第67回旭川中学校連盟サッカー大会

準々決勝 7月2日(水)東光スポーツ公園
北 星1−0(1−0)緑が丘
得点者 小野(17分)(北)
北 星 GK伊場 DF本間,本谷,金尾,高畠聖 MF佐藤,淺川,小野,向井 FW船越,大瀧
緑が丘 GK青山 DF中島,渕端,大倉,西川 MF仁木,堀,大懸,伊藤 FW今多,鶴羽 交代/FP田村,大久保,三好,大村,渡部,村田
 上川代表決定戦への出場権をかけた準決勝第1試合は北星中学校のキックオフでスタートした。両チームとも,高いラインを維持しながらコンパクトなサッカーを展開する。4分,北星は右から流れてきたボールを左に流しながらペナルティエリアに進入した10がシュートを放つが,緑が丘青山がしっかりセーブ。両チーム通じてのファーストシュートとなる。北星は8のポストプレーから縦に早い展開でゴールへ向かう。一方緑が丘は中盤でシンプルにつなぎながらワイドに展開する。13分には,西川からのスルーパスに三好,鶴羽が反応し北星ゴールを脅かすも,北星GK伊場に阻まれる。緑が丘ペースと思われた前半17分,北星は右サイドからボールを受けた小野が30mのミドルシュート。ボールはきれいな弧を描いてゴールへ吸い込まれ北星が先制する。緑が丘は堀,大懸を中心に細かいパスをつなぎながら,三好が裏へ飛び出しチャンスメークするが,なかなかゴールを割れない。次第に緑が丘ペースとなるが,GK伊場を中心にチャンスの芽を摘み取り,前半は1−0で北星がリードして終わる。後半は早く追いつきたい緑が丘のキックオフで始まる。北星は船越と大瀧を前線に残し,カウンターを狙う。緑が丘は左サイドの村田が幾度となく突破を試みるが,北星金尾がしっかりと対応する。後半9分,緑が丘は西川が仕掛けて中央に切り込み鶴羽へ絶妙のスルーパス。絶好のチャンスを得た緑が丘だが,鶴羽のシュートはゴールの枠をとらえない。その後も緑が丘の怒濤の攻撃が続く。後半22分,スルーパスに反応した堀がフリーで抜け出し最大のチャンスを得るも,GK伊場が飛びついてファインセーブ。26分,右サイドからペナルティエリアに切り込んだ西川からのマイナスのクロスに大久保が反応するが惜しくもゴールの枠をとらえない。追加点を取りたい北星はロングボールでカウンターを狙うが,チャンスを作れない。なんとしても追いつきたい緑が丘は後半28分仁木のロングフィードに西川が右サイドを駆け上がるも,北星高畠がクリアする。終了間際の怒濤の攻撃を北星守備陣が体を張ってしのぎ,最後は決定的なシュートを伊場がまたもやファインセーブ,1点を守りきり,11年ぶり11度目の上川代表決定戦への出場権を得た。


永山南2−1(0−1)広 陵
得点者 須藤(32分),浅見(51分)(永)大曽根(20分)(広)
永山南 GK中田 DF大杉,土田,前川,浅見 MF須藤,吉田,塚本 FW樋口,鈴木,森永 交代/FP鷲見,野原,林
広 陵 GK唐太 DF鈴木,星,小笠原,森田 MF松尾,安念,大曾根,樋口,櫻井 FW藤枝
準決勝第1試合は第5シードの広陵と第4シードの永山に快勝した永山南の対戦となった。序盤前線から厳しいプレッシャーをかける永山南は吉田を中心にゲームを支配し,塚本に浅見がサポートしながら左サイドを起点として攻撃する。さらに右サイドからは樋口がスピードにのって突破を図るなど,多彩な攻撃を見せる。守勢に回った広陵はGK唐太を中心とながら粘り強く守備し,永南鈴木への縦のフィードにはCB鈴木,星がタイトなマークで決定機を作らせない。広陵の攻撃は,前線の藤枝の縦への突破に活路を見いだそうとするが,永山南は大杉がカバーリングし攻撃の芽をつむ。試合は中盤にさしかかると,広陵の藤枝が左右のスペースに走り出しリズムをつかみだす。永山南はやや縦へのフィードが多くなり,厚みのある攻撃が生み出せない。20分広陵はゴール前のFKを大曽根が直接蹴り込んで先制する。