコンサもFWH,MFIをポストに使い,崩しにかかるが緑が丘DF黒沼,広重がしっかりとカバーリングし,ウラをつかせない。ファーストシュートはコンサ札幌。6分中盤を抜けたMFGがドリブルし,エリア手前からシュートを放つもボールはポストの上を大きく外れる。コンサ札幌はDFラインでゆっくりとボールをまわし,ビルドアップするが緑が丘の中盤成田洋,三浦峻が中盤をしっかりと抑え,コンサ札幌FWにボールを入れさせない。攻撃の起点を探るコンサ札幌に対して,緑が丘のファーストシュートは14分。右サイドのスローインで入ったボールを鷹橋がドリブルしセンタリングをゴール前に走り込んだ成田祐に合わせる。成田祐は合わせることができなかったが,ウラから絶妙のタイミングで走り込んだ杉本が左足でシュートを放つがジャストミートできずGKにキャッチされる。ややディフェンシブなポジションどりで中盤に人数をさいているため攻撃に厚みを持たせられない緑が丘だが,その分シンプルにFWにボールを入れ,いくつかのチャンスを作り出す。21分には杉本がロングスローのボールを受けシュート。24分にはFKを杉本が直接狙う。中盤での組み立てに精彩を欠くコンサ札幌は,前半終盤サイドから崩しにかかる。何度か左サイドから突破を試みる。終了間際左に抜けたスルーパスをGがペナルティエリア右でシュート。無人のゴールに強烈なシュートが向かったが,DF黒沼が奇跡的なゴールカバーでブロック,難を逃れる。 後半は,互いに1点を狙った前への意識の高い展開となる。緑が丘は前半よりも前線にボールが入りFW鷹橋が右縦に走る展開でコンサ札幌DFを崩しにかかる。コンサ札幌も前半よりやや長めのボールを前線に入れ,DFのウラをつくシンプルな展開をおりまぜて展開し,一進一退の様相となる。前からのDFが安定しているため果敢にインターセプトを狙い前線につなぐ緑が丘がシュートの本数でコンサ札幌を上回る。時折DF若林がドリブルで駆け上がりコンサ札幌ゴールに迫るも決定的なチャンスがなかなか生まれずに終盤へと進む。互いにカウンターを狙った展開となった。60分過ぎ,コンサ札幌Nが自陣ペナルティエリアからのクリアボールを左前線で受け,右サイドをフリーランニングで駆け上がるHに合わせる決定的なチャンスを作るが緑が丘GK西川がペナルティエリアぎりぎりまで飛び出しセーブし,決定的な場面を切り抜ける。長い距離を走る展開に疲れが見え始めたが,互いに譲らずこのままドローと思われたロスタイム。緑が丘ペナルティエリア内での混戦からこぼれたボールをコンサ札幌Iがワンタッチで左に抜け,左足でシュート。DF,GKの必死の抵抗もむなしくシュートはゴールに突き刺さる。この直後無情にもタイムアップの笛。互角の展開で集中力の高い試合だっただけに,残り数秒に喫した1点が悔やまれる試合となったが,優勝候補のコンサドーレ札幌に一歩も引かない緑が丘の健闘は大いに讃えられよう。


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