準決勝　７月４日（木）
北　門１−０（１−０）永　山
得点者	畑(28分）（北）
北　門	ＧＫ中村昴　ＤＦ森，中村宏，大西，鈴木恭　ＭＦ高柳，畑，伊藤和，能代，田中　ＦＷ得永　交代/ＦＰ石澤，兵藤
永　山	ＧＫ大沼　ＤＦ堂谷，山崎，鈴木佑，増子　ＭＦ北川，幸田，鈴木祥，森　ＦＷ佐々木，板橋　交代/ＦＰ木村，布施
決勝進出をかけた戦いAピッチ準決勝、北門対永山。天候は先日の曇り空の強風から一転、雲一つない快晴、若干の東からの風の中、永山のキックオフで始まった。立ち上がり、北門が中盤からサイドへの展開をしながら攻撃を仕掛けるが、永山も堅実な守りで攻撃を許さない。永山も両サイドを使いながら北門陣内への攻撃を試みる。両チームとも中盤でパスを繋ぎながらチャンスをうかがうが、なかなかチャンスを作れず前半10分が過ぎる。前半12分永山は左からのコーナーキックを幸田が蹴り、佐々木が頭で合わせるがゴール右上に外れる。前半14分北門は中央でパスを受けた得永がGKの位置を見てふわっとしたシュートを放つがゴール正面上に外れ、得点ならず。前半19分北門は右サイドから石澤が攻撃を仕掛け、左コーナーキックを得る。北門得永がキックするが、永山鈴木佑のクリアで、決めることができない。北門/永山両チームとも決定的チャンスがないまま27分が過ぎる。 前半28分北門は左コーナーキック。このコーナーをゴール中央に放り込み、こぼれてきたところを中央で受けた北門畑がシュートを放ち、先制。北門が1点のリードを奪う。ここで前半が終了する。 　後半、北門のキックオフでスタート。風も開始直後、北門は永山右サイドをえぐり、クロスを入れるが、永山DFの攻守に合い、追加点ならず。後半４分左サイドからのグラウンダーのクロスに北門得永がスライディングしながらシュートを放つも、永山Gkに阻まれる。北門のボール支配率が高い状況が続く。後半７分、永山幸田から北門DF裏にスルーパスが出て、佐々木がシュートを放つがゴール左に外れる。後半10分北門伊藤が左サイドから永山DF3人を抜きシュートを放つが、ゴール右ポストぎりぎりに外れる。後半12分北門伊藤が鈴木とのワンツーから最後は伊藤がシュートするが、右ポストにあたり、永山DFがクリア。その直後、北門伊藤が右サイドでのドリブル突破から畑にパス、北門畑がループシュートを放つが、ゴール上へ。永山陣内での攻防が続き、永山は北門陣内へ入り込めず苦しい時間をしいられるが、最後のところで粘り北門の攻撃をしのぐ。後半22分北門は右サイドからのコーナーキックに頭で合わせるが、得点ならず。北門は追加点が奪えない、永山は1点を追いつくことができないまま後半26分が過ぎる。後半28分永山は右コーナーキックを得、永山幸田がゴール中央にいた佐々木に合わせる。永山佐々木がヘッドで合わせるが、ゴール上に外れる。試合も残すところロスタイム近くになった頃、永山15番が中央で抜けだし、シュートを放つも得点ならず、同点機を逃す。ロスタイムは2分。永山は最後に右・左と立て続けにコーナーキックを得る。が、押し込むことができず。ここで試合終了のホイッスル。１対0で北門が勝ち、決勝にコマを進めた。
広　陵５−１（３−０）忠　和
得点者	小林（6分），小原（25分），井上（33分），森本（56分），熊谷（59分）（広）芝崎（31分）（忠）
広　陵	ＧＫ越田　ＤＦ坂牛，石橋，藤田　ＭＦ甲斐，西池，星　ＦＷ井上，熊谷，小林，小原　交代/ＦＰ山中，藤原，鈴木，森本，大曽根
