7月1日（水）　準々決勝
愛　宕３−１（１−０）附　属
得点者	池田（27分，52分），古本（49分）（愛）古��（38分）（附）
愛　宕	GK土田　DF窪田，半田，滝ヶ平（三宅），上堀（小建）　MF遠藤，石崎（森川），中田，池田，高橋　FW古本（浅野）
附　属	GK稲尾（込山）　DF金澤，青山，飯田，海谷　MF平井，古高，牧野，佐藤（松ヶ瀬）　FW林，安尾
上川代表決定戦進出をかけた準々決勝は雨が降る悪コンディションの中，附属のキックオフで試合開始。附属は古高，安尾を起点に前線の牧野を走らせる展開を狙う。対する愛宕は右サイドにポジションをとる中田にボールを当て，池田，石崎がそれにからみ攻撃を仕掛ける。７分，愛宕は左サイドを高橋が突破しセンタリング，池田がシュートするもＧＫの正面，クリアのこぼれを中田がシュートするもＧＫが好セーブを見せる。12分，附属はゴール正面20ｍ地点で安尾が倒されＦＫを得るが，古��のキックは惜しくも枠を捉えきれない。その後は愛宕がやや押し気味に進めるも附属の粘り強いディフェンスの前にシュートに持ち込むことができない。26分，愛宕はセンターサークル内で得たＦＫを半田がゴール前に入れ，こぼれたボールを池田が冷静に流し込み先制し，前半は愛宕が１点リードで折り返す。後半，愛宕が立て続けにＣＫを獲得するなど，愛宕がボールをよく回す展開となる。38分，附属はペナルティエリア手前で得たＦＫを古��が相手ＧＫが一歩も動けない見事なキックで決め，同点に追いつく。その後は一進一退の攻防が続くが，愛宕は中田をトップに，高橋を右サイドにポジションチェンジし打開を図るが，これが見事に当たり，49分，右サイドを突破した高橋がセンタリング，中田が頭でそらしたところを古本が左足で蹴り込みリードする。続く52分，愛宕は池田が貴重な追加点をあげ，リードを広げる。その後も附属陣内でゲームを進めた愛宕が逃げ切り，16年ぶり7度目の上川代表決定戦に駒を進めた。
啓　北５−１（１−１）北　門
得点者	細川（1分，22分），中里（36分），藤原（42分），小林（58分）（啓）伊藤（21分）（北）
啓　北	GK平野充　DF栗本，平野友，菊地，北山　MF上野（尾崎），工藤，藤原洸，中里（遠藤）　FW細川，金子（小林）
北　門	GK松尾　DF古川，中西，星，高森　MF水正，釜土（槌谷），川口（濱口），篭場　FW三浦，伊藤
開始1分，コーナーキックのチャンスを得た啓北は，細川がヘッドで決めて早くも先制。ゲームは，中盤の啓北工藤を中心とした攻撃で得点チャンスを作る。一方北門は，前線へパスを送るがつながらず，セカンドボールが拾えずピンチとなる場面が多く見られた。18分，北門伊藤が裏へ抜け出しキーパーと1対1，キーパーを交わしてこれをきっちりと決め試合を振り出しに戻した。ペースをつかみたい北門中ではあるが，そのまま前半を終えた。 後半開始早々，両チーム積極的にボールへ絡む。36分，啓北の右からのコーナーキック，これを中里が決めて追加点。さらに勢いに乗った啓北中は，ミドルシュートやサイドからの攻撃などで北門中ゴールを脅かす。啓北藤原が落としのボールをダイレクトで鮮やかなミドルシュート，徐々に北門中の足が止まり，中盤でボールを奪うことができず，フリーでシュートを打たれる場面が多くなる。20分，啓北工藤が絶妙なスルーパスを送り，これを啓北細川がきっちりと決め試合を決定づける。足の止まった北門は，終了間際，啓北藤原にフリーでクロスボールをあげられ，ファーサイド小林がこれをヘッドできっちりと決め，試合は1対５で啓北が2年連続11度目の準決勝へと駒を進めた。
忠　和２−０（１−０）永　山
警　告	石原（永）
得点者	大浪（9分，50分）
忠　和	GK宇野　DF今野，石坂，中西堅，大西泰　MF中井，南向，中西輝，大浪　FW澤出，竹馬（棚橋）
永　山	GK渡部　DF工藤，小野田，谷島，松井　MF石原（島森），吉田，川勝，関口（須合）　FW布施，光田
