平成30年度上川代表決定戦


 

1回戦
永 山2−0(1−0)鷹 栖
得点者 荒木(22分)、西村空(60+1分)(永)
永 山 GK伊藤(糸田) DF金子,工藤,五十川,佐竹 MF西村柊,串田,土井,西村空 FW荒木,平山
鷹 栖 GK佐々木香 DF浜中,鈴木,藤川(相内),伏見 MF渡辺,長谷部,斉藤,楠本、小高(加藤聖) FW市川
 準決勝第1試合は旭川市中連優勝の永山と上川四地区で唯一の中央地区から勝ち進んだ鷹栖の対戦となった。 序盤から永山は、串田を中心に細かなパスワークでゲームを組み立てる。平山へのくさびのボールが収まり、土井、西村空の両サイドからワイドな攻撃を仕掛ける。プレーゾーンを鷹栖陣内奥深く押し込まれた鷹栖はトップの市川にボールを集めようとするが、ラインが低くトップが孤立する。また、中盤の守備もよく鷹栖の攻撃の芽を摘んでしまう。鷹栖はボールを保持しても、永山の攻撃を警戒してかラインが上がりきれず、前線へのボールは永山CB五十川、金子に処理されてしまう。串田、平山にボールが集まる永山は、相手ペナルティエリア付近にまで何度も侵入するが、ラストパスが合わずなかなか決定的な場面は迎えられない。16分永山は荒木、平山とボールをペナルティエリア外でつないだところをファウルをうけFKを得る。このFK串田が狙うがGK佐々木がキャッチする。その直後、串田がGKを破ってセンタリング、中央でボールを受けた西村空がシュートを放つが、鷹栖守備陣がゴールから掻きだし、鷹栖はピンチを免れる。なかなか得点を奪えない永山だが22分、金子からパスから平山がポストプレー、前を向いて受けた西村柊がスルーパスを送ると荒木がワンタッチから見事なシュートを決めて先制する。鷹栖も小高がゴールに迫るが、脅かすまでには至らない。前半は串田、西村柊の中盤が完全に鷹栖を制圧したが、鷹栖の集中した守備に合い永山1点のリードで終わった。 後半も永山のリズムで試合は進む。荒木、平山にくさびのボールを入れたときの、サポートする選手の距離感がよく、西村柊、串田らが前を向いてスルーパスを狙う。平山にくさびが入ったときには荒木は、荒木に入ったときには平山が裏をねらうというように2トップのコンビネーションもよく、後半も鷹栖自陣深く押し込める。永山平山にぴたりとマンマークしながら、藤川のカバーリングで何とか追加点を与えない鷹栖は、斉藤が中盤でボールに触る機会が増え始め、楠本、市川を使って何とか反撃しようとするが、佐竹、工藤が高い位置を取る永山の攻撃に、カウンターのチャンスも作らせてもらえずほとんどシュートチャンスが作れない。しかし、永山もゴール前に人数をかける鷹栖を崩しきれずなかなか追加点を奪えない。51分には工藤のオーバーラップから荒木が久々のシュートを放つがボールはゴールの枠をとらえきれず。60+1分永山はペナルティエリア外で平山、串田と横パスをつなぎ、最後は西村空がGKの頭上を破るだめ押しのゴールを決め、試合を決定づけた。終始、相手陣内に押し込んだ永山が2対0で鷹栖を破り、6年ぶりに準決勝進出を決めた。

