平成23年度 上川代表決定戦


準決勝
北 門6−0(2−0)美 深
得点者 高橋航(11分),O・G(21分),伊藤勇(32分),鈴木(40分),伊藤和(44分),内田(45分)(北)
警 告 結城(美)
北 門 GK高橋日 DF高橋航,鈴木,高橋大,田渕 MF櫛部,今野,関,渡辺 FW槌谷,伊藤勇 交代/DF高橋温,DF内田,FW斎藤圭,FW得永,DF佐藤健
美 深 GK結城 DF清水,竹田,鉢呂,十亀 MF鈴木賢,坂井,伊庭,堂前 FW広瀬,佐藤 交代DF西川
【戦評/鈴木(忠和)】
 準決勝Bピッチの対戦は、初戦を永山に快勝した旭川地区第1代表・北門中学校と延長の末、士別南に辛勝した美深の対戦。昨夜からの激しい雨により、ピッチはスリッピーな状況。プレーの精度がより一層求められるものとなった。前半は、北門のキックオフでスタート。先手をとったのは北門。開始早々、関と今野のコンビネーションから前線の槌谷へと繋ぎ美深Gへ詰め寄る。3分には、E伊藤勇希からパス受けた槌谷が、エリア内から関へバックパスし、関が20mの強烈なシュートを放つが枠を外す。劣勢の美深は8分、25m付近から坂井が、GKの意表を突くミドルシュートを放つが惜しくも枠を外す。時間の経過とともに、北門はややフラットになった美深のDFラインのギャップを突くスルーパスでチャンスを作り始める。11分、美深のクリアボールを高橋航太が35m付近から、ドリブルで4人を抜き去り、エリア内まで持ち込み中央左からG右隅へ流し込み先制。17分には、エリア付近のルーズボールを巧みな反転でDFを抜き去った伊藤勇希がGKと1対1の状況となるが、GKの飛び出しでシュートはGを外す。19分美深は、いい形でボールをもらったH広瀬が、絶妙のループパスをDFの裏に蹴り込む。北門GK高橋が出あぐねるところをJ佐藤がつめるがDFに体を寄せられ得点ならず。美深が徐々にチャンスを作り始めた20分過ぎ、美深のクリアボールが不運にもエリア内の味方に当たり、ボールは大きく跳ね上がりGKの頭上を越えオウンゴールとなってしまう。何とか前半で1点を返したい美深は、26分、北門DFのクリアが雨のため止まってしまったところをそのまま中央20m付近から佐藤が直接シュートするが、惜しくもGK正面。29分には、佐藤からパスをもらった広瀬が巧みなボールコントロールからシュートを放つが北門DFに当たりCKとなる。そのCKを広瀬がどんぴしゃで頭に合わせるがG左を外してしまう。
 後半の早い時間で1点を返したい美深は、広瀬が前半よりも高い位置でプレーし好機を待つ。しかし、32分、伊藤勇希が美深DFクリアミスに素早く反応し、裏でボールをさらってエリア内に持ち込み、GKをかわして3点目をたたき込む。40分、今野が蹴った右CKからのこぼれ球を、エリア左20mから押し上げていた鈴木が左足でG右隅へ見事なループシュートで蹴り込み4点目。43分には、中盤での早いパス回しからパスをもらった伊藤和希が5点目。45分には、ドリブルで持ち込む内田へ美深GKが痛恨のファール。そのPKを内田が落ち着いてきめ6点目。大差となった状況のもと、美深は広瀬が巧みなドリブルで北門Gに迫るが、北門DF陣の堅い守りのもといい形でシュートを打たせてもらえず。終盤、メンバーを落とした北門に対して、美深が攻め入る場面が増えるが得点することができずに終了。大差とはなったものの、2年生主体の美深の最後まで試合を捨てずに1点を狙う姿勢が印象に残る試合となった。 
緑が丘5−1(1−0)附 属
得点者 野村(4分,15分),岡(5分,26分),加藤大(19分)(緑)松田(59分)(附)
警 告 相澤,加藤(緑)
緑が丘 GK中嶋 DF加藤拓,鶴羽,谷地元,相澤 MF滝田,杉本,岩田,加藤大 FW野村,岡 交代/FW風上,DF菅井,FW野際,GK成田
附 属 GK田中 DF原田,祖父江,新田,宮村 MF長瀬,金澤,山根 FW松田康,楠,松本