この1点で勢いにのる広陵は,安念,大曽根が中盤でボールを拾い出し,藤枝が縦への推進力を増し,永南ゴールを脅かす。リズムを取り戻そうとする永山南は選手やポジションを入れ替え,浅見にボールが収まり始め,森永のスピードを生かして右サイドから崩しにかかる。しかし広陵も,ブロックを形成して,永山南にスペースを与えず,最終ラインでは星,鈴木らが体を張った守りを見せ前半を1対0で折り返す。 後半開始から永山南は吉田に須藤がからみはじめ,厚みのある攻撃を見せ始める。32分永山南は右サイド奥で野原がボールをため,オーバーラップした土田からのスルーパを受けた須藤がGKの肩口をトゥーキック気味に破って同点に追いつく。浅見,吉田,須藤の距離感が短くなりバイタルエリア付近で前を向いてプレーする機会が多くなる。広陵も苦しい展開の中,左サイドバックの小笠原が中央まで広くカバーリングするなど押され気味の展開をなんとか取り戻そうとする。41分永山南は浅見のスルーパスに鈴木が抜け出て決定的チャンスをつかむがゴールの枠を惜しくもとらえられない。45分には樋口のアーリークロスに浅見が抜け出しGKと1対1になりそうな場面を迎えるが判断よく飛び出した唐太がストップする。押され気味の広陵だが藤枝は前線を激しく動き回り永南守備陣にプレッシャーを与え続ける。51分永山南は森永のスルーパスに走り込んだ浅見がGKと1対1になる。GK唐太が一度はストップするものの,こぼれ球を再び流し込んで逆転ゴールを決める。1点を追いかける広陵は53分松尾のシュート,54分には藤枝が抜け出してシュートを放つがGK中田の正面をつくなど重たい1点となる。59分永南は吉田のスルーパスから塚本が独走し強烈なシュートを放つがゴールバーをたたき,跳ね返りを森永がシュートを放つが左にそれる。さらにその後も須藤,塚本のシュートも惜しくも外れ追加点が奪えない。終盤広陵の攻撃を大杉を中心に跳ね返し,永山南が2年ぶり10度目の上川代表決定戦への出場権を得た。
北 門6−0(4−0)東 明
得点者 畑(13分,16分),荒瀬(18分),田中(20分),高柳(36分),石澤(40分)(北)
北 門 GK中村 DF長岡,森,鈴木颯,鈴木恭 MF岡,畑,田中,高柳 FW荒瀬,石澤 交代/FP松尾,伊藤,三浦,佐藤,沖,山本,釜土
東 明 GK三浦 DF斉藤,谷内,西多,田中 MF山本,谷垣,野村,宿谷,藤田 FW富澤 交代/FP畠山,小関,吉岡
 立ち上がり東明は宿谷を中心に縦への長いボールでゴール前へ進入するがシュートは打てない。北門は田中・畑を中心に細かいつなぎから裏への飛び出しでチャンスをうかがう。北門が押し込む展開が続くが,決定的なチャンスを作れない時間が続く。13分右サイドからの横パスを受けた北門の畑がドリブルで中央を突破し先制。その後,東明も縦への長いパスで攻撃に出るがシュートには至らない。16分北門は右サイドでのフリーキックを田中がポストに当てるが畑が押し込んで追加点を奪う。18分,北門は左サイド鈴木からのクロスを石澤がスルーし,ファーで荒瀬が合わせて3点目を奪う。24分,東明は斉藤のロングボールに藤田が飛び込むが北門GK中村が押さえる。徐々に東明がカウンターのチャンスをつかみ始めるがシュートまでは至らない。28分,クリアボールの跳ね返りを拾った北門荒瀬がドリブルで突破し,右サイドへ送り田中が4点目を奪う。前半はそのまま北門がリードして終了。 後半も立ち上がりから北門がペースを握る。32分畑がドリブルで仕掛けるがシュートは打てない。さらに,右サイドの荒瀬から中央へ送ったボールに田中が合わせるがポストに跳ね返される。さらに猛攻が続き,鈴木のシュートが再びクロスバーを直撃する。東明も必死の守備を続けながらカウンターのチャンスをうかがう。しかし,35分左サイドを抜け出した田中からのクロスに高柳が飛び込んで5点目を奪う。