平成27年度上川代表決定戦


7月10日(金)・11日(土) 旭川市東光スポーツ公園
 

忠 和3−2(1−0)永山南
得点者 澤出(21分),大西勇(48分),O・G(55分)(忠)鷲見(34分),定岡(45分)(永)
警 告 高谷(永)
忠 和 GK宇野 DF今野,石坂,中西堅,大西泰 MF中井,南向,中西輝(大西勇),大浪 FW竹馬,澤出(棚橋)
永山南 GK中田 DF高橋直,小森(越田,横山),須藤,大平 MF定岡,伊藤,高橋翼 FW野原,林(高谷),鷲見
 序盤忠和は前線から下がってうける大浪にボールを預け,時間を作り,サイドチェンジを織り交ぜながら,右サイド中西堅のオーバーラップから攻撃を組み立てる。永山南は伊藤,高橋翼の中盤でルーズボールを拾いながら,右サイドにボールを集めながら,野原のドリブル突破からチャンスを探る。10分過ぎまでは互いにバイタルエリアまでボールを運ぶもののラストパスが生まれず決定的場面を作れない。次第に南向,中井が中盤を作りながら忠和が押し込み始め,ペナルティエリアにボールを入れる回数が増え始める。永山南もカウンターから攻撃をしかけ,14分には定岡がGKと1対1になるが,忠和GK宇野の飛び出しに防がれる。リズムのつかみ合いになる試合は,中盤でのポゼッションの高いチームがリズムをつかみ,守備側はその攻撃に我慢できるかがターニングポイントになりそう展開となる。21分には永山南小森の縦パスから抜け出した林がフリーでペナルティエリアに入るが忠和DFが体によく当てCKに逃れる。対する23分相手陣内々でファウルをうけ,南向のFKから竹馬がバックヘッドで流しゴール前の混戦から澤出が押し込んで先制点を奪う。この1点でペースをつかみだした忠和は南向と大浪のパス交換も冴え始める。追加タイムにも南向のミドルシュートからチャンスをつかむ。前半は互いのリズムのつかみ合いの中,FKからチャンスを生かした忠和がリードして折り返した。
 後半に入っても互いにリズムをつかみ合う一進一退のゲームは続く。33分には大西泰がペナルティエリア内の34分永山南は中盤でボールを拾った高橋翼がGKとDFの間に浮き球のパス。忠和守備陣の足が一瞬止まった隙をつき,右サイドからダイナゴナルに走り込んだ鷲見がGKをかわして無人のゴールに蹴り込んで同点に追いつく。前半はなかなか決定的場面までつけなかった両チームだが,スリリングな展開が増え始める。36分に忠和は南向のゴール前へのパスに中西輝が走り込んでヘッドで狙うがGK中田の正面をつく。41分にも右サイド中井のクロスから大浪が入り落としたボールを澤出がゴールに迫る。永山南も42分高谷がペナルティエリア内に進出し鋭いクロスボールを入れる。43分須藤の前線への縦へのくさびのボールを野原が落としたボールを高橋翼がシュート,ゴールを破ったかと思われたが,忠和今野がゴールライン上で掻き出す。45分永山南は左からのクロスボールを鷲見が折り返したところを定岡が押し込んで逆転に成功する。48分忠和はカウンターから3対2の状況になり,チャンスをつかむが澤出のパスをうけた竹馬のシュートはGK中田が防ぐ。しかし,49分忠和は右サイド南向のアーリークロスに飛び込んだ大西勇が合わせて同点に追いつく。その後の忠和南向,永山南高谷らがシュートを放ち,1点を狙う。特に大浪がバイタルエリアでボールを受けたときには,マークがずれ,好機を作り出す。しかし,前線からプレッシャーを与える忠和は55分忠和は,南向の縦パスがオウンゴールを生み再び逆転に成功する。互いに決定機の多いスリリングな点の取り合いのゲームは忠和が3対2で競り勝ち,準決勝へと駒を進めた。
愛 宕0−0(0−0)<PK5-4>東 川
愛 宕 GK土田 DF窪田,半田,滝ヶ平(三宅),上堀 MF遠藤,池田,森川,古本(浅野),高橋 FW中田
東 川 GK阿部 DF上家,遠藤,中野,中谷 MF黒川,添田,寺西,山本 FW江添(山田),栗林
 上代1回戦、雲一つない晴天の元、愛宕中のキックオフでゲームがスタートした。愛宕はH番中田・I番池田を基点に相手DF裏を狙う。東川はI番添田がパスを散らし、Q番栗林を走らせて攻撃を組み立てる。立ち上がりから両者互角の戦いを見せる。11分、東川はCKを得るが、愛宕の堅守に得点チャンスを阻まれる。直後の13分,愛宕はペナルティエリア左でFKを得てゴール前の中田に合わせ、愛宕中H番中田がシュートを放つが、ゴール上に外れる。22分愛宕Q番古本は、左サイドからドリブルし、シュートを放つが、キーパーががっちり押さえ、ゴールを割ることはできない。0−0で前半終了。
 後半、東川のキックオフでスタート。39分、愛宕はH番中田がポストになり、R番高橋がパスを受け、シュートを放つが、東川はキーパー阿部がファインセーブ。愛宕がやや押し気味に試合を進めるが、東川の組織的な守りに阻まれ、ゴールを割るまでは行かない。
