決　勝

緑が丘３−１（１−０）広　陵
得点者	鷹橋（10分），深川（38分，55分）〔緑〕石井（46分）〔広〕
緑が丘	ＧＫ大橋　ＤＦ鈴木，広重，増田，岸本　ＭＦ北條，村岡，熱田　ＦＷ川田，深川，鷹橋　 交替/ＦＰ成田祐，堤
広　陵	ＧＫ岡本　ＤＦ菊地，作田，田中，串橋　ＭＦ太田，村松，石井，足立，阿部　ＦＷ岩田　 交替/ＦＰ小林，近藤
主審/五十嵐（東神楽）　副審/松山（コンサドーレ），谷山（北星）　第４審/目黒（神楽）
【戦評/鈴木（愛宕】　昨日からの試合からの勢いを残す広陵は序盤からドリブルで積極的に突破をしかけ，遠目からシュートを放つ。その後は，互いに中盤をシンプルにＤＦのウラをつくパスでシュートを狙うがやや精度を欠く。お互いに手の内を知り尽くした相手同士だけに様子をうかがう時間が続く。試合が動いたのは10分，右ＣＫを得た緑が丘はＭＦ村岡がキック，ＤＦの頭を抜けたボールをＦＷ深川がフリーでヘッド。ＤＦが体で防ぎ，ゴール前で交錯する中こぼれ球をＭＦ鷹橋が蹴りこむ。広陵はＦＷ岩田の突破からチャンスを作ろうとするが緑が丘の中盤からのタイトな守りで攻撃の芽を摘み取られてしまう。15分過ぎ，緑が丘はＦＷ川田，深川へのくさびのボールからいい形を作り始める。23分にはゴール前の深川が胸でトラップ，振り向いてダイレクトシュート，２点目と思われたがＧＫ岡本が横っ飛びで阻止。中盤以降やや疲れの見え始めた広陵に対し緑が丘が優勢に進めた。　後半広陵は右サイド田中がオーバーラップし中で合わすいい形を何度か作る。38分緑が丘は村岡が右サイドで粘って中へ，さらにクリアミスをＦＷ成田祐拾って深川がシュート，ＧＫがさわるがボールはネットへ吸い込まれる。40分には岩田が絶妙のワンタッチコントロールでゴールにつめよるがＤＦにつぶされシュートが打てず。そして46分広陵は，右サイドで粘り強くキープした太田Ｄゾーン右へ走り込んだ石井へ。石井はターンしてゴール右隅に１点を返すシュートを決める。だが緑が丘は終盤広陵を突き放す。55分ペナルティエリア内でＤＦのクリアミスで真上にあがったボールがこぼれるところを，深川が蹴りこみ突き放す。結局イレブン杯決勝と同一カードとなった対戦は，緑が丘が地力を発揮し３対１で勝ち優勝。７年振りに大雪ライオンズクラブ旗を獲得した。

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