東明は38分,カウンターから野村がミドルシュートを放つが北門GK中村がキャッチ。40分,北門は高柳の右からのアーリークロスに石澤が抜け出して6点目を奪う。東明は47分カウンターから吉岡がシュートを放つが北門GK中村の正面をつく。さらに48分右サイドから藤田がドリブルで突破を試みるがシュートが打てない。徐々にリズムをつかんだ東明が攻勢に出るがゴールを割ることができない。逆にカウンターから北門がゴール前まで進むが東明がしのぐ。54分,右からの横パスを受けた北門田中がミドルシュートを放つが東明GK三浦がファインセーブ。その後は一進一退の攻防が続き,どちらもゴールを奪えないまま北門が6対0で勝利し,2年連続26度目の上川代表決定戦出場を決めた。

啓 北6−1(0−0)東 光
得点者 横山(33分,47分),鈴木(35分),大友(46分),藤原(41分),秋葉(42分)(啓)加藤(60分+0分)(東)
警 告 大友,工藤(啓)
啓 北 GK平野充 DF久保田,平野友,若田,上野, MF秋葉,鈴木,藤原,深見,秋葉,大友 FW横山 交代/FP筒井,細川,工藤,栗本,菊地,松ア,渡部,大間
東 光 GK佐々木 DF松山,鳥越,押切,高橋 MF佐藤,松田,加藤,町田 FW谷口,竹内 交代/FP奈良,安藤,工藤,武田,駒井
 第1試合で地区カブス2チームが勝ち上がる波乱がある中,第2試合もブロックカブスチームと地区株スチームの対戦となった。開始直後から啓北は前線に早い展開から縦のフィードを入れて横山,藤原を走らせる。東光はCBの松山,押切が粘り強く守備をして,啓北の攻撃をしのぐ。10分にはDゾーン付近でターンした鈴木がシュートを放つがゴールバーを越える。12分には大友がスルーパスに抜け出てGKと1対1になるが,GK佐々木が勇気をもって飛び出しストップする。東光は中盤の底から佐藤が前線へのスルーパスを狙って攻撃を組み立てようとする。それでも試合の流れは啓北にあり,14分には左サイドを鈴木がスピードに乗って突破するが集中した東光守備陣がクリアする。18分東光は武内が相手のパスをインターセプトしてシュートまでもっといくがGK平野充の正面をつく。23分啓北は横山が左サイドを突破し,藤原が左足のボレーで狙うが,GK佐々木がまたも好セーブを見せる。25分にも横山が左サイドをスピードに乗って切れ込んで折り返したところを大友が合わせるがジャストミートせず佐々木の腕に収まる。啓北は左サイドのスペースを有効活用し,横山が再三切り崩すが,松山,押切のカバーリングとGK佐々木の攻守もあり前半をスコアレスで終える。 後半は立ち上がり竹内の右サイドから東光がチャンスを作る。そこから得たCKを松山が狙い,こぼれ球を奈良が押し込もうとするがGK平野充が身を呈して阻む。再三東光の高いディフェンスラインにオフサイドとなっていた啓北だが33分啓北は鈴木から出たスルーパスに横山が走り込み落ち着いてゴール右に流し込み先制点を奪う。さらに35分には大友のスルーパスから鈴木が決めて追加点を奪う。41分には鈴木のスルーパスに横山がからみGKのクリアボールを藤原が25mの距離からダイレクトに蹴りこんで3対0とする。攻撃の手を緩めない啓北は42分鈴木のシュートがポストの当たって跳ね返るところを秋葉が蹴り込んで4点目を奪う。後半に入って空いたスペースに次々と走り込む啓北の攻撃に東光の守備陣はカバーリングが追いつかず,啓北は次々とチャンスを作り出す。46分には藤原の縦パスに大友が走り込んで5点目。47分にも左サイドを崩した横山が蹴り込んで6点目を奪う。追加タイム1分東光は左サイドを突破した加藤が決めて一矢を報いた。終盤選手を休ませながらも東光の攻撃を1点に抑え,6対1で快勝した啓北が7年ぶり10度目の上川代表決定戦へと進んだ。






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