平成14年度中連旭川大会

決勝

緑が丘2−0(1−0)北 門
得点者 高屋(8分),廣富(20分)〔緑〕
緑が丘 Gk森 DF白石,瀧新,真嶋 MF岩原,酒井,熱田,曽根,出崎 FW廣富,高屋 交替/FP中村,伊藤,黒沼,斉藤,高橋
北 門 GK神林 DF山口,山崎,嶋田 MF林,石田,市場,林崎,大上戸 FW天池,鈴木貴 交替/FP長尾,木下,谷地元,高橋,鈴木祐
主審/西川(聖園)  副審/大西(附属),添田(春光台) 第4審/伊藤(広陵)
【戦評/則末(神居)】
 激しい戦いで疲れ切った中で迎えた決勝戦。両チームとも負傷者が続出し,レギュラーメンバーにフルタイムの出場が見込めず,控え選手を含めての総力戦となった。緑が丘は瀧新をDFラインにさげ,北門の攻撃力を防ぐ作戦。攻撃では右サイドの高屋,岩原をワイドにはらせて,サイド攻撃に攻めの糸口を見いだす。一方の北門は同じく主力選手を欠くもののポジションをいじらず,控えメンバーをそのまま配置し,林崎を中心に左の石田,右の林のサイドアタック狙い。序盤,互いに両サイドからの攻撃に活路を見いだそうとする。しかし,北門の中盤に押され気味の緑が丘は7分で瀧新をあげ,中盤での主導権を握ろうとする。そんな矢先の8分,緑が丘酒井が右サイドにパスを送ると,出崎が走り込み飛び出してきたGKよりも一瞬速くボールにさわりセンタリング。中央では高屋が全くのフリーで待ち受けインサイドできっちりゴールに流し込み先制した。この1点で受け身に回った緑が丘は北門に中盤を支配される。ややゾーンが下がってしまい,中盤でのプレッシャーが弱く,林崎,市場,大上戸が丁寧に組み立てを図る。また,緑が丘にボールを奪われた時には,素速いアプローチでボールを奪取し,中盤を制圧する。ゲームメーカーの林崎にボールを集め,丁寧な展開を図るが,緑が丘の最終ラインも白石を中心によくまとまり決定機は作らせない。北門もボールは支配するものの,突破のパスが出せず,林,石田のサイドをつくことができない。やや膠着状態となった20分,緑が丘は中盤の強化に伊藤を投入。対する北門もチャンスメーカーの高橋を投入する。これにより高橋,林崎のコンビによりチャンスが生まれ始める。25分の石田のシュート,26分の鈴木貴の突破とチャンスを作り出すが,緑が丘も白石が的確なカバーリングにより北門のチャンスの芽を摘む。
 後半北門はスピードのあるFW木下を投入し,縦への突破を試みる。36分,北門は林崎が木下とのワンツーで抜け出しGKと1対1となるが,GK森の出足にあいシュートはバーのわずか上にはずれる。しかし,次第に木下のスピードを生かし,右サイドを突破しペースを握り出す。9分には高橋がDFのギャップを縫うスルーパスを通すと木下が走り込み,短く渡したボールを長尾がシュート。木下と重なったためわずかにジャストミートしなかったもののリズムは北門が奪う。さらに12分,長尾がドリブルで中盤を抜け出て,鈴木祐がシュートを放つがこれもGK森の好ブロックにあい得点には至らなかった。この時間帯右サイドのスペースを積極的に活用し,高橋,木下らが飛び出す北門のペースでゲームが進んだが得点できなかったことが勝負の分かれ目となった。次第に瀧新,伊藤を中心とした緑が丘が中盤でボールを拾い始め,高屋,廣富の右サイドを中心に攻勢に出る。そして20分,中盤でボールをカットした廣富が高屋とのリターンパスからGKの頭上を越えるシュートを放ち決定的な追加点を奪った。北門も何とか1点を返そうと長尾がシュートを放つが緑が丘DFをくずすことができない。結局そのままタイムアップ。緑が丘が2年連続の優勝を飾った。


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