広 陵6−1(3−0)中富良野・富良野西
得点者 宮田(10分、12分)、柄澤(24分、35分)、栗栖(38分)、齋藤(59分)(広)仁科(58分)(富)
広 陵 GK堀(時山) DF河野(木),牛田,柄澤,井上(齊藤) MF小笠原(成田),藤澤(安蘇),宮田(古舘),野澤(木谷),高橋(田中) FW栗栖(小泉)
富西・中富 GK川崎 DF山木,内海,笹川,徳弘 MF幸田,小川,仁科,金谷、石野 FW清水
 Bピッチ第1試合は、旭川3位の広陵と4地区2位の富良野西・中富良野合同チームとの対戦。立ち上がり3分までに藤澤、栗栖、橋がシュートを放つなど富良野陣内に押し込んだ状態が続く。5分には広陵は左サイドからの宮田のクロスに藤澤がボレーで合わせるも、わずかにゴール右に外れる。防戦一方だった富良野は何とか奪ったボールをFW清水につなぐも広陵柄澤のディフェンスに合いチャンスにならない。 10分富良野DFのクリアミスを拾った広陵栗栖がGK川崎を交わしてシューとを放つもやや力のないシュートふらのDFが2人詰めてクリアするもクリアが宮田の前に来たものを詰めた。13分広陵左に出た栗栖から中央にいた藤沢を経由し宮田へ渡りこれを落ち着いて決め2−0。22分右コーナーを得た広陵のキッカーは宮田。ニアサイドの柄澤がヘディングで落ち着いて合わせて3点目を挙げた。 後半に入り、立ち上がりこそ富良野、幸田、金谷など中盤でボールをつなぐ場面も見られたが地力に勝る広陵は、34分左コーナーキックを得ると河野のショートコーナーを受けた齋藤がダイレクトに中央へ入れたボールを柄澤がボレーで決めDFながらこの試合2点目を挙げ4−0とすると直後の38分には栗栖が追加点をあげる。随所で富良野西・中富合同チームは、DF登録ながらゴールを守る川崎やサイドバックの笹川など守備陣が粘りの守備を見せる場面も見られ、得点差がついても集中力は途切れることなくプレーを続けている。すると27分、この試合2つめのコーナキックを得ると、富良野西・中富合同チームは幸田が左からのコーナーを蹴る。ゴール前にいた仁科がこれにあわせて一矢報いた。その直後、広陵齋藤が追加点をあげ、6−1旭川広陵が2日目の準決勝に駒を進めた。

忠 和1−1(1−1,延長0−0)<PK4-3>上富良野
得点者 中西(21分)(忠)斎藤(27分)(上)
忠 和 GK小林 DF橋,本間,内嶋,大高琳 MF中西,土井,山崎,角田,森川 FW小坂
上富良野 GK村太 DFキ知木,金子,村田,小玉 MF一條、千葉、佐藤愁(吉田)、日高 FW斎藤,多湖
 上富良野は中盤の千葉にボールを集めながら、2トップの多湖、齊藤がスピードを生かして相手守備陣のギャップを狙う。一方の忠和は、山崎、森川で中盤を作りながら、右サイド中西がスピードのあるドリブルから突破を図り打開を図る。一進一退で両チームとも自分たちのリズムを取り合おうとする序盤。16分上富良野は千葉の右CKがファーポストに流れてくるところを日高がダイレクトで狙うがGK小林が横っ飛びにセーブしてしのぐ。やや押し気味の上富良野は、トップの多湖にボールが収まり、齊藤が左サイドの突破を仕掛ける。CB小玉もサイドでボールを受けては、質の高いロビングボールを入れる。しかし、忠和は21分左CKを得、は土井の左CKから中西がゴール前に飛び込み先制のヘッドを決める。57分上富良野は左サイドで金子が縦パス。中盤で相手DFと競り合った齊藤が前にドリブルで進むと、そのままペナルティエリアに進入。右足で同点ゴールを決める。前半はセットプレーでそつなく1点を取ったが、前線の多湖、齊藤の鋭い動きでチャンスを作った上富良野がややペースを握って終えた。 後半に入り忠和は森川、角田の中盤がボールを拾い始め、トップ下の山崎が前を向いてプレーできる機会が増え始める。小坂がドリブルからシュートを放つなどするが、枠をとらえきれない。小玉を軸に堅い守備でしのいだ上富良野は、千葉を中心に再びリズムを取り出す。齋藤が左から、中央で多湖がボールを受け、小気味よいプレーでゴールに迫る。リズムの取り合いのゲームは互いの特徴を生かしながら一進一退のゲームとなる。34分には内嶋の左サイドからのパスに土井がシュートを放つ。50分には土井のCKを起点に橋がミドルシュートを放つ。中盤で森川が基点となって左右に配球しだした忠和は、攻撃の厚みも出だし、ゴールに近づく。しかし都知木、小玉の粘り強い守備に合い、次第にゲームは膠着状態に入る。上富良野の俊敏な2トップに対し忠和のCB大高、本間も堅い守りを見せ試合は延長戦に入る。 延長戦に入り忠和は小坂がスピードを生かして、何度かチャンスを作ろうとするが、上富良野守備陣は崩せず。上富良野も決め手に欠き勝負の行方はPK戦にゆだねられた。PK戦ではGK小林が2本をストップの活躍で忠和が準決勝へと進んだ。

