1回戦・2回戦〜6月28日(火) 準々決勝〜6月29日(水) 準決勝・決勝〜6月30日(木)東光スポーツ公園 |
決勝 | |
愛 宕1−0(0−0)北 門 | |
得点者 | 菅原(45分)(愛) |
愛 宕 | GK高木悠 DF上堀,有持(宮地),谷口 MF三浦(柴田),藤井,鎌田(高木虎),佐藤(浅野),滝ヶ平(菅原),高橋 FW古本 |
北 門 | GK瀧田 DF高橋(大島),星,丸山,原悠 MF那須(埴生),篭場,水正,原涼(白川) FW山本,堀本(荒瀬) |
30度を超える中での決勝,互いに2試合目であり,体力,集中力の持続が鍵とみられた。疲れからか序盤から前線と最後尾までがやや間延びしている展開。中盤でプレッシャーが弱いため愛宕は高橋,滝ヶ平らが佐藤へのスルーパスを通して主導権を握ろうとする。しかし,次第に有持,上堀らからロングフィードが多くなる。北門は丸山,星が長いボールをはじき返して対応するが,13分上堀からのロングフィードの処理をもたつくと,古本が虎視眈々とゴールを狙う。14分にも高橋と古本のホットラインから古本がミドルシュートを放つなど愛宕が支配率を高めて押しごみに試合を進める。北門は水正をトップに挙げ,そこを基点としてカウンター攻撃に出たいが,DFラインとの距離が遠いため,なかなか質の高いボールが水正に入らず攻撃に移れない。23分北門は山本のスルーパスから原涼がシュートを放つが愛宕DFに阻まれる。25分北門は右サイドで作りながら水正がシュート体制に入るが,愛宕守備陣の体を張った守備で阻まれる。前半の終盤は愛宕が中盤でボールロストが増え始め,北門が山本,水正を中心に堀本がからんでペースを盛り返して終了した。 後半に入ると両チームともかなり運動量が落ち,中盤でスペースがより生まれる。そのスペースで堀本がボールを受けて前線に配給し北門がまずペースを握り始める。36分にも堀本が右サイドを突破してクロスを入れチャンスを作る。堀本と水正のコンビネーションからリズムを作る。愛宕は古本にボールを集めたいが,運動量の低下によりボールを中盤で奪えずなかなかカウンターにつなげられ対応する。44分愛宕は古本がバイタルエリアでターンし,中央左で待つ菅原へスルーパス。抜け出たところを北門守備陣がたまらずファウル。このPKを菅原が落ち着いて蹴りこんで待望の先制点を奪った。1点を追いかける北門は反撃を試みる。3度あったCKも風と疲れからものにできない。愛宕お上堀,谷口がしぶとく守備をし北門にシュートチャンスを与えない。終了間際の山本の直接FKも枠をとらえられず。愛宕が1対0で勝利し,21年ぶり度3度目の優勝を飾った。 |