平成29年度上川代表決定戦


7月8日(土)士別天塩川
準決勝
広 陵1−0(1−0)東 川
得点者 武田(10分)(広)
広 陵 GK阿部 DF寺崎,武田,柄澤,牛田 MF吉田,西脇(高橋巧),石崎,浅田(野澤),唐太 FW高橋玄(宮田)
東 川 GK早川 DF柏倉,吉田,石坂,長田 MF山田,石澤,西潟,遠藤(袴田) FW寺西,千葉(松岡)
 序盤互いにセーフティーに前線に長いボールを多用する。広陵は武田からワントップの高橋玄をターゲットにフィードする。一方の東川は守備ゾーンではシンプルに前線に入れながらも、中盤で収まった時には短いパスを中盤でつなぎながら組み立てを図る。ボール支配率を高めると、東川はラインを高く設定し厚みのある攻撃をしかけると同時に、コンパクトにプレスを仕掛ける。またサイドバックもオーバーラップを仕掛け、右DFの石坂が右サイドをドリブル突破するなどチャンスをつかむ。10分広陵は東川のクリアボールを拾った武田が40mの距離から意表をついたロングシュート。これがGKの頭上を破って先制点となる。東川は13分千葉の右からのクロスが左ポストに当たるところを寺西が押し込もうとするが広陵守備陣も必死の守りで阻止する。東川のポゼッションに対し広陵は武田を中心としたラインコントロールで対応。巧みなオフサイドトラップで東川攻撃陣を罠にかける。広陵のパワフルな攻撃に押し込まれたときには我慢の時間が続くが、それをしのいで相手陣内にボールを運んだときにはパスワークに冴えが見られる。24分には石澤の短い縦パスから千葉が抜け出してシュートを放つなど東川も鋭い攻撃を見せる。広陵は前線にボールを当てた後、石崎の左サイド、西脇の右サイドとワイドにピッチを使いながら高橋玄めがけてクロスボールを入れ、唐太がこぼれ球にからんで攻撃を仕掛ける。武田のロングシュートで1点は奪ったものの、決定的チャンスは東川に分のあった前半は広陵のリードで折り返した。 後半は東川のペースでスタートする。32分東川は西潟からのパスから寺西が右サイドを突破、鋭いグラウンダーのボールを入れGKがはじいたところを千葉がシュートを放つがGK阿部がストップする。広陵も武田のCKや高橋玄んお突破などから追加点を狙うが、東川吉田、長田のCBも落ち着いて対応し、追加点を与えない。気温も高く次第に体力が消耗し出すとフィジカルに勝る広陵が押し気味に試合を進め出す。武田、石崎の両サイドのCKからは鋭いボールが入り、高橋玄のドリブル突破からのシュートなどチャンスの機会が多くなる。運動量が落ちてきた東川はポゼッション率が下がり、ゾーンも下げられてしまい、パスコースが少なくなるため攻撃に人数をかけられなくなる。逆に広陵はサイドバックの寺崎がオーバーラップをかけるなど,前線に人数をかけるようになる。それでもトップの寺西にボールが収まった時には東川もまだまだチャンスをつかめる。53分には寺西が中盤でボールを受けると逆サイドのオープンスペースにパス。フリーでボールを受けた西潟がドリブルでボールを運んでシュート性のクロスを送るが広陵GK阿部がキャッチする。57分にも長田のスルーパスから寺西が抜け出してDFをはずしてシュートを放つなど最後まで反撃を試みる。29分には西潟の右サイド突破から中央にボールを入れ、山田のラストパスから柏倉がシュートを放つがボールはわずかにゴールバーを越える。終盤の東川の猛攻を防いだ広陵が1点を守りきり、全道大会出場を決めた。
緑が丘3−1(2−0)神 楽
得点者 西條(0分、20分)、森(20分)(緑)木下(33分)(神)
緑が丘 GK佐藤 DF大熊(小林),勝山,栗林 MF阿部,北嶋(武田)、大西、浅野 FW平林(湊谷),森,西條
神 楽 GK今井 DF大盛,栢木大,谷口,栢木楓 MF木村,藤本周,木下,松尾,藤本爽 FW長岩(栗原)
 雲1つない青空の中、全道大会出場をかけた戦いが始まる。キックオフは、緑が丘。開始早々、緑が丘は左サイドからのクロスをJ番西條がワントラップし、ゴール上にシュートを決め、先制する。神楽も落ち着きを取り戻し、巧みなパスワークから攻撃を仕掛けるが、堅い緑が丘DF陣を崩すことができない。10分緑が丘J番西條が右サイドを取り突破し、ゴール左サイドにスルーパスを送るが味方にうまく合わず、得点ならず。緑が丘は19分、J番西條が左サイドから右サイドL北嶋にクロスをあげ、L番北嶋が頭で合わせるが、神楽GK今井のファインセーブに合う。直後の20分I番森が西條からパスを受けてシュートを放つと、神楽ゴールに突き刺さり、追加点を挙げる。神楽もI番木下を基点に左サイドG番松尾にボールを集め、サイド攻撃を仕掛ける。前半終了間際の緑が丘L番北嶋、平林のシュートは神楽GK今井に阻まれる。ここで前半終了。2−0緑が丘リードで折り返す。 後半のスタート。キックオフは神楽。暑さが増し、両チームともに少し、疲れの色が見え隠れする。33分神楽はI番木下が35mのロングシュートを放つと、ボールは緑が丘ゴールバーにあたりながらもゴールに吸い込まれ、1点を返す。これでリズムをつかんだ神楽が立て続けに右サイドから攻撃を仕掛ける。緑が丘も粘り強いディフェンスからJ番西條にボールを集め、神楽陣内に攻め込む。44分神楽は右サイドでの細かいパスをつなぎゴール前へのショートパスからシュートまで持ち込むが、ミートできず。緑が丘GK佐藤がなんなくキャッチする。52分、緑が丘はJ番西條が縦のスルーパスに素速く反応して抜けだし、ゴール左隅に決め、神楽を突き放しにかかる。59分G番松尾の左足のシュートはゴールバーの上。直後に迎えた緑が丘のチャンスは、神楽DFとGKが体を張ってゴールを死守する。そして試合終了のホイッスル。3−1で緑が丘が決勝へ進んだ。






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