6月25日（日）準々決勝　東光スポーツ公園
緑が丘５−０（３−０）神居東忠和
得点者	廣田（6分，55分），木村（30分），庄司（30+1分），福原（51分）（緑）
警　告	廣田（緑）
緑が丘	ＧＫ宮内　ＤＦ今村（巻口），佐藤（菅野），大槻（西谷）　ＭＦ廣田（畠澤），伊藤，谷本，木村（木下），庄司（佐々木）　ＦＷ福原（大西），渡辺（久保）
神居東忠和	ＧＫ佐藤　ＤＦ村井，田中，菊池　ＭＦ斉藤（平間），井筒（金平），内藤，高橋叶，仲条（青山）　ＦＷ高橋浬（村中），岩田（古田）
6月25日（日）大会第3日は準々決勝4試合が行われました。Bピッチでは，名寄SCとSSSCの道北地区同士，クラブチーム同士の対戦となりました。互いにリズムを取り合うゲームとなります。SSSCは高橋前をCBに下げて，後方からのリングボールを多用し，吉田をターゲットに縦に速い攻撃を見せます。対する名寄SCは福富，土谷を軸に政木，泉の両サイドから攻撃を仕掛けます。しかし名寄SCは上ケ島が最終ラインでカバーリング，SSSCは高橋前，深澤が対人の強さを見せます。序盤こそSSSCペースでしたが，次第に名寄SCは福富にボールが集まりペースを握ります。しかし，両チーム守備は堅く前半は0対0で折り返します。後半も一進一退のゲームとなりますが，46分名寄SCは福富が30ｍのＦＫを直接ゴール右上に叩き込み先制します。その後も名寄ＳＣにチャンスはきますが，ＧＫ谷本が好守を見せます。そして追加タイムハーフライン付近右サイドで得たＦＫを高橋前がゴール前に送ると，吉田が競り，こぼれ球を岩城が蹴り込んで土壇場で同点に追いつきます。ＰＫ戦は7人目までもつれましたが，5対4でＳＳＳＣが道北対決を制しました。
SSSC１−１（０−０）<PK5-4>名寄SC
得点者	岩城（60+2分）（S)福富（46分）（名）
名寄SC	ＧＫ今井　ＤＦ中山，久保，土谷，上ヶ島　ＭＦ泉，鈴木，福富，湯川和，政木　ＦＷ黒澤
SSSC	ＧＫ谷本　ＤＦ深澤，宮向，立井，清水　ＭＦ高橋前，伊藤，黒川，板橋　ＦＷ吉田，荒木（岩城）
Ａピッチの緑ヶ丘と神居東忠和は，立ち上がりから緑が丘がポゼッションし，ゴールに迫ります。右サイドを走る福原にボールを集め，サイド攻撃を仕掛けますが，神居東忠和も仲条が粘り強く対応します。6分緑ヶ丘はＣＫのクリアミスを見逃さなかった廣田が右足で押し込み先制します。この1点でリズムに乗った緑ヶ丘は木村，谷本，庄司の連携で細かなパスワークで中盤を支配します。30分伊藤のパスを受けた木村がセンタリング気味のボールを送ると直接ゴールポストに当たってゴールインし，2点目を奪います。さらに1分後福原のボールキープから庄司がダイレクトでシュートを決め3対0とします。神居東忠和も高橋叶と菊池ボールをつなぎ，高橋浬と磐田がゴール前にボールを運びますが得点には至りません。逆に緑ヶ丘は51分佐藤のスルーパスから福原が30ｍのドリブルシュートを決めると，55分には福原のクロスから廣田が決め5対0で快勝。準決勝進出を決めました。
広　陵５−３（１−２）中　央
得点者	水野（11分，42分，57分），中山（31分，51分）（広）三橋（20分，55分），山本（26分）（中）
警　告	佐藤拓（広）
広　陵	ＧＫ秋山　ＤＦ佐藤諒，佐藤拓，平野，中岡　ＭＦ佐々木，中山，加藤陽，宇佐見（山口），佐竹（中谷，高橋依）　ＦＷ水野
中　央	ＧＫ小森　ＤＦ中尾，安孫子，中出，高櫃　ＭＦ小澤，山本，竹上，桑原　ＦＷ中山，三橋
上位進出が期待される上富良野と愛宕の試合は序盤から上富良野が攻勢に出ます。中盤を佐藤，菊池煌を中心の細かなパスワークで愛宕守備陣にゆさぶりをかけ，山内のポストプレーや左サイドの村田のクロスから何度も愛宕ゴールに迫ります。村井らから前線の梅本にボールを預けたい愛宕ですが，上富良野は吉河が梅本にマンマークし，いい形でボールが入りません。終始上富良野が主導権を握る形でゲームは進みます。しかし，52分愛宕は村井が自陣からロングフィードをゴール前に送ると，守備陣の連係ミスをついて梅本がヘッドで押し込んで愛宕が先制します。その1分後上富良野は山内からのラストパスを受けた村田が左足でシュート。ディフレクションしたボールがこぼれるところを逆サイドから走り込んだ後藤が蹴り込んで同点にします。その後も上富良野優勢のまま試合は進みPK戦かと思われた追加タイム，オフサイドのFKを丹野が素早くリスタート，右サイドの走り込んだ森が折り返すとゴール前で受けた梅本が左足で決勝ゴール。劇的な勝利で準決勝へと進みました。
愛　宕２−１（０−０）上富良野
得点者	梅本（52分，60+2分）（愛）後藤（53分）（上）
愛　宕	GK/MF佐藤　DF中，山中，丹野，高橋　MF大田（中野，阿部），安田（GK長谷川），森，村井，森谷　FW梅本
上富良野	ＧＫ高橋　ＤＦ佛田，吉河，河内，松井俊　ＭＦ佐藤，菊池煌，菊池瑛　ＦＷ山内，大沼（後藤），村田
広陵と中央は激しい点の取り合いとなりました。互いに前へ前へとボールを送りますが，なかなか有効なパスとならなかった序盤。11分に広陵は加藤からの横パスを受けた水野が先制点を決めます。しかし20分右サイドからのクロスボールを受けた三橋が同点ゴールを決めます。26分には中盤でのボールを拾った山本が逆転ゴールを決め，前半は中央が2対1で折り返します。後半開始直後広陵は中山が加藤とのワンツーで抜け出し同点ゴールをあげます。この1点で勢いにのった広陵は，42分水野が逆転ゴールを奪うと，51分には宇佐見のアシストから中山が2点差に突き放す得点を決めます。中央も55分三橋が1点差にしますが，57分水野がハットトリックを完成させる駄目押しの得点を決め，5対3で広陵が勝利，ブロックカブスの意地を見せました。

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