高円宮杯第17回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会

12月3日〜10日

(試合時間70分)

12月3日(土)島根県益田市・島根県立サッカー場

緑が丘中学校0−3(0−2)サンフレッチェ広島FCジュニアユース
警 告 鷹橋,黒沼
緑が丘 GK大橋 DF増田・岸本・片岡・鈴木  MF北條・村岡・鷹橋・深川 FW堤・成田
交代:FW熱田 DF黒沼
【戦評/小林(緑が丘)】
  気温5度、強風と雨の降りしきる中、緑が丘のキックオフでゲームが始まる。相手の出方をうかがう広島に対し、緑が丘は立ち上がりから積極的に相手陣内へと攻め入る。MFの鷹橋・村岡がトップ堤や右MFの北條にパスをつなぎ攻撃のチャンスをうかがう。3分にはDF増田のオーバーラップからのアーリークロスでゴール前にボールを送り込むがフィニッシュにもっていけない。しかし、7分過ぎから広島は10番MF田中が攻撃の起点を作り、それまで静観していたかと思われるような組織的で力強い動きを見せ始め、正確で素速いパスまわしから、徐々に緑が丘陣内へと攻め込みチャンスをつくる。11分には、中盤でボールを奪うと一気にカウンター攻撃をかけ、アーリークロスを広島10番田中が頭で合わせてシュートを放つと、ボールはゴールをかすめる。そして、12分には、緑が丘がクリアしたボールをロングフィードで11番FW宮原につなぐと、DFのカバーリングの遅れを見逃さず宮原が中央突破。DF岸本が併走するも、左足で豪快にシュートを決められてしまう。その後も、緑が丘は相手ボールをクリアーするシーンが続き、18分には、左サイドを突破され、狙い澄ましたようなマイナスの低いセンターリングを走り込んできた11番にまたもや蹴りこまれゴールを決められてしまう。サイドチェンジからのワイドな広島の攻撃に、緑が丘は防戦にまわることが多くなりややFWが孤立してしまい、攻撃が単発になってしまう。それでも、22分には、縦パスを受けたFW堤が相手DFの中央を突破、PA付近からシュートを放つが惜しくもGK正面でチャンスをものにできない。さらに試合終了間際の39分には、鷹橋、村岡とつなぎ堤が走り込んできた増田にボールを落とし、増田がゴール前にボールを送るが風に流されてしまい、シュートにつなげず、前半終了。
 後半は、前半終了の雰囲気を生かした緑が丘にいきなりのビックチャンスが訪れる。42分、相手クリアボールを鷹橋がヘッドでFW成田に送ると成田がドリブルで突破。左に走り込んだ堤に絶妙なパスを出すと堤がフリーに、GKをよく見てインサイドで回転をかけたシュートをゴール右隅に放つ。決定的と思えたシュートを広島GKがかろうじて指先でさわるとボールがポスト直撃。ボールは内側にはじかれゴールラインを転がるが、広島DFに辛うじてクリアされてしまい惜しくも得点を奪えない。その後のコーナーキック、5分後のコーナーキックとチャンスを迎える緑が丘であるが、広島の堅い守りになかなかゴールを決めることができない。そして50分過ぎから、またも広島の猛攻が始まる。58分、59分と緑が丘は相手攻撃にたまらずファール。FKのピンチは辛うじて、GK大橋の好守もあり逃れるが、その後61分の相手CKには、なすすべもなく失点を許してしまう。矢のようなグランダーのCKをねらい通りに合わせられ失点。一瞬の出来事に緑が丘は全く対応できなかった。その後も、素速い広島のアプローチに思うよな攻撃を展開できず、試合巧者の広島に主導権を握られるかたちでゲームが終了。全国大会での初戦を黒星スタートで終え、12月10日(土)の静岡県藤枝市の二戦目を迎えることとなった。

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