平成26年度上川代表決定戦



準決勝 7月12日(土)士別天塩川サッカー場  
永山南4−0(3−0)美 深  
得点者  浅見(1分),O・G(25分),鷲見(27分),須藤(51分)(永) 
警 告  大杉(59分)(永) 
永山南  GK中田 DF大杉,土田,前川(北野),長屋 MF須藤(伊藤),浅見(小泉),吉田(高橋),鷲見(高谷) FW樋口(野原),森永(鈴木) 
美 深 GK村田 DF結城(田坂),坂井,大槻,杉本 MF中山,丸山光,芳賀奏,伊東,武藤 FW瀬川 

 上川代表決定戦準決勝Aピッチは、美深のキックオフで始まった。開始早々から前線から激しいプレッシャーをかける永南は、浅見がゴール前でボールを奪取、そのまま豪快に振り抜きゴールに突き刺し、わずか15秒で永南が先制する。美深も2分に右サイドでFKのチャンスを得ると、伊東が放り込んだクロスに武藤が頭であわせるが、惜しくも枠をとらえない。5分、美深は瀬川が左サイドハーフライン付近でボールを受けると、スピードに乗ったドリブルで突破をはかり、ペナルティエリア付近で豪快にシュートを放つが、わずかに外れる。両チームともインターセプトを狙い、中盤での激しい奪い合いが展開される。美深はシンプルにディフェンスの裏にロングボールを入れ、武藤を走らせる展開。一方永南は、吉田を経由して攻撃を組み立てる。15分、美深は瀬川がパスカットから永南ゴール前に侵入するが、大杉を中心としたディフェンスに阻まれ、永南吉田がカットしてそのままスピードに乗ったドリブルで速攻に出る。鷲見とのワンツーで抜け出すが、坂井がカットし、フィニッシュまで持ち込めない。21分、コーナーキックを得た美深は瀬川がゴール前に蹴り込み、坂井が頭であわせるが大きく外れていく。23分、永南は森永がファーストタッチでディフェンスのギャップを抜け出し、絶好のチャンスとなるが、坂井が必死に追いつきクリア、なかなかゴールを割れない。25分、永南が右サイドからのクロスがゴールへながれ、美深大槻が頭で必死にクリアしようと試みるが、そのままオウンゴールとなり、永南が追加点を挙げる。27分、たたみかける永南は右サイドからグラウンダーのスルーパスを受けた鷲見がコントロールしてシュート、3点目を挙げ、前半を3−0永南リードで折り返す。

 後半はリードしている永何のキックオフで開始する。永南は、吉田と浅見が顔を出し、攻撃を組み立てる。35分、美深は結城のクリアを拾った瀬川が70mの速いドリブルで一気にゴール前に侵入するが、シュートを打ちきれない。土田のパスカットから浅見が中央でボールを受けると、樋口が裏をとりスルーパスに反応、ゴール前に角度のないところからクロスをあげるが、GK橋田が倒れ込みながらキャッチする。土田・浅見・樋口で右サイドから崩しにかかる永南だが、フィニッシュまで持ち込めない。51分、永南は左サイドハーフライン付近でFKを得ると、大杉が浅見に縦パスを入れると、須藤に落とし、落ち着いてゴール左に蹴り込み追加点を得る。1点がほしい美深だが、吉田・浅見を中心とした永南のシンプルな組み立てになかなか活路を見いだせない。57分永南は、野原・浅見・須藤と簡単につないでシュートまで持ち込むが、クロスバーを大きく超えていく。終始攻撃の手を緩めなかった永南がゲームを支配し、4−0で決勝進出を決めた。

北 門4−0(1−0)北 星 
得点者 高柳(12分),石澤(45分,47分),田中(54分)(門) 
北 門  GK中村 DF長岡(中西),森,鈴木恭,鈴木颯 MF高柳,岡,石澤,田中,畑(三浦) FW荒瀬(伊藤)
北 星  GK伊場 DF金尾,本間,本谷,高畠聖(膳法) MF高畠優(向井),淺川,小野,佐藤(清野) FW船越(西田),大瀧 
 準決勝Bピッチは,北星と北門の旭川市中連の準決勝と同一カードとなった。序盤北門右サイドの高柳から攻撃を仕掛け。2分には長岡の縦パスから荒瀬が右サイドを抜け出て,田中を経由して石澤にパス。石澤のクロスに荒瀬が合わせて最初のチャンスをつかむ。荒瀬へのくさびのボールを入れながら,畑,田中が中盤を細かなパスで組み立てる北門は,サイドに一旦当てながらクロス気味に逆サイドへのロングフィードも使って北星DFラインのギャップを狙う。ボールを支配される時間が多い北星は,3ラインをコンパクトにしながら,我慢の時間が続く。サイドバックの高畠聖が中央まで幅広くカバーしながら守備をする。攻撃では船越をターゲットにカウンターから攻撃をしかけるが,小野が自陣深くに押し込められ攻撃が単発となる。11分自陣からの森のロングフィードから相手DFのミスを誘い,抜け出した高柳がGKとの1対1を決めて先制する。直後の12分にも田中のスルーパスから高柳がサイドをえぐり,折り返しを畑が狙うなど北門のペースが続く。 それでも16分北星は大瀧のクロスから船越が折り返し,小野が飛び出すが北門GK中村も判断よく飛び出し,ピンチをしのぐ。前半半ばからは北門が中盤での組み立てのパスを相手選手に引っかけるようになり,その結果長いボールが多くなる。そのボールに対しては本間,本谷らがはじき返し、北門もリズムをつかめなくなる。また,北星の中盤小野,淺川の守備意識も高く,膠着状態が続く。28分北星はゴール前25mの距離でFKを得る。佐藤の強烈なシュートはGK中村の正面をつき,前半は北門1点のリードで折り返した。 後半北門は左サイドの鈴木恭を起点に追加点を狙う。石澤への縦パスから田中,畑がからんでシュートチャンスを狙う。34分には鈴木恭のクロス気味のロングパスにダイアゴナルに走り込んだ荒瀬がループで狙うがゴールの上にわずか外れる。北星も小野にボールを収め,淺川が飛び出しからチャンスをつかんで反撃する。北門の攻撃に慣れてきた北星は本間を中心に堅い守備を見せ,反撃の機をうかがう。畑の位置がやや低い北門は厚みのある攻撃がなくなり始める。それでも39分には畑から右サイドの高柳にサイドチェンジ。高柳の折り返しはシュート気味となって北星ゴールに迫るが,GK伊場がフィスティングで逃れる。44分北門は畑からの縦パスをきっかけに北星のミスをつき,石澤が落ち着いて決めて2対0とする。この1点で楽になった北門は46分畑からのスルーパスに石澤が飛び出してGKとの1対1を決め大きな3点目を決める。54分北門は鈴木恭を起点に,荒瀬のラストパスから田中がだめ押しの4点目を決め,試合を決定づけた。北星も小野,船越らが北門ゴールを狙うが鈴木颯,森が北星の攻撃を完封。北門の攻撃をよくしのいだ北星だが,相手のミスを確実に決めた北門が2年連続の全道大会出場に向けて決勝へと勝ち進んだ。  


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