忠　和	ＧＫ岡本　ＤＦ渋谷，設楽，山田，岩崎　ＭＦ山本，安口，田中，漆畑，芳野　ＦＷ芝崎　交代/ＦＰ鈴木
準決勝Ｂピッチは、緑が丘を退けた忠和と神楽を退けた広陵の顔合わせとなった。天候は晴れ、風は昨日ほどではないものの強い横風がピッチ上に吹き付ける。昨夜来からの雨でピッチはほどよい湿り感を帯び、まずまずのコンディション。 　広陵のキックオフでゲーム開始。立ち上がりは、忠和の芝崎がドリブルを生かして広陵陣内へと攻め込み、シュートチャンスを得るもＤＦに押さえられる。直後、広陵のＦＷ小原のセンターリングにＦＷ小林が頭で合わせるが、ＧＫ正面。続く５分には、西池からのドリブル突破から中央で小原がボールを得ると２０ｍ付近からミドルシュート。クロスバーを直撃する。勢いに乗った広陵は６分、左サイドＤＦ星が、小林の背後からボールをあげると、ワンバウンドしたボールに小林が反応。そのまま頭で押し込み、先制点を得る。追う忠和は、ＭＦ山本、田中がＦＷの芳野、芝崎をターゲットにボールを送り込み、チャンスメーク。失点後の８分には忠和がＣＫのチャンスを得るが枠を大きく外す。続く９分にもＣＫのチャンスを得る忠和だが、はじき返される。広陵はＭＦ西池が中盤でポゼッションをあげ、右ＭＦの熊谷を走ら忠和ゴールに迫るが忠和ＤＦ陣が体を張ってシュートまでもっていかせない。広陵ＤＦ陣も藤田や坂牛が忠和のＦＷに対して積極的にチャレンジし、自由にさせない。その後、両チームともに２４分過ぎまで一進一退のゲーム展開だったが、やや忠和が押し込まれる場面が増えた２５分。右サイドの流れていた西池が２５ｍ付近からアーリークロスをあげると、左から走り込んだＦＷ小原がノーマークで頭で合わせ、ゴール右隅にボールをたたき込み２点目を奪う。続くアディショナルタイムには交代出場のＭＦ藤原が右サイドを走る小林へスルーパス。小林が右からクロスをあげると中央に走り込んだＦＷ井上が足で合わせて追加点を奪い、前半終了。 　相変わらずの風が吹き付ける中、忠和のキックオフで後半開始。開始直後、中央でボールを得た芝崎が体を張って保持。右サイドでフリーになった漆畑へスルーパス。漆畑はドリブルから、センターリング。走り込んだ芝崎が広陵ＤＦと競り合い、頭で合わせ待望の１点を奪う。続く３６分には、ＦＫのチャンスを左２５ｍ付近で得るとＭＦ山本がＧＫ頭上に絶妙なシュートを放つがＧＫ越田がパンチングで好守。続くＣＫは芝崎がタイミング良く合わせるがＧＫ正面。さらに忠和田中が芳野に縦パスを送ると、芳野はＤＦ二人を絶妙なドリブルで抜き去り、ドリブル突破。左足でシュートを放つもポスト右に惜しくもシュートが切れる。勢いに乗り、シンプルにボールを前線へ送り込む忠和はスピードを生かして、広陵陣内へと攻め込むもシュートが枠を捕らえることができない。忠和は中央で山本が体を張ってボールを保持。広陵陣内での攻防が続くが、広陵の落ち着いたディフェンスに思うようなシュートが打てない。やや足の止まった５５分、広陵は丁寧にパスを繋ぎじわじわと忠和陣内へと攻め入り、小原からのパスを得た西池がＰＡ外でボールをキープ。シュートを放つと思えた瞬間、左から走り込んできた森本に横パス。森本が左足でシュートを決め決定的となる４点目を奪う。続くアディショナルタイムには、カウンターから広陵の熊谷が抜けだし、そのまま左サイドをドリブル突破。ＧＫの位置を落ち着いて確認し、ゴール右隅にボールを滑り込ませ５点目を奪い、決勝へと駒を進めることとなった。