緑が丘2−1(0−0,延長1−0)富良野東
得点者 西條(31分),平林(69分)(緑)高田(46分)(富)
緑が丘 GK山本 DF藤澤(河合),大村,八島,武田 MF西條,阿部,辻,村(堀田) FW平林,野原(安部)
富良野東 GK藤原樹 DF渡辺,谷口、馬場,金山 MF今井,近藤,藤原蒼(神谷),上杉 FW上関,高田
 Bピッチ第2試合は、旭川3位の緑が丘と4地区1位の富良野東との対戦となった。緑が丘は3位同士の抽選の結果、第4代表となり、4地区1位の富良野東との対戦となった。富良野東は、エースの神谷を鎖骨骨折でスタメンには名前を連ねておらず、苦しい戦いが予想される。緑が丘堕しない大会でDFの平林をFWにあげ、阿部を中盤に下げて、中盤の組み立てを担わせる狙いか。試合い開始早々富良野東がコーナーを得るも、シュートには至らず。対する緑が丘はDF大村が右サイドをドリブルで上がり、西條とのコンビネーションを見せるかと思われたが、角度のないところからそのままシュートを放ちゴールバーの上を越えていく。富良野東は、上関が攻守の中心的な役割を果たしている。緑が丘は西條が右サイドを上がりゴールライン付近まで運びクロスをあげるも、富良野GK藤原樹の正面でキャッチされる。中盤で富良野は、上関に加えて1ねんせいのうえすぎなど他の選手もフィジカルで劣るもののよく戦っている。一方緑が丘は、この試合中盤に起用した阿部にボールが入ったときに攻撃のスイッチを入れたいところだが、阿部によいボールがなかなか入らない。16分には、スタメンを外れていた神谷を投入し、早くも勝負に出た。21分には負傷した緑が丘藤澤に代えて河合をDFに投入。23分のコーナーはよいキックが直接ゴールに向かうも富良野GK藤澤樹がナイスフィスティング。緑が丘はやや優勢に攻めるも富良野東の守備陣粘りのディフェンスで4本とパスをつながせない。その中で神谷にボールが渡ると緑が丘DFラインの裏へ1年生の高田を走らせクロスをあげたかに見えたがわずかにゴールラインを割っていた。後半に入り、31分右の西條にボールが渡るとスピードを生かして、ゴールに向かってDFラインを突破。角度のないところからシュートし緑が丘が先制する。そこから選手の動きに躍動感が出てきて徐々にリズムは緑が丘へと傾く。42分緑が丘は、左サイドで村がボールを受けると中央付近の阿部へ横パスを少ないタッチでつなぐと受けた阿部はダイレクトでたてへ走り込んだ辻へ送るチャンスになりかけたが得点には至らなかった。対する富良野東は47分、中盤で馬場が鋭いチェイシングを掛けると、ヘッドダウンした相手から上関が体をねじ込みボールを奪取。斜めにドリブルしペナルティーエリア中央付近から左前方へのパスを高田が追いつきシュートを流し込み同点に追いつく。緑が丘は51分西條がカットインから枠内へ鋭いシュートを放つも富良野東GK藤原のファインセーブにより勝ち越せない。57分には緑が丘途中交代で入った安部が鋭くカットインするも富良野東DF陣が集中して守り勝ち越し点を与えない。その直後にペナルティーエリアすぐ外で得たフリーキックを緑が丘阿部が強く蹴るもバーをたたく。試合は延長へ。 緑が丘は、延長前半ボールをキープしながら相手陣内へ運ぶも足をつる選手が続出。延長後半3分富良野の右サイドのコーナーは神谷が蹴ったボールを上関がボレーワンバウンドでバーをたたき勝ち越し点を逃す。緑が丘は押し込まれている中からカウンター気味に阿部から本日DFからFWに上がっていた左サイドを駆け上がった平林へ。平林がワンドリブルでDFを振り切り、角度のないところから逆サイドへ絶妙のシュート。最後に大きな仕事をした。ところで試合終了。2−1で緑が丘の勝利。






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