準決勝　11月14日（土）光陽中学校
神居東１−０（０−０）六　合
得点者	谷口（６分）（神）
神居東	GK水口　FP堀，平田，谷口，高橋
六　合	GK長内　FP赤石，武田和，土門，庄司蒼　交代/GK本田
8年ぶり3度目の準決勝進出の神居東と初めてベスト4に進んだ六合の対戦となった第1試合。土門，赤石の最後尾から武田和，庄司蒼にキックインから長いボールを入れる六合。前線からのプレスも速く，神居東にボールキープを許さない序盤。堀にボールを集め，局面を抱かししてから崩しにかかる神居東だが，六合の読みも鋭く，インターセプトを狙い神居東になかなかハーフラインからの突破を許さない。残り２分となり，谷口の動きが活性化し，高橋とのワンツーからシュートを放つなどするが，六合GK長内も好セーブを見せる。しかし，前半は六合の攻守の切り替えの速さに攻撃を遅らされた感がある神居東がなかなかリズムをつかめない。しかし，谷口，平田の体を張った守備と，GK水口のシュートストップでスコアレスで前半は終わる。後半もキックイン，CKから六合がパワフルな攻撃を見せる。神居東は前半と変わり堀がピヴォに近い高いポジションを取り出す。その効果が39秒に表れる。自陣でボールを奪った，谷口が堀とのワンツーで抜け出し，GKの肩口に先制点を決める。六合はGKの真ん前の高い位置で受けようとする庄司蒼にボールを預けようとするが，神居東平田がタイトなマークでフリーにさせない。9分六合は赤石，庄司蒼とつないで，逆サイドの武田和完全にフリーとなってシュートを放つが，ボールはわずかに右に外れる。終盤になり，神居東は堀を再び最後尾に下げて，逃げ切りを図る。残り16秒土門，赤石とつないで武田和とデザインされたプレーでゴールに迫るが得点できず。試合は神居東が1点を守り切り，決勝へと駒を進めた。
啓　北３−３（１−２）＜PK4-2>神　楽
得点者	土谷（3分），佐藤駿（6分），木下（11分）（啓）木村（2分，4分，10分）（啓）
神　楽	GK甲斐　FP菊地，木村，中村，中濱　交代/FP西埜，栗原
啓　北	GK養老　FP尾崎，佐藤駿，茂木，土谷　交代/FP木下
４年連続で準決勝に進んだ神楽と11年ぶりに準決勝に進んだ啓北の第2試合。後方に木村，菊地と安定したプレーヤーを配置し，前線の中村，中濱と俊敏な選手が相手守備陣をかきまわす神楽。啓北も後方には佐藤駿，土谷とボールを収められる選手を配置し，前線には尾崎，茂木とパワフルなプレーで打開を図る啓北。序盤は両チームリズムを奪いあおうとするが，ボールデッドになる機会も多く。落ち着かない展開が続く。2分キックインから菊地がポストをたたくシュートを放ち，流れが神楽に傾く。2分28秒神楽は中濱のキックインから木村が豪快にけり込んで先制する。しかし，3分34秒啓北は土谷がインターセプトからゴール右上に蹴り込んで同点に追いつく。しかし神楽も4分53秒ハーフラインでボールを奪った木村が，相手DFを抜き切る前に右足を一閃。ボールはゴール左サイドネットに吸い込まれ，再びリードを奪う。どちらも相手のボールを奪ってからのカウンターを狙う一進一退の前半は神楽の1点リードで終える。後半は開始16秒自陣からゴール前に佐藤駿が長いボールを入れる。GKの前で尾崎が合わせようとしたことがフェイントとなり，ボールはそのままゴールインし同点に追いつく。佐藤駿のボールのためからチャンスをつかみだす啓北。最後尾で佐藤駿が相手選手を一人はがして数的有利を作り出し，ゴールに迫る。茂木，尾崎もフリーとなる動きで余りはじめ，優勢に試合を進める。自陣から攻撃に入るパスに精度を欠きだした，神楽は徐々に攻めあぐねる。しかし，10分9秒神楽は中濱に楔のボールが入るとサポートした菊地にショートパス。菊地がゴール前の木村にラストパスを送ると，木村はGKの股間をぬって，再びリードを奪う。残り42秒啓北は右からの佐藤駿のグラウンダーのキックインを木下がバックヒールで流し込み粘り強く同点に追いつき，PK戦に突入する。神楽が2人失敗したのに対し，啓北は4人すべてが決め決勝へと駒を進めた。

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