平成16年度旭川地区新人戦

決勝 9月10日(日)コンサフィールド東川
コンサドーレ旭川3−0(0−0)緑が丘
得点者 小澤(31分),山田海(57分),山室(59分)(コ)
コンサ GK宮崎 DF志摩,河本,大沼,那須 MF山田陽,山室,山田海,越川FW小澤,大野 交替/FP宮本,宮下,金山,西垣
緑が丘 GK林 DF中島,滝口,石川 MF中村,三浦,杉本,宮崎,鷹橋,栗山FW宮下 交替/GK蔦 FP大橋,佐藤慶,荒川,永田,小野,野々宮,佐藤力
主審/古川(協会) 副審/日里(啓北),高原(北門) 第4審/宮越(永山南)
【戦評/則末(啓北)】 決勝は今は旭川地区の2強となったコンサドーレ旭川と緑が丘の対戦となった。立ち上がりコンサドーレが集中できない中,緑が丘は前線から積極的にボールを奪いにいき,FW宮下がGKのキックに体を張る。こぼれ球をMF鷹橋は決定的な場面を迎えるが,惜しくもボールはバーを越える。その攻撃の後にも,緑が丘はDFへの速いプレッシャーをしかけ,コンサ守備陣のミスを誘い,ひやりとさせる。立ち上がりこそ,戸惑ったコンサだが,MF山田陽が次第にボールにからみ始め,左右のサイドに配球し,ゲームを落ち着かせようとする。やがてトップの大野にもボールが収まり始め,山田陽を起点に,ポストプレーから落とされたボールを両サイドに散らし,クロスボールからチャンスをつかむ。15分には越川のCKから河本が高い打点のヘッドを放つがわずかにゴールバーを越える。コンサは相手守備陣のウラに積極的にボールを運び,ラインを下げておき,セカンドボールを拾ってチャンスをつかむ。16分にはFW大野へのボールをこぼれたところをFW小澤が,18分にも山田陽がシュートを放つなどチャンスを生み出す。22分には大野の突破からMF山田海がシュートを放つなど,攻撃のヴァリエーションも豊富となる。両サイドバックの志摩,那須も敵陣での高い位置をキープし,厚みのある攻撃を繰り返す。すっかり中盤を失った緑が丘は自陣に封じ込められ,時折鷹橋が宮下へスルーパスを送るが,DF河本,大沼に封じ込められる。コンサも志摩のオーバーラップからのクロスボール,山田海のトップにからむ動き,大野のポストプレーなど,山田陽を中心に多彩な攻撃を見せるが,林,中島らが体を張って守る緑が丘DF陣を最後のところで崩せず,得点をあげられない。 後半に入り,開始早々コンサは先制点をあげる。31分,山田海のスルーパスにタイミングよく飛び出した大野が左足でシュート,GKが弾いたところを小澤がプッシュする。後半は風上にたったコンサが一方的に攻める。34分にはCKを志摩が鋭くカーブをかけたキックでゴール前に送ると,フリーで抜け出した大沼がヘッドで狙うがわずかにバーを越える。40分には同じ左CKからはじき返されたところを,越川が約30mの距離から強烈なシュート。GK蔦がかろうじてはじいてDFがクリアする。何とか反撃に出たい緑が丘は中盤で三浦,佐藤慶ががんばり,左サイドを起点に攻撃をしかけようとするが,志摩,河本のDFも固くフィニッシュまで持ち込めない。中盤でリズムよくボールを動かし,サイドから数的優位な状況を作り出せるようになったコンサは,21分,志摩がオーバーラップから,質の高いアーリークロスに小澤が飛び込みあわやという場面を作る。24分には山田海とのダブルパスから抜け出た大野が強烈なシュートを放つがGK蔦が落ち着いて処理する。河本からのロングフィードも大野,小澤の2トップにおもしろいように収まり,サイドからの崩し,ゴール前でのワンツーと緑が丘守備陣の的をしぼらせない攻撃を繰り返す。そして57分,コンサは志摩が敵陣深く進出。不十分な体勢から粘り強くゴール前にセンタリングを送ると山田海が倒れ込みながらダイレクトで合わせてネットを揺らし貴重な追加点をあげる。さらに攻撃の手を緩めないコンサはロスタイムに宮下のセンタリングを山室が合わせて駄目押しの3点目をあげる。開始早々こそひやりとさせられたコンサドーレだったが,中盤を完全に支配し,緑が丘を圧倒。新人戦初優勝を飾った。



HOME  平成18年度top

新人戦top


 グループリーグ記録


グループリーグ戦表

決勝トーナメント 準々決勝 準決勝

決勝  優秀選手