平成28年度上川代表決定戦


7月8日(金)・9日(土) 士別天塩川サッカー場

準決勝
北 門3−0(2−0)士 別
得点者 堀本(8分,10分),白川(57分)(北)
北 門 GK瀧田(澤田) DF星,原悠(宮武),大島,丸山 MF高橋(那須),堀本,原涼(高森),篭場 FW水正(荒瀬),山本(白川)
士 別 GK武田侑 DF弓場,田中,柳瀬,泉田 MF三留,島尻(池田),武田朋,城野(水留),柴崎 FW中田(尾崎)
 若干の東からの風,曇り空の中,決勝進出をかけた戦いが,北門のキックオフで始まった。立ち上がりから押し気味にゲームを進める北門だが,士別ディフェンスもゴール前をしっかり固め,得点を防ぐ。前半6分の北門のCKはキックがゴールを割ってしまう。8分,北門はFKをJ番堀本が蹴り,直接ゴールに入り,先制点を奪う。10分,北門はH番水正が右サイドで縦パスを受け,ゴール前のJ番堀本へ横パスを送り,堀本が決め,2−0とする。士別もP番柴崎のドリブル突破からチャンスをうかがう。15分,中盤を支配し始め,ピッチ中央付近で得た士別のFKはゴールキーパー正面。20分北門のFKはI番山本が蹴るが,キーパーがキャッチ。北門は25分,左サイドで得たFKにヘッドで合わすが,ゴール上にはずれる。前半終了間際の北門のFKは,A番高橋がゴール前でフリーで受け,シュートを放つが,ゴール左に外れる。
 後半,士別のキックオフでスタート。前半同様,北門が押し込む。士別は,トップの柴崎にボールをあて,北門ディフェンスを崩しにかかる。8分北門は右CKを得,J番堀本が蹴る。こぼれ球をP番高森がシュートを打つが,ゴールバー直撃で,得点ならず。15分,北門は右サイドでスルーパスを受けたP番高森がシュートを放つもゴール左へ外れる。その後,北門,士別ともに一進一退の攻防を繰り広げる。57分,Q番白川がゴール中央からシュートを決め,士別を突き放す。後半ロスタイムの士別の間接FKは北門DFに跳ね返され,得点に至らない。ここでホイッスルがなり,試合終了。3−0で北門が決勝進出を決めた。
緑が丘2−0(0−0)北 星
得点者 長谷川(53分,59分)(緑)
緑が丘 GK山本 DF名和,佐藤,小野寺,遠藤 MF畑山(大西),堀,工藤 FW長谷川,大熊,西田(森)
北 星 GK林 DF金平,前川(山本),西田,小西 MF八幡,向井,藤谷,岩田 FW三浦(久保),杉田
 序盤DFラインから前線へ長いボールを入れる北星は1分ハーフウェー付近のFKを藤谷が前線に正確なボールを入れ,こぼれ球を八幡がシュートを放つがGK山本がキャッチする。2分緑が丘は長谷川が,DFラインの裏に出たボールをドリブルで持ち込んでシュートを放つなど,両チームともリズムをつかみあうために前線へ早めのボールを入れ,積極的にシュートを狙う。互いにやや硬さのある立ち上がりだったが,7分過ぎから緑が丘に落ち着きが見られ始め,畑山が中盤でボールを落ち着かせ,トップの長谷川へのくさびのボールが収まり始める。左サイドの大熊や,堀がボールにからにはじめショートパスから崩しにかかる。12分には西田と大熊で左サイドを組み立て,大熊のクロスから長谷川がヘッドで狙うが,わずかに左に外れる。押されぎみの北星だが,ボールを奪うと藤谷がスピードのあるドリブルで前線に運んでシュートチャンスをうかがう。14分藤谷の右CKから混戦に持ち込み,向井がシュートを放つが緑が丘GK山本がワンハンドではじき出す。緑が丘ペースで試合は進むものも,フィジカルを生かした北星の攻撃もワンチャンスをものにする力が見られ,互いに隙を見せらられない。17分には左サイドバック西田のロビングボールに杉田が競り,つないだ横パスに藤谷がシュートを放つがシュートは弱い。ただ,北星の長いボールに守備陣がやや対応を誤る場面がある。北星の時間帯をしのいだ緑が丘は西田が丁寧なプレーから左サイドのスペースを活用。長谷川,堀らがダイナゴナルランから崩しにかかる。北星も29分藤谷の正確なCKがゴール前に入れるなどチャンスを作り,互いにリズムを取り合う前半はスコアレスで終わった。
 後半に入り緑が丘は長谷川と堀のツートップにシステムを変更。長谷川のポストプレーから堀との距離も近くなり,緑が丘が後半のペースをつかむ。3分には小野寺のパスから森を経由して長谷川がシュートを放つが北星守備陣がシュートブロックで防ぐ。小野寺,畑山らの中盤での組み立てが機能し始めた緑が丘は長谷川,堀と前線でのパスコースが確実に増えボール支配率が高くなる。8分緑が丘は小野寺のパスから長谷川が左サイドの森にパス。森がスピードに乗ったところを北星守備陣がファウル。PKを得る。しかし,長谷川が蹴ったこのPKをGK林がストップ。さらに小野寺のシュートも防いで北星はピンチを逃れる。12分には遠藤からの縦パスに堀が抜け出てシュート体制に入るが,金平がシュートブロックする。押し気味に試合を進める緑が丘だが,北星も金平が鋭い出足からインターセプトし緑が丘の攻撃の芽を摘む。また,GK林も再三のピンチを好セーブで防ぐ。14分には緑が丘堀がインターセプトからゴールに向かってドリブル,GKと1対1になるが,シュートをGK林がまたもビッグセーブしCKに逃れる。残り10分となり緑が丘は右サイドDF遠藤が起点となり正確なフィードからリズムを作り直す。しか,北星も金平が的確なカバーリングを見せ,なんとかしのいでいた52分,緑が丘は相手陣内でボールを奪った工藤がペナルティエリア左で待つ長谷川へパス。ワンタッチでゴールを向いた長谷川は左足のグラウンダーのシュートを決め待望の先制点を奪う。終盤何とか1点を返したい北星だが,緑が丘は森がスピードの乗ったドリブルから仕掛け,北星の攻撃をそぐ。59分緑が丘はハーフウェー付近で長谷川がクリアのようにシュートを放つとそれが風にも押し戻されながらGKがキャッチできずそのままゴールイン。試合を決定づける2点目を奪い,2対0で勝利。後半は北星の攻撃をシュート1本に抑え,圧倒的に攻撃した緑が丘が決勝に進んだ。


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