第2回道北ブロックユース

準決勝 9月18日(日)忠和公園
附 属4−3(2−2)稚内南
得点者 松田康(21分,31分),楠(49分,66分)(附)南口(27分),峠(32分),寺田(67分)(稚)
警 告 楠(附)上中(稚)
附 属 GK田中 DF原田,長瀬,新田,祖父江(松田和) MF金澤,山根(河口),宮川 FW松田康,楠 ,松本
稚内南 GK中場 DF大友(柏谷),上中,山本,峠 MF寺田,南口,梶原,有馬,西村 FW鈴木
【戦評/鈴木(忠和)】 準決勝Bピッチは,二週間前のリーグ戦で点の取り合いの末4対4のドローに終わった稚内南と附属の対戦。序盤は両チーム譲らず互角の攻防となる。先にシュートを放ったのは稚内南。2分に南口の右CKから寺田がフリーでヘッドで狙うが惜しくも左に外れる。7分今度は附属が松本の左CKをニアサイドに走り込んだ松田康ヘッドで合わせるがボールはファーポスト横をすりぬけ得点ならず。附属は山根の切れのあるドリブルで稚内南のDFラインに迫るが,厳しいDFに迫るが厳しい守備にあいシュートには至らない。一方稚内南は中盤をシンプルにつなぎ,DFラインの裏へ飛び出す寺田,南口にスルーパスを通すがオフサイドになり決定機にならない。14分附属はゴールやや左20m付近でFKを得,山根が直接狙うが上に外れる。さらに18分,附属は4本目のCKを楠がジャストミートで合わせるがGK中場の正面をつく。稚内南はそのボールを右サイドを駆け上がる鈴木へつなぎ速攻をしかける。鈴木はペナルティエリア内へ切れ込みシュートを放つもGK田中の好セーブで得点を阻まれる。21分附属はセンターサークル付近からのFKをゴール前へ走り込んだ松田康が頭で合わせボールはゴール左隅に吸い込まれるようにしてネットを揺らし先制点が生まれる。しかし稚内南は27分附属DFのハンドで得たPKを南口が落ち着いて決めて同点に追いつく。31分附属は山根からのスローインをもらった楠がドリブルし20m付近から強烈なミドルシュートを放つ。GKがはじいたところを松田康がすかさず押し込み再びリードを奪う。しかし,稚内南は32分DF峠が左サイドから入れたセンタリングがそのままファーポストにあたってゴールインし,すぐさま追いつく。 点の取り合いになった前半同様,後半も開始直後から激しい攻防が繰り広げられる。40分附属は楠速いドリブルで左サイドを持ち上がり,DFを引きつけたところをゴール前にフリーで駆け上がる松田康へ絶妙のスルーパスを通す。松田康はGKと1対1になるが,シュートは枠をとらえられない。46分にも松田康とのコンビネーションで抜け出た楠がGKと1対1になるが,GK中場のすばやい飛び出しでシュートを跳ね返されてしまう。稚内南は前半同様速攻から攻撃をしかける。49分附属はゴール前やや右20m付近での稚内南DFのクリアボールの跳ね返りがゴール前左のスペースに落ちたところを楠が強烈なボレーシュートを決め三たびリードを奪う。三度目のビハインドとなった稚内南は梶原をあげゴールを狙う。52分その梶原がゴール25m付近からGKの隙をついてミドルシュートを放つがボールは惜しくもバーを直撃する。66分附属はショートコーナーに反応した稚内南DFの隙をついて楠がエリア内にスルスルと上がり,横パスをワントラップして4点目をあげる。2点差をつけられた稚内南だが,67分梶原が放ったシュートの跳ね返りを寺田がボレーで決めて1点差に迫る。その後稚内南の激しい攻撃が続くが,附属が必死の守りを見せ,逃げ切り決勝へと駒を進めた。

