平成26年度上川代表決定戦



決勝 7月12日(土)士別天塩川サッカー場 
北 門2−0(1−0)永山南 
得点者  荒瀬(28分),田中(42分)(北) 
警 告 長岡(北)森永,樋口(永) 
北 門  GK中村 DF長岡,森(鈴木恭),鈴木颯,三浦 MF高柳,岡,石澤,田中,畑 FW荒瀬 
永山南  GK中田 DF大杉,土田,前川,長屋(鈴木) MF須藤,浅見,吉田,鷲見 FW樋口(高谷),森永 
 決勝は地区カブス所属ながら,前評判通りの実力を発揮し,旭川市中連のノーシードから勝ち上がった永山南と,2年連続の全道大会出場を狙う北門中学校の対戦となった。2分北門は鈴木颯を起点に畑から荒瀬にスルーパスが出てファーストシュートを放つ。北門は鈴木恭のサイドから長いボールを逆サイドに入れながら,荒瀬の突破力を生かして攻撃を組み立てる。永山南は北門の前への早い出足に中盤でボールを拾われ,なかなか組み立てる有効なパスが出ない。徐々にゲームに入れてきた両チームだが,互いに中盤で厳しいプレッシャーを与え続け,組み立てにリズムが生まれない。浅見が中盤でボールを受け始めた永南はポストプレーから前を向いてプレーできるようになり,北門ゴール前までボールを運ぶことができるようになるが,永山南の森永に北門森がハードなマークで攻撃の糸口を断ち切る。次第に流れは北門に傾き始める。17分北門は畑から左に展開,鈴木恭の逆サイドへのクロスに荒瀬が抜け出てGKをかわしてシュートを放つが,ボールはゴール右にわずかに外れる。19分には北門は三浦が左サイドをドリブルでスルスルと抜け出て,右足でシュートを放つがボールはホールバーに当たってノーゴール。北門,永山南とも左サイドを基点として,北門は鈴木恭,永山南は樋口から逆サイドへの大きなサイドチェンジを入れながらゴールに迫ろうとするが,北門は森,永山南は大杉を中心に集中力を切らさず,決定的な場面になる前にピンチの芽を摘んでしまう。28分北門は右サイドでボールを受けた畑からのスルーパスを荒瀬が抜け出て,ゴール前に進入。GKの体制をよく見て,インサイドでGKの逆をついて右足で先制点を決める。互いにリズムの取り合いとなった前半は,一瞬の隙をついて北門が1点のリードで折り返した。後半は永山南のCKからスタートする。そのカウンター田中がゴールに迫るが永山南土田がすばらしいカバーリングで対処する。34分永山南は右サイドのスローインから吉田のシュートを森永が合わせようとするがわずかに届かない。互いに中盤でのプレスが弱まり,前を向いた状態でプレーする機会が増え,前線へのパスの精度が高くなりチャンスを迎える機会が多くなる。中盤での運動量が落ち始め,素速い攻守の切り替えにはプレスバックできず,中盤と前線が間延びし始める。特に永山南の中盤のプレスが弱まり,畑,田中から石澤,荒瀬のスペースにスルーパスが矢継ぎ早に出るようになる。35分には高柳から荒瀬とつながり,逆サイドを走る石澤にグラウンダーのパス。石澤が右足のインサイドで合わせるがボールはゴール左ポストをたたき追加点はならなかった。41分北門は畑からのスルーパスに石澤が左サイドを抜け出てペナルティエリアに進出。永山南DFがたまらずファウルしPKを得る。このPKを田中が落ち着いて決めて大きな追加点を奪う。そのキックオフのボールから森永のスピードを生かしてFKを得るが,吉田のキックはGK中村がパンチングで逃れる。1点を取り返したい永山南は鈴木のポストプレーを利用しながら,浅見,吉田の組み立てからゴールに迫ろうとするが,鈴木颯,森を中心に体を張って守備をする。永山南は56分右サイド大杉からのFKを浅見が狙うがジャストミートせず。最後が北門しっかりとブロックを作って永山南に決定機を作らせず2対0の勝利。北門が2年連続14度目の全道大会出場を決めた。 





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