第63回旭川市中学校連盟サッカー大会

準決勝
北 門3−1(1−1)緑が丘
得点者 佐々木(3分,36分),高橋佑(53分)(北)野村(28分)(緑)
警 告 篠原(緑)
北 門 GK松本 DF高橋航,菅原,関,鈴木 MF斎藤,伊藤,今野,能代 FW佐々木,高橋佑 交代/MF田中,FW内田
緑が丘 GK安食 DF宮川,鶴羽,谷地元,高買 MF酒井,森川,浜崎,篠原 FW野村,鮫澤 交代/FW岩田
主審/矢吹(忠和) 副審/南向(春光台),松本(北都) 第4審/角(愛宕)
【戦評/則末(永山)】
 開始早々緑が丘はペースをつかもうと,キックオフのボールを酒井が相手陣内へ蹴り込みこぼれ球を篠原をミドルシュートで狙う。さらに森川の突破からチャンスをつかむが北門守備陣に阻まれる。北門も負けじと佐々木を起点に能代,齋藤に渡ってゴールに迫る。互いに一度ずつ攻め合った3分,北門は中盤から高橋佑がスピードに乗ったドリブルで進み右前で待つ佐々木にパス。佐々木がダイレクトでシュートを放つとゴールに突き刺さり、北門が早くも先制した。北門はFWの高橋佑にボールを集め,長いドリブルから佐々木とのコンビネーションかゴールに迫る。一方の緑が丘は篠原,酒井が中盤でボールを奪取し,右の森川のサイドから攻撃をしかける。互いに速い展開で積極的に前線の選手にボールを当ててチャンスをねらうが,北門菅原,緑ヶ丘高買がよくカバーリングする。しかし,北門守備陣は高橋佑のスピードにやや手を焼き,佐々木が二度,三度とシュートチャンスをつかむ。谷地元が自陣深くから相手陣内,さらに逆サイド深くまで豊富な運動量で何とか流れを変えようとする。篠原,酒井が中盤で前を向いた時には北門守備陣に脅威を与え,18分には篠原の突破から野村がシュートチャンスをつかむ。20分にも野村のヘッドの落としから鮫澤がシュートを放つがGK松本が防ぐ。さらに21分には野村のラストパスから浜崎がゴールに迫るが能代がよくついていき体を寄せる。しかし,北門の2トップは一瞬の隙に相手陣内でボールを受けるとフィニッシュに持ち込む力があり、22分には佐々木のパスから高橋佑がシュート。23分にも佐々木と高橋佑の二人でシュートに持ち込みGK安食の好セーブにあうがこぼれ球を斎藤が狙うなど気が抜けない。互いに攻守の切り替えの速いスピーディーな試合展開となる。28分緑が丘は、酒井の右CKに走り込んだ野村が頭で合わせて同点とする。
 後半開始直後は北門が佐々木と高橋佑のコンビから最初のシュートを放つが緑が丘高買がブロックする。さらに2分にも自陣からのロングボールに高橋佑がゴールに迫るが、またも高買がクリアする。5分にもDF鈴木の縦パスを受けた高橋佑が相手DFをかわしてシュートを放つがこれは安食がストップする。しかし,そのCKを今野があげると佐々木が高い打点で頭で決め再びリードを奪う。1点のビハインドとなった緑が丘は谷地元が積極的にオーバーラップをしかけ突破口を探る。48分には森川のパスを受けた鮫澤が至近距離からシュートを放つがGK松本がストップする。53分北門は田中が中盤で相手のボールを奪い高橋佑にパス。右サイドでボールを受けた高橋佑は約30mを小刻みなドリブルでスピードに乗り,左足で強烈なシュートを突き刺し大きな追加点をあげた。北門の2トップを抑えることにプレッシャーをかけられた緑が丘は終盤やや足が止まり反撃も及ばず。北門が6年ぶりの決勝進出を果たした。
附 属4−0(2−0)広 陵
得点者 工藤(7分),楠(24分),山根(48分),松田(50分)(附)
広 陵 GK大屋 DF宮越,竹内,錦戸,松下 MF橋本,甲斐,渡辺,大島 FW梶,沼田 交代/MF畠山 FW細川
附 属 GK能瀬 DF高橋,原田,河口、金澤 MF楠,坂本,中野,工藤 FW山根,松田康 交代/MF松本 FW新田
主審/三浦(神居) 副審/山本(聖園),佐藤(東明) 第4審/目黒(東明)
【戦評/小林(神楽)】
 準決勝Bピッチは啓北との厳しいゲームを制した広陵と北星を危なげなく下した附属との対戦となった。附属がボールを支配する静かな立ち上がり,FW山根,松田へのくさびを使い,MF中野がうまくからみながらサイドを攻める展開。対する広陵はフラットな附属DF陣の裏を大きくねらう展開。7分MF工藤が放り込んだボールを広陵守備陣が跳ね返すが,附属FW松田の正面へ。ペナルティエリアに勢いよくドリブルインしたところを,広陵DFがたまらずファウル。PKとなり工藤が落ち着いてゴール右隅に決めて先制した。その後も附属は楠,中野,山根が基点となり左右にボールを展開し広陵陣内に攻め込む。広陵は中央でくさびに入るボールをインターセプトし,前線へのスルーパスからスピードのある攻撃を繰り返す。21分には広陵DF竹内の45mはあるFKが直接ゴールインしそうな場面もあった。24分附属は楠が右から送り込まれたパスを中央でトラップ。絶妙なタッチでDF二人をかわして左足でシュート。ゴール右隅にボールをたたき込み追加点を得る。局面でのミスの少ない附属が確実に点を重ね前半が終了した。
 後半広陵は畠山,梶とフレッシュな選手を投入する。31分右からのクロスを梶が頭で合わせチャンスを演出。GK野瀬がファンブルしながらも攻守で防ぐ。広陵が2点のビハインドを感じさせない勢いで附属陣内へ攻め込む。38分には広陵竹内がCKをヘッド。完璧なタイミングで放たれたシュートは無情にもポストを直撃する。39分にも松下から畠山へDFラインの裏をつく絶妙なスルーパス。DF振りきった畠山のシュートはゴールの枠をとらえることができない。ゲームの流れは広陵のペースで進む。45分には大島からのスルーパスを途中から前線にあがった竹内がドリブル。しかし,附属守備陣の体を張ったディフェンスにあいシュートまでもちこめない。広陵ペースだった48分縦パスを受けた山根が左からドリブルで切れ込むと対応の遅れた広陵DF陣を振り切りペナルティエリア左の絶好の位置からゴール左隅にグラウンダーのシュートを蹴り込み3点目を奪う。さらに50分には3バックになった広陵DFのスペースをつき松田がドリブル突破。ペナルティエリア左からシュートを放ち,ダメ押しの4点目を決める。広陵は渡辺,畠山が基点となり,大島,竹内へとボールを送り附属陣内へと攻め込むが附属陣の厳しい守りにあい,いい状態でシュートを放つことができない。広陵が後半開始早々のビッグチャンスを決めていればゲームの展開はわからなかったが,個の力でやや上回った附属が4対0で決勝進出を決めた。 



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