全道大会情報

平成17年度 第17回全道ユース(U-15)サッカー選手権大会  兼 
高円宮杯第17回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会    北海道大会決勝大会

9月17日〜19日 小樽望洋台サッカー場

(試合時間70分)
9月17日(土)
旭川緑が丘中2−0(0−0)釧路景雲中
得点者 成田祐(46分),北條(69分)〔緑〕
【戦評/小林(緑が丘)】
 小雨の降る中、今年度の中体連全道大会の覇者釧路景雲中との試合が開始された。立ち上がりから、緑が丘は素速いボールまわしから、チャンスをつかみ、景雲陣内へと攻め込む。しかし、5分過ぎから景雲も緑が丘の動きに対応し始め、景雲10番MFを中心にボールを支配し始め、サイドから緑中陣内へと攻め込み始める。その後は一進一退のゲーム展開が続くが、足の止まり始めた緑が丘に対し、運動量の落ちない景雲が緑中ゴール前へとボールを運び、シュートチャンスをつくる。景雲の再三にわたるコーナーキックの攻撃を何とか凌ぐシーンが続き、前半が終了する。後半は、FWから左MFにポジションチェンジした深川のディフェンスとMF村岡の動きが功を奏し、景雲の攻撃を抑え、攻撃の起点を作り始める。11分に左DF鈴木が中盤からドリブル、ゴール前にボールを放り込むと、景雲GKが濡れた芝への対応を誤りボールをファンブル、後半から投入されたFW成田が落ち着いてボールをキープ。そのまま蹴りこみ、貴重な先取点を奪う。34分には、右DF増田が、FW成田へ縦パス。成田のアーリークロスにゴール前に飛び込んできたMF北條がボレーシュート。終了間際に追加点を奪い、試合終了。
9月18日(日)
旭川緑が丘中3−0(2−0)コンサドーレ札幌U-15
得点者 鷹橋(21分),成田祐(24分),堤(55分)
【戦評/小林(緑が丘)】
  前日からの小雨に加え、深い霧に包まれた中での試合となった。試合開始から、全てにおいて実力に勝るコンサドーレのペースでゲームが進む。正確で素速いパスまわしから、再三にわたり緑中陣内へと攻め込むコンサドーレに対し、DFの中軸である片岡と岸本が身体を張った賢明なディフェンスで攻撃を凌ぐ。15分過ぎから、緑中も、ボールを保持した時には、焦ることなくMF鷹橋を中心にパスをつなぎ、コンサドーレ陣内へと攻め込み、シュートチャンスを作り始める。21分にMF深川がインターセプトしたボールをDFラインにはっていたFW堤に素速くパス。堤は左から強引に切れ込んでいくと、相手DFがたまらずファール。左25m付近でFKのチャンスを得ると、鷹橋が絶妙なシュートを放つと左ポストに当たりながらボールはゴールに吸い込まれた。先取点を得た緑が丘は、その後も素速いアプローチに徹し、相手に思うようなプレーをさせずボールを奪うシーンが続く。24分には、鷹橋から堤にパス。中央DFの間の突破をはかると、右から走り込んできたFW成田に絶妙なパスをだす。成田がキーパーをよく見て蹴りこみ2点目を奪い、前半が終了する。後半も、スタートからコンサドーレが右・左とボールを散らし、緑中のPAまで攻め込んでくる。10分に緑中は痛恨のファールをとられ、相手にPKを与えてしまう。しかし、GK大橋がキッカーの動きをよくよみ、スーパーセーブ。決定的なピンチを切り抜ける。運動量のやや落ちてきた緑中は、ボールをはじき返すシーンが目立ち始める。しかし、20分には大きく放り込んだボールを堤が上手くトラップ。右からDFを素速くかわし、GKと1対1となりゴールすみにゲームを決定づける3点目を奪う。そして残り5分のコンサドーレの矢のような猛攻に耐えぬきゲーム無終了。
9月19日(月)
旭川緑が丘中4−1(2−0)登別緑陽中
得点者 片岡(8分),成田祐(32分),堤(41分),鷹橋(58分)
【戦評/小林(緑が丘)】
 前日来の雨も上がり、さわやかな秋空の中ゲームが始まる。立ち上がりから、緑中はボールを支配し、前線へとパスをつなぎ、緑陽陣内へと攻め込む。8分には、コーナーキックのチャンスを得たMF村岡が、うまく片岡の頭に合わせて早い段階で先取点を奪う。その後も、パスがうまくつながり、ゴール前へと攻め入るシーンが続くが、緑陽の固いディフェンスとGKのファインプレーに阻まれ追加点を奪えない。32分、コーナーキックをMF村岡が低い弾道で蹴り込むと、FW成田が素早く飛び込み、豪快なヘディングシュートを決める。その後、34分、緑陽は動きの弛んだ緑中の隙をつき、スローインからPAへとボールをつなぐと、混戦から振り向きざまにシュートを決められ、2対1とされ前半が終了する。
 (後半)両チーム共に3試合目ということもあり、やや動きに疲れが見え始めている中、右MF北條の運動量が目だち始める。6分には、MF鷹橋からパスを受けると、相手選手の間を強引に突破、右に位置したFW堤に絶妙なパスを送ると、堤が落ち着いてドリブルシュート。ゲームを決定づける貴重な追加点を奪い3対1とする。その後、怪我や体調不良等で選手交代をした緑中は、フレッシュな選手が積極的に動く。23分には、DF鈴木からのパスを得たFW川田が素早くドリブルし、ゴール前にボールを放り込むと、GKがファンブル。飛び込んだ鷹橋が蹴り込み4対1とする。29分には、北條がPA内をドリブルで切れ込むと、相手DFがたまらずファール。PKのチャンスを得るが、ポストにはじかれ追加点を奪うことはできなかった。

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