令和5年度上川管内中学校体育大会代表決定戦サッカー大会


決勝 7月8日(土)東川ゆめ公園
緑が丘3−1(2−0)愛 宕
得点者 今村(3分,59分),渡辺(9分)(緑)梅本(60+3分)(愛)
緑が丘 GK宮内 DF今村,佐藤,大槻(長田),木村 MF廣田(米澤),伊藤,谷本,庄司(大西凌) FW福原,渡辺
愛 宕 GK/MF佐藤 DF中,山中,丹野,高橋勇 MF阿部,森,村井,森谷 FW大田(GK長谷川),梅本
 決勝は第1シード7大会連続26度目の決勝進出の緑が丘と,第2シード8年ぶり3度目の決勝進出の愛宕の対戦となった。緑が丘は序盤からDFラインからしっかりとビルドアップしてゲームを組み立てる。大槻,佐藤が右サイドで組み立て福原,渡辺が高い位置に進出してチャンスをねらう。3分緑ヶ丘は佐藤のロングフィードから渡辺が抜け出し,右コーナー付近でFKを得る。このFKを木村がゴール前に送るとGKの頭上を越え,ファーサイドで今村が合わせて先制点をあげる。この1点で愛宕も高い位置にラインを押し上げ,丹野のロングフィードから梅本が抜け出しシュートを放つなど,リズムを取り戻す。互いにリズムを取り合う展開となる。9分緑ヶ丘は庄司が中盤でボールを拾うと福原にスルーパス。福畠は相手守備陣の位置をよく見て渡辺にラストパス。フリーでボールを受けた渡辺は無人のゴールに流し込み2点目をあげる。この1点でますます勢いにのった緑ヶ丘は前線パからのプレスを強める。前線の渡辺,伊藤が圧力をかけ,中盤の底では谷本が豊富な運動量でボールを回収する。愛宕の梅本には今村がタイトにマークし,自由にプレーさせない。愛宕は中盤の森,村井にボールが渡らず,丹野にも厳しいプレスを仕掛けられ,梅本への補給路が断たれて苦しい展開でクーリングブレイクに入る。クーリングブレイク後愛宕はプレスの圧力を高める。前線から積極的にボール奪取の試みようとする。しかし,佐藤からのロングボールでプレスを回避し,渡辺がダイアゴナルにフリーランニングし,愛宕の守備陣にプレッシャーをかける。丹野から梅本へのホットラインで配球されたロングボールにも今村が冷静に対処する。追加タイムに森のゴール前へのパスから梅本が一瞬の隙をついてボールをつつくが,GK宮内が足でシュートストップしてピンチを防ぐ。前半は緑が丘2点のリードで折り返した。
 後半に入り,やや両チーム運動量が落ち始め,中盤にスペースが空き始める。そんな中36分には大槻のクロスボールから庄司がヘッドで合わせ,決定機を迎えるがGK長谷川が鋭い反射でボールをはじき何とか防ぐ。守勢に回っていた分だけ愛宕の消耗が激しく,緑が丘に押し込まれる展開が続く。愛宕も丹野のロングフォードから何とか1点を狙い,12分には丹野,森谷とつないで梅本がシュートチャンスをつかむが,GK宮内に防がれる。残り15分となり愛宕も必死に反撃を試みる。山中が高い位置を取り,前線の梅本に合わせるが,緑が丘も佐藤がカバーリングに入りシュートには至らせない。緑が丘も谷本が疲れを知らずに動き回り,木村が左サイドを高い位置まで進出し,左サイドのポケットの攻略を図る。ゲームは終盤を迎え,互いにリズムを奪い合う一進一退の展開となり,愛宕も56分中央のFKから丹野が狙うがGK長谷川の正面をつく。59分緑が丘は木村の右CKをきっかけに,右サイドにボールが流れたところ,伊藤のクロスボールからゴール前に走り込んだ今村がフリーでゴールに流し込み試合を決定づける3点目を奪った。追加タイム3分愛宕は中盤の底でボールを受けた村井のロングパスから梅本が抜けだして一矢を報いたが,及ばず。緑が丘が3対1で勝利し,3年連続23度目の全道大会出場を決めた。


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