0−0のままし合いは残り5分となる。どちらも合い譲らずこのままタイムアップ。延長となる。延長開始、愛宕のキックオフ。後半の勢いそのままに愛宕が攻勢。東川はQ栗林にボールを集め、カウンターを狙う。お互いに決め手を欠き、スコアレスで、PK戦に突入する。PK戦、先に蹴るのは東川。1人目はともに決め、東川は2人目がはずす。愛宕は5人全員が決めて勝利し、愛宕か辛くも2回戦へ駒を進めた。
啓 北5−2(1−1)上富良野
得点者 工藤(7分),藤原(38分,59分),栗本(55分),平野友(58分)(啓)江嶋(5分),遠藤(31分)(上)
退 場 菊地(警告2枚)
警 告 江嶋(上)
上富良野 GK岸田 DF増子,湯場,藤澤 MF遠藤,江嶋,山口(内田),岡澤,松田 FW菊地,長島
啓 北 GK平野充 DF栗本,平野友,菊地,北山(遠藤) MF上野,工藤,藤原洸,中里(小野) FW細川,小林
 開始早々から互いに前線から厳しいプレッシングを与え,なかなかパスがつながらない。互いにセカンドボールどちらが拾えるかが,ペースをつかめるかの分岐点になりそうな序盤。5分上富良野は中盤のルーズボールを菊地が競り,松田が拾って右のフリーの江嶋にパス。江嶋は落ち着いてゴール左隅に蹴り込んで先制した。7分啓北は中盤でのルーズボールを拾った上野が前線にスルーパス。飛び出した工藤がGKをかわして,無人のゴールに流し込んで同点とした。上富良野は中盤で遠藤が豊富な運動量で走り回りながら,左サイドの長島が切れのよいドリブルから相手守備陣の綻びを探す。啓北は前線の小林や中盤から飛び出す藤原らが体を生かしてターゲットになり,迫力ある攻撃を見せる。22分には右CKを皮切りに平野友がペナルティエリア外からミドルシュートを放つがわずかに左に外れる。暑さのため,上富良野の選手の足は止まり始め,前線と守備ラインの間隔が大きく間延びし,ボールを拾えない展開が続く。前線の選手は啓北のオフサイドトラップに何度も引っかかって,シュートまで結びつかない。前半は1対1の同点で終えた。
 後半開始1分右サイドから菊地がアーリークロス,松田がからんで最後は遠藤がゴールに流し込んで再びリードを奪う。中盤での啓北のプレスが緩んだ時間帯,遠藤,江嶋らにボールが集まり,丁寧に崩し出す。37分には遠藤が左から駆け上がってきた松田にパス。松田がスピードにのってゴールに迫ったが啓北守備陣が踏ん張る。その直後の38分啓北は工藤のスルーパスに走り込んだ藤原が抜け出して落ち着いて流し込んで再び同点に追いついた。この中連一番の暑さのなかのゲームは次第に守備陣のギャップも広がり始め,細かなパスがつながり始める。49分上富良野に退場者が出ると,啓北が押し気味に試合を進める。52分には工藤のパスをうけた小林が胸でワントラップしシュートを放つが惜しくも左のゴールポストをたたく。55分啓北はCKの跳ね返ったボールがキッカーの小林に戻り,抜け出ようとしたところをファウルをうけPKを得る。このPKを栗本が落ち着いて決めて逆転に成功する。勢いに乗った啓北は57分右サイドでつくり,中央25mの距離から平野友が豪快にゴール上にミドルシュートをたたき込んで勝敗を決した。59分には藤原がドリブルから左足で流し込んでだめ押しの5点目を奪い,準決勝へと進んだ。
美 深1−0(1−0)士 別
得点者 丸山光(13分)(美)
美 深 GK橋田 DF坂井,杉本,芳賀,遠藤 MF中山,丸山光,丸山優(高橋(,樋口,森広 FW島田
士 別 GK泉田隼 DF深野,柴崎真,永峯,泉田元 MF柳瀬,柴崎流,弓場,藤原 FW谷,中田(河井)
 上代1回戦、雲一つない晴天の元、美深中のキックオフでゲームがスタートした。開始から士別がI番藤原が基点となり両サイドへの展開から押し気味に試合を進める。美深もG番中山を中心に攻めるが、士別のバックラインを崩すには至らない。美深は10分、左サイドの展開から中央に折り返したボールをI番丸山がシュートするも得点ならず。直後の11分、士別O番中田がこぼれで間をシュートするが、ゴール右に外れる。13分、美深はF番島田がドリブルで右サイドを上がり、中央I番丸山がパスを受け、冷静にゴールを決め、美深が先制する。21分士別の決定的なゴールチャンスを美深C番丸山がクリアし、ゴールを許さない。士別は24分、F番柴崎(真)のスルーパスにC番柴崎(優)が左サイドで反応し、シュートまで持って行くが、キーパーのファインセーブに合う。立て続けに士別にチャンスが訪れるが、ゴールラインを割ることができない。前半終了間際の士別のFKはゴール目前でクリアされる。直後に美深も追加点のチャンスを迎えるが、決めきれず、1−0で美深がリードを保ち、前半を終える。
 後半、士別中のキックオフで始まる。しばらく、士別優勢の時間が続く。気温が上がり、少しずつ両チームにも疲れが見え始め、決め手を欠く。53分士別のふわっとしたロングシュートはゴール上に外れる。再三、チャンスを迎える士別だが、1点が取れない。
後半のロスタイムは2分。どちらも点を取れず終了。美深が1点を守りきり、勝利を収めた。


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