第11回大雪ライオンズクラブ旗争奪ジュニアユース選手権 兼  高円宮杯ユース(U-15)旭川地区予選

3位決定戦
北 門4−0(1−0)北 都
得点者 市場(27分),宿村(40分,41分),相澤(53分)〔門〕
北 門 GK寺本 DF横田,渡邉,柳谷 MF若狭,岸山,鈴木陸,石田,早坂 FW市場,宿村
交替/GK猿渡 FP佐々木,服部,三谷,角谷,鈴木拓,相澤,長井
北 都 GK佐藤 FP山口,中條,山本,渡辺 MF工藤,和泉,菊池,櫻井,片岡 FW柏柳
交替/FP須貝,佐々木
主審/五十嵐(東神楽) 副審/添田(春光台),小野(鷹栖) 第4審/對馬(富良野東)
【戦評/則末(啓北)】 3位決定戦は今大会旋風を巻き起こしている北都と実力がありながら今季今一つ結果を出せない北門の対戦となった。北都は3バックに加え山口もDFラインに位置し,さらに片岡もかなり低めのポジションをとりディフェンシブな戦いを見せる。一方の北門はいつものように先発を昨日と3人も入れ替えて臨む。石田を右アウトサイドに出し,負傷を押して出場の岸山をボランチに,市場,宿村のツートップの突破力にかける。開始早々相手の出方をうかがっていた両チーム。5分北門が先にチャンスをつかむ。MF鈴木陸が中盤でボールを受けると石田にスルーパス。石田の折り返しはわずかに合わない。7分には岸山が初シュートを放つ。北都は逆に得意のカウンターから北門DFを慌てさせる。MF片岡のポジションが徐々に上がり始め,スルーパスからスタメンに起用された工藤を走らせる。この攻撃以降北都の勢いが増す。11分北都は右CKを得る。片岡のCKを柏柳がフリーでヘッド。完璧にとらえたボールはゴールに向かったが,惜しくもポストを直撃する不運。さらに菊池,片岡が立て続けにシュートを放つ。この時間帯北都の縦へのフィードと素早い出足に北門は押され気味となる。DF陣も柏柳,菊池らのスピードに手を焼き,後手にまわる。北都のディフェンスへの意識はすばらしく,一人かわされても,次から次へとカバーリングに入り,北門にサッカーをさせない。しかし,この時間帯に先制点を奪えず,また前半を0対0で折り返すことができなかったことがこの日の北都には不運だった。27分北門は右サイドのロビングボールから混戦にもちこみ,最後は早坂がシュート。惜しくもはずれたものの,両サイドからの長いクロスボールの成果が28分についに生きる。左サイドにまわった交替出場の佐々木が逆サイドまで見事なクロスボール。プルアウェイしながら巧みにフリーになった市場がインサイドのボレーで合わせて均衡を破る。その1分後には今度は早坂が同じような形からクロスボール。宿村がフリーでシュートを放つが今度はGK佐藤がかろうじてはじきだす。両サイドからの攻撃をしかけた北門の1点リードで前半を終えた。 後半徐々に両チーム疲れがでたのか,中盤にスペースができはじめる。北門はそのスペースを逃さず,MF佐々木がゲームをコントロールし出す。34分には市場から出たスクエアなパスを佐々木がワントラップして左足でシュート。さらに若狭のCKからのこぼれ球を宿村が右足でねらう。40分北門は貴重な追加点を奪う。右サイド奥にオフサイドラインぎりぎりに飛び出した市場が中央へ待つ宿村へ丁寧な折り返し。宿村はなんなくこのボールを合わせる。さらに41分には,佐々木のパスから宿村が抜け出し決定的な3点目をあげる。この1点で北都のバランスは崩れる。佐々木が中盤でフリーでプレーでき,左サイドで張って待つFW市場がフリーとなるシーンがたびたび見られる。53分には岸山のCKを途中出場の1年生MF相澤が飛び込みながら見事なヘディングで駄目押しの4点目を奪う。北都も最後まで1点を取りにいき,佐々木,須貝らが必死にゴールに迫る。終了間際には菊池のボールから須貝がラストチャンスを得るがものにできず。北門が4対0で勝ち全道大会3つめの枠を勝ち取った。しかし,敗れたとはいえ今大会の北都は中連の悔しさを見事にはらし,チームの特徴を生かした全員サッカーを披露した。U-15世代の見本となるような試合に対する姿勢を示唆してくれた北都の健闘を大いに讃えたい。



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