決 勝 |
緑が丘2−0(0−0)北 門 |
得点者 |
小野寺(32分),工藤(42分) |
緑が丘 |
GK山本 DF名和,佐藤,小野寺,遠藤(栗林) MF畑山(大西),堀,工藤(西田) FW長谷川,大熊,森(嶋中) |
北 門 |
GK瀧田 DF星,高橋(原悠),大島,丸山 MF那須,堀本(白川),原涼(高森),篭場 FW水正,山本 (原悠)(荒瀬) |
開始早々から2試合目の疲れも見せず,互いに攻めあう試合となる。キックオフ直後,緑が丘は工藤にくさびのボールが入り,左サイドを突破しセンタリング,長谷川にはわずかに合わない。1分北門は水正から堀本にボールが入り堀本がアーリークロスを送ると水正がワントラップして決勝的なシュートを放つがGK山本ががっちりと抑える。2分には大島がミドルシュートを放つが,それを堺に中盤での激しい攻防が繰りひろげられ始める。緑が丘は右サイドに回っている堀が激しくアップダウンを繰り返しながら,片岡のサポートを受けながら右サイドを崩しにかかす。北門は那須,篭場が中盤で激しくディフェンスしながら,水正をターゲットにしながら堀本にボールを集める。北門は山本から水正のスペースを狙った縦パスを再三送るが,緑が丘も佐藤,那須のカバーリングで何とか対処する。次第にボール支配率を緑が丘が高めていき,小野寺,畑山がボールを左右に散らし始める。右サイドの堀,左サイドの長谷川の両サイドにボールが渡るが,ややサイドチェンジが少なく密集へのくさびのボールが多く,星を中心とした守備に対応される。篭場,那須が守備への負担が大きくなった北門は,前線と中盤のラインが間延びしだす。それに伴い,緑が丘は畑山からぎゃじゅサイドの長谷川のスペースへのパスが出始めシュートチャンスを多く作り出すようになる。56分畑山の中盤からのパスから,58分には同じように畑山から左サイドへの長谷川にパスが出,1対1で勝った長谷川がいずれも強烈なシュートで得点の気配を感じさせるようになるが,GK瀧田も落ち着いた対応を見せ前半は無得点で終わる。
後半に入っても緑が丘がボールをキープする時間が長く,名和,大熊もかかわりながらビルドアップ。中央へ堀がポジションを変えながら,堀,工藤へのワンツーリターンを狙って,小野寺,畑山がボールをつけるが,厚い北門守備陣は崩せない。中央でなかなか崩せなかった緑が丘は,32分左サイドで森がからんで長谷川が相手のクリアにチャージ。こぼれたボールを小野寺がミドルシュート。これがゴール右上に吸い込まれ先制点を奪う。39分には佐藤の右CKに森が頭で合わせるがゴールポストをたたくなど,1点をリードした緑が丘のエンジンが拍車を増し,攻撃に厚みが出る。42分には畑山の左CKにGKの前に入った工藤がヘッドでゴールに叩き込み追加点を奪う。何とか1点を返したい北門は,水正,原涼にボールを送ってそこから突破口を開こうとするが,佐藤の前への鋭い出足によるインターセプトと小野寺の守備ラインまで戻ってのカバーリングによって,シュートまで持ち込ませない。前線と最終ラインの広がりによるギャップをなんとか埋めようと篭場が運動量を上げゴールを目指そうとするが,水正に効果的なボールが入らない。55分には高森の右サイドへの走り込みからCKを得るがシュートまで至らない。緑が丘も58分,堀のクロスから嶋中が合わせるが,シュートはジャストミートせず。終了間際の高森のクロスも水正のヘッドに合わず。堀が右サイドを崩してクロスボールを送るなど,最後まで攻撃の姿勢を崩さなかった緑が丘が3試合ともクリーンシートで優勝。7年ぶり16度目の全道大会出場を決めた。
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