第64回旭川市中学校連盟サッカー大会
準決勝
北 門3−1(2−1)附 属
得点者 得永(10分),今野(29分,46分)(北)山根(26分)(附)
警 告 楠(附)
北 門 GK田中 DF高橋航,鈴木,高橋温,内田 MF伊藤勇,斎藤友,今野,関,伊藤和 FW得永 交代/FW槌谷
附 属 GK田中 DF原田,祖父江,新田,長瀬 MF宮村,金澤,山根,松本 FW松田康,楠 交代/MF宮川
【戦評/鈴木(忠和)】 Aピッチ準決勝は,道北ブロックカブス2位の北門と3位の附属という強豪校同士の対戦。今期公式戦初の対戦。準々決勝では両者ともに先制点を決めるのに時間を要し,試合の流れをつかむのに苦しむ展開となったが,尻上がりに調子を上げ快勝を納める結果となった。前半,附属のキッキオフ。先手をとったのは附属。中盤で」ボールをキープする楠からG右へ走り込む松田にクロスボール,楠はDFを振り切ってG左サイドを狙うが惜しくも外れる。5分北門は27m付近FKで今野が直接狙うもGを大きく外す。8分には,楠が北門斎藤のボールを自陣で奪い,G前までドリブルで持ち込み,シュートすると見せかけて左を上がる山根へはたき強烈なシュートを放つが得点ならず。流れが附属に行きかけた9分,北門は30m左から今野G前へ高いクロスを入れ,ボールは直接Gへ向かう。GK頭上でなんとかはじき出すがこぼれたところを,得永が押し込み先制する。1点ビハインドとなった附属は楠のドリブルから北門Gに再三迫るが,北門DF高橋,鈴木の粘り強い守りでGを死守。追加点を狙う北門は,サイドからの攻撃27分,附属は,北門DFのパスミスを楠が左サイドから,ファーサイドに走り込む山根へ絶妙のセンタリング,山根はワンタッチコントロールでDFをかわしゴールし同点に追いつく。追いつかれた北門は怒濤の攻めを見せる。28分,関がG30mから関が強烈なロングシュートを放ち,GK横っ飛びではじき出しCKに逃げる。北門はCKのこぼれ球を伊藤がコントロールし槌谷へ,槌谷は1人かわしてフリーでシュートするもボールはG上を大きく外れる。29分,今野が左サイドからクロスを入れ槌谷がつめるが直接ゴールインし附属を突き放し,2対1のまま前半終了。 後半開始から互いに一歩も譲らぬ激しい攻防が繰り広げられる。32分,早い時間で追いつきたい附属は,新田が右サイド25mからGを狙うが,北門GK田中がワンハンドでCKに逃げる。続く33分,今度は,北門が左中央からA高橋から縦に走る槌谷へクロスボールを入れる。槌谷はワンタッチで1人かわしてシュートするも,GK田中のナイスセーブに阻まれる。その後も,互いにG迫る息のつけない展開となる。44分,右サイドでキープする関から,DFラインの前を横切るように左サイド今野へサイドチェンジ。今野がドリブルでGへ詰め寄ったところをDF痛恨のファール。今野が蹴ったPKをGKがはじくが,ボールは無情にもポストに当たり再び今野の前へ,今野は落ち着いて3点目を決める。残り10分となり,一進一退の攻防が更に激しさを増す。附属は松田,楠,山根をターゲットに縦にボールを入れ2点目を狙うが,北門DF陣の体を張った守りとGKのナイスセーブで追加点を許さず。北門は,関がしぶといプレーや今野の落ち着いたプレーで附属Gを脅かす。2点差とはなったものの,どちらが勝ってもおかしくない好ゲームとなった。

緑が丘2−0(0−0)永 山
得点者 野村(41分),加藤大(58分)(緑)
警 告 野口勇樹(永)
緑が丘 GK中嶋 DF加藤拓,鶴羽,谷地元,相澤 MF滝田,杉本,岩田,野村 FW加藤大,岡
永 山 GK西村 DF野口勇樹,澤,佐藤貴,柴山 MF中島,高田,庄野,幸田,野口勇介 FW中井 交代/MF佐竹,井上,大森,布施

試合序盤は永山が中盤をコンパクトに保ち,出足良くプレッシャーをかけてボールを奪い,丁寧にショートパスをつなぐ展開となり,緑が丘は中盤で自由にプレーすることができずにペースをつかめない。試合開始直後,永山は高田がセンターライン付近でパスカットしドリブルで緑が丘陣内に突進し,右サイドを駆け上がったH中井にパス。中井は相手DFと競り合ってコーナーキックを得る。右からのコーナーキックを両チームがゴール前で競り合い,こぼれたボールを永山高田がボレーシュートするが,緑が丘GK中嶋がセーブする。積極的にプレスをかけ,セカンドボールにも素早く反応する永山に対して緑が丘は相手DFラインの裏や両サイドのスペースを探しながらロングパスを送るが,永山のチェックが速く,効果的な攻撃を繰り出せない。ペースを変えたい緑が丘は,10分野村が永山高田のドリブルをカットし,すかさず永山DFラインの裏へパスを送る。このパスに反応したFW岡が抜けだそうとするが,永山DFにクリアされる。18分,岩田のスルーパスを左サイドで受けた杉本がグラウンダーでゴール前へセンタリングを送り,このボールを岡がトラップしてシュートするがゴール左へ外れる。次第にペースをつかみ始めた緑が丘は26分にはゴール前でセンタリングを競り合って落ちたボールを岡がゴール前でトラップしてシュートをねらうが,永山DFが体を張ってブロックする。一方の永山も中盤で執拗にチェィシングを繰り返し,クリアボールを拾った幸田が左サイドを駆け上がった野口へスルーパスを送る。このパスを受けた野口は緑が丘DFを振り切りシュートを放つが,中嶋にセーブされる。 後半に入り,緑が丘は野村を中心に積極的に攻撃を仕掛ける。後半開始直後,緑が丘は杉本と岩田のパス交換からセンターサークル付近に落としたボールを野村がダイレクトでFW加藤の背後のスペースにパスを送る。このパスをコントロールした加藤が永山GK西村と競り合いながらキープするが決定機は作れない。30度近い暑さの中,両チームが決定機を作れないままゲームは進行すると思われた40分,左サイドでボールをキープした杉本からのリターンパスを受けた野村が永山のプレスをかわしながらミドルシュートを放つと,永山GKの頭上を越えてゴールに決まり,先制点を奪う。先制点を奪った緑が丘は右からは滝田,左からは杉本がドリブル突破してセンタリングを入れようとするが,永山DFが体を投げ出してカットする。追いつきたい永山は45分,パスカットしたボールが跳ね返り,緑が丘陣内にこぼれたところに野口が走り込み,DFを振り切ってシュートするが,ゴールを割れない。さらに52分には佐竹のシュートが緑が丘DFに当たりこぼれたボールを中井がシュートするがゴール左ポストに当たる。54分には相手DFのクリアボールをカットした野口が左サイドに走り込んだ高田にパスを送る。このパスを受けた高田は緑が丘ゴールに迫り,切り返して右足でシュートをねらうが,緑が丘GKにセーブされる。永山の反撃を受けていた緑が丘であったが,58分に滝田が右サイドから折り返したボールを杉本がシュートする。永山GK西村がパンチングで逃れたに見えたが,このボールを再び杉本が拾ってペナルティエリア中央の岡へパスする。岡は相手DFを引きつけて後方からつめていた加藤にパス。加藤は落ち着いてゴール右にシュートを決めて追加点を奪い,試合を決めた。

 


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