永 山4−2(2−1)広 陵
得点者 中井(8分,18分),高田(65分),澤(69分)(永)細川(3分),橋本(67分)(広)
警 告 大島,橋本(広)
永 山 GK西村 DF野口勇樹,澤,佐藤貴,柴山 MF中島(大森),高田,佐竹(布施),幸田(庄野),野口勇介  FW中井
広 陵 GK小林 DF松下,錦戸,坂牛,室井 MF橋本,島,中 FW畠山,大島,細川
【戦評/小林(神楽)】 気温17度。前夜からの雨でピッチはかなりのウェット状態。小雨舞い散る中,永山のキックオフで試合開始。 ゲームは4・3・3の攻撃的な布陣の広陵が,序盤から積極的に永山陣内へと攻め込む展開。ファーストシュートは広陵。1分,MF橋本から,右を走るFW細川にロングパス。細川がそのまま右サイドを切れ込みシュート。ゴール右隅にシュートはきれる。その後も広陵は,積極的に永山陣内へと攻め入る。ゲームが動いたのが3分。中央で広陵DF中がインターセプト。そのまま右サイドを走る細川に絶妙のスルーパスを送り込むと,ラインに張っていた細川が迷わず飛び出し,中央に切れ込む。ややフラットになっていた永山DFを振り切り,GKと1対1に。落ち着いてゴール右隅に先制点をたたき込む。対する永山はやや前がかりになっていた広陵の隙を突き,8分GK西村が力強いゴールキックを左を走る永山MF野口勇介に送ると,野口勇介がそのままドリブル突破。対応の遅れたDFを振り切り,フリーに。迷わずマイナスのセンターリングを送ると,中央に飛び込んできたFW中井がダイレクトで合わせ,ゴール左に同点弾をたたき込む。その後も,永山陣内での攻防は続き,永山がMF高田を中心に凌ぐ場面が続く。11分には広陵MF橋本のPAアーク付近での横へのドリブルにたまらず,永山がファール。フリーキックをDF室井が蹴るがクロスバー上にシュートは切れる。凌ぐ永山は,18分,ワイドな展開から広陵陣内へと攻め込むと,アーリークロスからシュートチャンスを演出。2本のシュートを広陵はクリアーするがこぼれたボールを中井が中央35m付近から豪快にシュートを放つと,ゴール上段にシュートが吸い込まれ,貴重な追加点を奪う。 後半は,やや雨脚が強まる中,両チーム一進一退のゲーム展開。中盤でのボールの奪い合いから,前線へとボールを送り込むが,両チームとも体をはったディフェンスで,ラストパスを出させない。 広陵はFW大島,FW畠山,細川がワイドにポジションをとり,永山DF陣にマークを絞らせない。対する永山は高田,MF佐竹,FW中井を中心にコンパクトなダイレクトプレーを展開し,好機を演出しようとするが,両者譲らない。 1点ビハインドの広陵は,やや引き気味の永山陣内へとボールを果敢に運び,シュートを狙おうとするが決定打にならない。凌ぐ永山は50分,コーナーキックのクリアボールを高田が右サイドから,ロングボールを送ると,中井が飛び出しドリブルキープ。迷わず,左を走る野口勇介にパス。ノーマークの野口勇介がシュートを放つが,惜しくもゴール右にシュートはきれる。攻撃の手を緩めない広陵は,51分,35m付近でフリーキックのチャンスを得るが,クロスバーを大きくこえてしまう。 一進一退のゲーム展開の中,65分,右サイド奥に位置したMF大森が相手DFを絶妙なドリブルでかわし,マイナスのセンターリングを送り込むと,中央でフリーになっていた高田がアーク付近でパスを受け,迷わずゴールを狙い貴重な3点目を奪う。後のない広陵はパワープレーで永山陣内に攻め入る。66分には橋本が中央でパスを受け,豪快にシュートを放つが,無情にもクロスバー直撃。その後も攻撃の手を緩めない広陵は,67分コーナーキックを得ると,GKのパンチングミスを逃さなかった橋本がボレーシュート。得点を奪う。しかし,ロスタイム。前がかりになっていた広陵からボールを奪った永山DF澤が広陵のクリアボールを30m付近からシュート。弧を描いたボールはGKの手をかすめ,ゴール左上に吸い込まれ4点目を奪い,ゲームセット。一週間前に完敗した永山だったが,リトリートしながら効果的な攻撃を見せ雪辱を果たし,2年連続の決勝に進んだ。 











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