平成27年度上川代表決定戦


決勝 7月11日(土)東光スポーツ公園
愛 宕2−1(2−0)忠 和
得点者 古本(2分),O・G(5分)(愛)前田(57分)(忠)
警 告 窪田(愛)
忠 和 GK宇野 DF今野,石坂,中西堅,大西泰 MF中井,南向,中西輝(前田),大浪 FW竹馬(大西勇),澤出(棚橋)
愛 宕 GK土田 DF窪田,半田,上堀(滝ヶ平),三宅 MF池田,森川(石崎),三浦,菅原(高橋),小建(中田) FW古本
 愛宕と忠和というどちらが勝っても初めての全道大会出場となるフレッシュなカードとなった決勝。準決勝で延長まで戦って体力を消耗している忠和と負傷者が続出し先発メンバーが市内大会時より大きく変更している愛宕。30度を超える炎天下での試合でもあり,消耗戦が予想された。 立ち上がり1分,集中力を欠いた忠和守備陣の隙をつき,右サイドのボールの奪い合いから古本にボールが渡り,左足でニアサイドを破って先制した。4分にはハーフウェー付近のFKから古本が競り合いこぼれたボールを池田が詰めて追加点かと思われたが,DFがゴールから掻きだした。序盤疲労からかゲームには入れていない忠和守備陣に対して,6分には小建のCKがO・Gをうみ,愛宕が早々と2点差をつけた。忠和も7分大浪のパスから中西輝が際どいシュートを放って反撃を試みる。圧倒的にボールを支配する忠和は,南向を中心に両サイドの大西泰,中西堅に散らせて攻撃の糸口を探るが,運動量が少なく,スペースを消してディフェンスする愛宕守備陣のギャップに入りきれない。18分忠和は南向からのクロスに澤出が飛び込んでヘッドで合わせるがわずかにゴール左に外れる。なかなかサイド深く入り込めない忠和は,右サイドからDFに下がった竹馬が,左サイドからは南向がアーリークロスを入れ,後方から飛び出しゴールに迫る。しかし,愛宕守備陣も窪田,半田のCBを中心にタイトなマークとGK土田の判断の良い飛び出しで忠和攻撃陣に食らいつく。2点のアドバンテージを握った愛宕は,守備の強固なブロックをつくり,忠和に入り込む余地を与えず前半を終えた。 後半は前への勢いのある推進力から古本,中田が立て続けにシュートを放った愛宕のペースで始まる。54分には窪田の縦へのフィードを起点に池田がミドルシュート。さらに右CKからショートコーナーをつないで森川がシュートを放つが,GK宇野が二度とも好セーブで防ぐ。しかし,前半あれだけボール支配をした忠和だが,運動量があがらずなかなか相手陣内深く攻めきれない。しかし,時間が経過するにつれ,守備の意識が高まり愛宕が自陣に引き出す。窪田,半田がよく対応し,スルーパスにはうまくコースに入り,クロスには頭ではじき返す。忠和の得点パターンであるセットプレーもなかなか与えない。50分ゴール正面ペナルティアークからの絶好の大浪のFKも枠から外れどうしても1点が奪えない。愛宕も52分カウンターから中田が抜けだしシュートを放つがゴール左にそれる。なかなか中に入り込めない忠和だが,57分棚橋が右サイドをドリブルでえぐり,センタリング。大浪がスルーしたところに前田が走り込んでついに1点を返した。しかし,残り1点はとても遠く、愛宕が気力で守りきり,初めての全道大会出場をつかんだ。




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