【戦評/遠山(広陵)】
 準決勝
Aピッチは1日目を危なげない試合で駒を進めた緑が丘と美瑛に5−0で勝利し勢いに乗る付属との対戦となった。小雨がやや強く降る中風下の緑が丘のキックオフで試合開始。ピッチには水が溜まり、足元が滑る中お互いにPA内、DF裏に蹴りこんでチャンスを作ろうとする。開始間もない3分、付属DFライン裏に落としたボールをFW加藤がスピードに乗ったドリブルで仕掛けDFがたまらずファウル。PKを得る。野村がこれを冷静にインサイドでゴール左隅に決め1点のアドバンテージを得る。1点を追いかける付属は楠、松田のスピードに乗ったドリブルで仕掛け5分、7分、10分と右サイドの同じ場所でのフリーキックを得る。いずれも山根がゴール前に制度の高いボールを送るも決めきれない。サイドでよくボールに絡む杉本の突破でチャンスを作緑が丘だが付属も原田、新田が体をはったDFで追加点を許さない。2列目から野村が単独で飛び出した絶好のチャンスも間一髪原田のスライディングで逃れる。スリッピーなピッチを生かし、低いボールで楠にボールを配給し、山根がチャンスをつくる付属は22分、ゴール前に迫った楠が金澤に落とすとPA手前から右足で強烈なシュートをゴール左に放つ。GK中島がたまらずはじき、コーナーキックに逃れる。このコーナーを原田がいいタイミングでゴール前で触るもボールはバーの上に外れる。お互いのドリブルをスライディングで止める場面が増え、両者ともややファウルが多くなる。26分には左サイドを崩した緑が丘がゴール前でGK3人がもつれ追加点かと思わせたがCKに逃れ1−0のスコアで折り返す。
 雨脚が弱まった後半早々、緑が丘FW岡がドリブル突破し攻撃の糸口となる。3分にはPA内でボールを受け振り向きざまにシュート。これはゴール枠を外すも直後の4分、ロングフィードのボールに反応しDFラインに飛び出しドリブルGK1対1となる。落ち着いてゴール左に決め2点目を挙げる。付属は楠のドリブルでの上がりから2度のコーナーキックのチャンスを得るもGK中島が落ち着いて処理し決定的なチャンスを作らせない。9分自陣のピンチをしのいだ付属は山根から楠にボールが入り緑が丘DFがたまらずファウル。FKからチャンスをえるもフィニッシュまでいけない。逆に14分、ゴール前の混戦から緑が丘が追加点を挙げる。羽がキープから野村に落とすとキーパーの位置をよく見たふわりと浮いたシュートをゴール左に決め3点目。まず1点を返したい付属は15分に得たFKから決定的な場面が生まれる。山根が左サイドから逆サイドの楠に合わせると混戦から祖父江、松田がシュートを打つもDFがブロック、最後は楠が右サイドから打ったシュートは不運にもポストに当たり得点を奪えない。押し気味に試合を進める緑が丘は22分に左サイドを崩した加藤がクロス気味に挙げたボールが逆サイドのネットに吸い込まれるように入り4点差とする。付属は原田を前線のポジションに置き1点を取りに行くも、逆にカウンターから5点差とされる。25分、攻め上がるために高いラインをひいていたDFの裏を岡が裏に抜け突破。長瀬、原田が必死に戻るも寸でのところでかわされ5点目。28分には相澤と岡がDFを突破し決定的な場面になるもGK田中が体をはって阻止し、チームのモチベーションを維持する。最後まで果敢に攻める付属は29分に最後の攻撃を仕掛ける。山根のFKから始まった攻撃は新田がゴールを外すものの、直後の左サイドからの展開から山根が逆サイドにクロスを入れる。金澤がシュートするもDFの体に当たり松田の足元へ。これをプッシュし1点を挙げる。最後まで果敢に走り、一矢報いた付属だったが緑が丘の厚みのある攻撃に屈し決勝進出を逃した。緑が丘は中体連での雪辱をかけて決勝を北門と戦うこととなった。




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