7月8日(土)士別天塩川 |
決勝 |
緑が丘2−1(0−0)広 陵 |
得点者 |
O・G(30分)、平林(35分)(緑)石崎(35分)(広) |
緑が丘 |
GK佐藤 DF大熊,勝山,栗林、浅野 MF阿部,北嶋(湊谷)、大西 FW平林,森,西條 |
広 陵 |
GK阿部 DF寺崎,武田,柄澤,牛田(齊藤) MF吉田,西脇(高橋巧),石崎,浅田(野澤),唐太 FW高橋玄 |
上川第一代表をかけての決勝。敗れると全道大会での1回戦からの登場となるため、全道大会出場が決まっているとはいえ重要な試合となった。開始直後から緑が丘は前線から圧力をかけて、主導権を握ろうとする。開始5分には西條が右サイドをスピードに乗った突破から折り返し、森が戻したところを大西がミドルシュート。ボールは左ポストを惜しくも左ポストをたたく。その1分後には広陵石崎がスルーパスに抜け出す。さらに5分にも石崎が中央で突破を図り中央でFKを得るなど、開始早々から活発な攻め合いとなる。広陵は武田、柄澤のCBからトップの高橋玄の高さをめがけて、ダイレクトで前線に蹴り込む攻撃が多くなる。緑が丘も序盤は大熊、勝山から平林の横のスペースめがけてロングフィードを多くなり、両チームとも中盤でのボールの拾い合いの争いとなる。飲水タイム後から緑が丘は徐々につなぐ意識が高まり、大西に右サイドの浅野を基点として、意図したパスが多くなる。また、前線のプレスがかからないためフリーな状態でパスを送り、アバウトなボールでなくスペースを活用した縦パスが多用されるようになる。しかし、前半は両チームともなかなか決定的な場面を作れずに無得点で終了した。 開始57秒緑が丘は大熊のロングフィードから前線に飛び出した森がフリック。慌てた広陵守備陣のクリアがそのままゴールに吸い込まれ先制点を奪った。35分再び大熊の縦パスが平林に渡り、平林がGKもかわしてゴールに流し込み追加点を奪う。しかし広陵はキックオフのボールを下げたところを石崎がダイレクトでキック。60mの距離から放ったロングシュートはワンバウンドしてGKの頭上を越えゴールインし1点差に追いつく。後半に入り緑が丘は中盤で横パスで相手DFをずらしながら、広陵DFの横のギャップをついて森、平林らがスペースに走り込み虎視眈々と得点チャンスを狙う。46分緑が丘は西條が右サイドで受けスルーパス。右サイドに走り込んだ平林が左足で強烈に狙うが、GKに当たってボールはゴールポストに嫌われる。広陵も高橋玄のポストプレーを軸に反撃。52分には石崎の左サイドの突破からシュートを放つがボールはわずかにゴール右へ。56分大熊の右からのフィードに森が抜け出てシュートを放つなど、終盤になり両チームとも縦へのフィードが多くなるが、疲れの見え始めた守備陣も懸命にディフェンスする。終盤の石崎の突破も勝山が落ち着いて対応。森も最後まで前線でプレスをかけ続け、広陵守備陣からのフィードの質を落とさせる。最後まで走りきった緑が丘が2対1で勝利し、2年連続17度目の上川代表決定戦優勝を勝ち取った。
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