平成16年度U-14北海道・旭川地区リーグ兼第3回会長杯秋季リーグ

準決勝
緑が丘2−0(1−0)東 光
得点者 塚田(17分),杉本匠(47分)〔緑〕
緑が丘 GK西川 DF若林,広重,猪川,黒沼 MF金森,成田洋,三浦峻,杉本匠 
FW塚田,成田祐 
交替/FP滝口,鷹橋,杉本一,室野,柳澤,轡田,岩渕
東 光 GK久保 DF松原,木多,松山 MF垂石,南,土井,田中,向田 
FW中田,岩崎 交替/FP川畑,村中
主審/渡部(協会) 副審/五十嵐(東神楽),目黒(神楽) 第4審/丸田(啓北)
【戦評/則末(啓北)】 開始早々東光はキックが安定せず,クリアミスからピンチを招く。しかし,リズムに乗れていない緑が丘も決定的なラストパスを出し切れず,シュートには至らない。この守勢をしのぎきった東光は田中,南を軸に垂石がボールにからみ,中盤を組み立て始める。4分には岩崎が右サイドを突破,田中が最初のシュートを放つ。しかし,緑が丘も黒沼,広重のCBがコンビネーションよく,東光攻撃陣に最後の仕事をさせずに封じ込む。攻撃では三浦峻,金森を基点に左右の杉本匠,成田洋に丁寧なパスを配球。成田祐のポストプレーも効果的で,左サイドの杉本匠から崩し,11分成田祐,12分金森がゴールに迫る。また,右サイドからはDF若林が迫力あるドリブルで東光DFを脅かす。17分緑が丘は若林が自陣からドリブルを開始,相手DFと競り合いながらスピードに乗って約50mを突進。相手DFの背後に巧みなラストパスを通すと,走り込んだFW塚田がGKに当てながらも蹴りこみ先制点を奪う。東光は中盤の運動量が豊富ながら,緑が丘の攻撃を警戒するあまり,自陣に深く引いてしまい,バイタルエリアのスペースを与えてしまう。そのスペースを使ってサイドチェンジで相手DFを崩す緑が丘は塚田,成田祐が決定的チャンスを得る。DF陣は開始早々こそ東光のスピードある岩崎に突破を許したが,その後は黒沼がきっちりと押さえ込み完封。前半は1対0で終えた。 後半も緑が丘は黒沼が相手FWに前を向かせない堅いプレーを見せ,東光に反撃のチャンスを与えない。GK西川も的確なコーチングでDFラインをよく組織。中盤の底では成田洋と交替出場の滝口がよみのよい守備でボールを奪取。FW成田祐にもくさびのボールが入りリズムをつかむ。47分には中盤で成田洋がヘディングで前方へパス。受けた杉本匠がDFラインの間をドリブルで割って入って左足で落ち着いてシュート,試合を決定づける2点目を奪った。東光も田中,南を中心に反撃するが,40分の南の個人技を生かしたシュートが唯一のチャンス。堅い緑が丘守備陣を崩せず得点できなかった。結局終始2連覇を目指す緑が丘のペースで試合が進み,明日の決勝へと駒を進めた。

コンサドーレ旭川8−0(2−0)永山南
得点者 田辺(11分),箭原(29分),菊地(45分,47分,51分),山室(46分),
石岡(54分),山田海(59分)〔コ〕
コンサ GK本池 DF菊地,京野,内田 MF田辺,菅野,藤田,鈴木,大沼 
FW塚原,箭原 
交替/FP宮本,山室,志摩,藤村,石岡,宮下,前田,山田海,松原
永山南 GK澤村 DF相田,斉藤憲,八重尾 MF斉藤智,筒井,片山,萩谷,蔭浦 
FW阿部,原 交替/FP巻口,西塚
主審/古川(協会) 副審/添田(春光台),丸田(啓北) 第4審/目黒(神楽)
【戦評/則末(啓北)】 開始早々からコンサは前線からの厳しいプレスとグランドを広く使う展開で永山南を自陣に釘付けにする。鈴木のCK,FKからゴール前に再三ボールがよぎり,あわや得点かと思われる場面が続く。12分コンサはCKの跳ね返りをMF大沼が再度右サイドの田辺に戻すと,田辺はシュート気味にスワーブをかけたクロスボールをゴール前に入れる。このボールがDFによりブラインドとなりGKは反応できず直接ゴールイン,先制点をあげる。永山南はコンサの攻撃によりプレッシャーがかかり,時には11人が自陣Dゾーン付近まで引くなどずるずるとラインが下がり守勢にまわる。しかし,コンサはスペースがない中でも,両サイドにボールを散らし,右サイドからはDF京野,左サイドからはDF菊地がオーバーラップし分厚い攻撃をしかける。右MFの菅野は突破力を生かしてをえぐり,豊富な運動量で相手DFのマークをかいくぐるFW塚原とともにチャンスメークし,攻撃の起点となる。コンサにとってはフィニッシュだけが問題となるが,永山南も相田を中心とした粘り強い守備と,GK澤村の攻セーブにより,追加点を与えない。しかし,29分前線へのロングフィードのこぼれ球をFW箭原が左足で蹴りこみ2点目をあげた。 後半は開始早々から菊地,田辺のコンビネーションから左サイドの大沼がしかけ崩しにかかる。コンサは圧倒的なボールポゼッションからのサイドチェンジ,永山南DFのギャップを生み出させるサイドの広がり,トップへの効果的なくさびのパスによるポストプレーとDF陣にねらいを定めさせないパスゲームを展開。次から次へと走らされる永山南DF陣にじわりじわりと体力を消耗させる。そして45分からはついにゴールラッシュが始まった。まず45分には山室のポストプレーからFWにあがった菊地がゴール。46分には今度は山室が藤田のミドルシュートのこぼれ球を詰める。さらに47分にも菊地が追加点をあげる。全くコンサのスピードについていけなくなった永山南DF陣にコンサは攻撃の手を緩めない。終盤は途中出場の石岡が大活躍。50分には左サイドを突破し菊地のハットトリックのお膳立てをする。54分にはFKを直接蹴りこむと,59分にもFKから好シュート。GKをこぼしたところを山田海がプッシュして8点目。後半のゴールラッシュによりコンサドーレ旭川が8対0で快勝。初タイトルに向け,明日の決勝で新人戦準決勝の雪辱を期すことになった。


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