忠和のキックオフで始まった３回戦。ファーストシュートは，ペナルティーエリア前でフリーキックを得た忠和のシュート，キーパーがしっかりとキャッチ。両チーム，緊張感のある立ち上がり。永山は忠和の前線にボールを送る裏を狙った攻撃に対し，しっかりとラインをコントロールして守る。一方永山の攻撃に対して，厳しいディフェンスで１つ１つ攻撃の芽を摘む忠和。10分，忠和が右サイドからのコーナーキックを大浪がヘッドで決めて先制ゴール。その後両チーム，中盤でパスをつなぎゲームを作るが決定機を作ることができない。25分に中盤でフリーキックを得た忠和は，ファーサイドにクロスボールをあげこれをヘッドで決めるもオフサイド。すぐに反撃に出た永山，コーナーキックのチャンスを得るが，忠和の堅い守りに得点を得ることができない。前半を１対１で終える。 後半開始早々，パスでつなぐ永山がゴールを狙う。立ち上がりは永山のペース。５分，永山のコーナーキックに対しカウンターで忠和ＦＷ澤出にパスが通りキーパーと１対１に，これを永山はＤＦが何とかファールで攻撃を止める。両チーム堅い守りで得点のチャンスをものにすることができない。一進一退の攻防が続く中，試合が動いたのは20分，忠和大浪がディフェンスの裏に抜け出し，これを冷静に決め追加点を得る。流れをつかんだ忠和はその後も裏への攻撃を繰り返し，永山ゴールを脅かす。そのまま試合は２対０で忠和が2年ぶり5度目の準決勝へ駒を進めた。
永山南３−２（２−０）緑が丘
得点者	高橋翼（24分），鷲見（27分），定岡（56分）（永）西川（54分），岡村（58分）（緑）
永山南	GK中田　DF高橋直，須藤，小森（高谷），大平　MF定岡，伊藤　FW鷲見，野原（横山），林（石川），高橋翼
緑が丘	GK佐藤逸　DF田村，風上，小野寺，名和　MF岡村，渕端，西川，村田　FW長谷川，三好（木村）
７月１日，降りしきる雨の中，上川代表をかけての戦いが，緑が丘中学校のキックオフで始まった。開始早々から緑が丘が攻勢に出るが，永山南も堅い守りで攻撃を許さない。永山南も徐々にリズムをつかみ，攻撃を試みる。緑が丘も長谷川をサイドに走らせながらチャンスをうかがい，永山南は林を走らせ，ゴールへ迫ろうとする。両チームとも一進一退の攻防が続く。前半16分の緑が丘のＣＫはキックがラインを割り，チャンスにならず。18分緑が丘岡村が中央突破からシュートを放つがポストに当たり外れる。直後に永山南は鷲見に縦パスが通り，左からクロスを上げるが，ＤＦにクリアされる。22分緑が丘は，左サイドからの村田のクロスを長谷川が合わせるが，ゴールバーに当たり，得点ならず。前半25分，中央からやや左サイドでパスを受けた永山南高橋がグラウンダーのミドルシュートをはなつと，そのままゴール左に突き刺さり，永山南が先制する。更に前半27分，右サイドからのクロスに永山南鷲見が合わせシュートを放つとキーパーに当たるがそのままゴールインし，追加点を挙げる。このまま前半終了の笛が鳴り，永山南が２ー０とリードし，折り返す。 　リードしている永山南のキックオフで後半が始まった。後半開始32分緑が丘はＣＫを得るが得点には結びつかない。35分のペナルティーエリア左付近で得たＦＫもゴール上に外れる。その後，永南もカウンター気味に攻撃を再三仕掛ける。43分左サイドでパス受けた永南高谷のシュートはゴール上に外れる。後半は緑が丘が押し気味にゲームを進めるが，なかなか永南ゴールを割ることができない。55分左サイドで得た緑が丘のＦＫは，ゴール前のコンセントなり，最後に緑が丘西川がシュートを蹴り込み１点差に迫る。 直後，57分，永南定岡がゴールキーパーを抜いてシュートを放ち，ゴールを決め，永南が再度突き放す。59分，キーパーの弾いたボールを緑が丘岡村が決め，再度１点差に迫る。ロスタイムは２分。両チームの激しい攻防が続くが，永南がこのまま逃げ切り，2年連続11度目の上川代表決定戦への切符を勝ち取った。

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