| 準決勝 | |
| 附 属３－０（２－０）中富良野 | |
| 得点者 | 坂本（6分），中野（20分），工藤（41分）（附） |
| 警 告 | 平山（中） |
| 附 属 | ＧＫ能瀬 ＤＦ髙橋，工藤，原田，河口 ＭＦ楠，坂本，中野、金澤 ＦＷ松田康，新田 交代/MF松本，松田和，白坂 |
| 中富良野 | ＧＫ林 ＤＦ牧野，岡，小松田，平山 ＭＦ前川，曽慶，當瀬 ＦＷ植田，高橋，中島祐 交代/ＤＦ平山 ＭＦ岡本，武島 |
| 主審/對馬（東神楽） 副審/南向（春光台），松本（北都） 第4審/森（東光） | |
| 【戦評/小林（神楽）】 準決勝Ａピッチでのゲーム  は、前日、中体連市内大会準決勝のリベンジに燃える広陵を激戦の末下した附属と、同様のプレースタイルをもつ美深を局面の精度で上回った中富良野との一戦となった。天候は晴れ、最高のピッチ状況の中、中富良野のキックオフでゲームが始まる。中富良野は高い位置から附属のｄｆにプレッシャーをかける。試合開始早々の１分中富良野ｍｆ前川が左サイドで縦パスを受けドリブルで突破。いきなりのシュートはゴール右に外れる。中富良野のペースかと思われた６分、附属ｍｆ楠が中央でボールをキープ。中央やや左を走るｆｗ坂本にｄｆの頭を越す絶妙のスルーパスを送ると、坂本が飛び出しドリブル。飛び出したｇｋの頭を越すループシュートを落ち着いて決め先制点を奪う。その後もｍｆ楠や中野がボールを支配し、左右に攻撃を展開し、中富良野のゴールを脅かす。中富良野は附属のパスをインターセプトしロングボールを前線へと送り込み、足を使った攻撃で附属陣内へと攻め込むが附属ｄｆ陣の粘り強いディフェンスにフィニッシュまでもっていけない。しかし、１５分中富良野ｆｗ植田はｄｆラインからのロングパスをドリブル。中央やや右をドリブル突破。ＰＡ付近から最高の状態でシュートを放つと、附属ｇｋ野瀬が中 央でタイミングよくジャンプし、パンチングで攻守。しかし中富良野がペースをつかむかと思われた２０分、コーナーキックを得た附属は楠のボールを中野が中央で頭で合わせ、あっさりと追加点を奪う。プレッシャをかけ続ける中富良野は２２分右サイドでスルーパスを得たｆｗ中島が飛び出し、右から切れ込み豪快にシュート。ゴールかと思われたシュートは無情にもポスト直撃でｄｆにクリアされてしまう。その後も中富良野は素早いアプローチから附属陣内へと攻め込む。ｆｗ高橋が中央２５ｍ付近でボールを得ると、右へドリブル。やや足の止まった附属の隙を突き、一気にシュートまで持って行くと附属ｄｆはたまらずコーナーへクリア。その後のコーナーキックも混戦からどうなるかわからない状況だったが、附属が体を張ったディフェンスで凌ぐ。一進一退のゲーム展開で、両チームともにスライディングで相手のパスやシュートを抑えるという激しい場面が何度も見られ前半終了。後半は、前半同様、ボールの支配率でやや上回る附属ペースでゲームが動く。３２分、ｍｆ松本がｄｆ工藤からパスを冷静に保持、オーバーラップした工藤に壁パスを送ると工藤が右サイドを素早くえぐり、マイナスのセンターリング。左サイドに走り込んだが中野が足で合わせるがｇｋ正面で追加点を奪えない。対する中富良野は素早いパス回しからフラットな附属ｄｆ陣の裏を突き、ドリブルで突破するが、足で負けない附属は良い状態でシュートをさせず、遠い位置からのシュートをさせ、ｇｋ野瀬が落ち着いて処理する場面が続く。その後も、１点のほしい中富良野は、気温の上がる中、動きを緩めることなく附属陣内へと攻め入るが、フィニッシュまで持って行けない。中央での支配率がやや高い附属は、４１分細かいなパス展開から、松田がＰＡ右に一気に切れむと中富良野ｄｆがたまらず後ろからファール。痛恨のＰＫを与えてしまう。キッカー工藤はｇｋの動きを見て、落ち着いてゴール右隅にグランダーのシュートを決め、３点目を奪う。パワープレーで縦パスを前線に送り込み、ｆｗ中島、ｍｆ前川、ｆｗ植田、ｆｗ高橋らを使い場面の打開を狙いたい中富良野だが、附属の懸命なディフェンスにゴールを割ることができない。その後も中富良野の猛攻は続く、５６分にはｆｗ中島が左２５ｍからのＦＫを蹴る。あわやゴールかと思われたシュートは、野瀬がはじく。直後のコーナーキックもこぼれたボールをｄｆ小松田がゴールエリア内でシュート。これも野瀬が飛び込んで攻守。野瀬の体を張ったセーブに中富良野は得点を奪えない。中富良野のロングボールと足を使った攻めに対応し、中盤でのポゼッションの高さで上回った附属が決勝に駒を進めることとなった。 |
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| 北 門２－１（１－１，延長１－０）緑が丘 | |
| 得点者 | 高橋佑（25分，66分）（北）森川（11分）（緑） |
| 北 門 | GK松本 ＤＦ高橋航，菅原，関，鈴木 ＭＦ斉藤，伊藤，今野，能代 ＦＷ佐々木，高橋佑 |
| 緑が丘 | ＧＫ安食 ＤＦ宮川，鶴羽，谷地元，高買 ＭＦ酒井，森川，浜崎，篠原 ＦＷ野村，鮫澤 交代MF岩田，久保 |
| 主審/矢吹（忠和） 副審/北原（士別），後藤（北都） 第4審/荒木関（光陽） | |
| 【戦評/鈴木（忠和）】 上川代  表決定戦準決勝Ｂピッチの組み合わせは，旭川大会と同じ北門と緑が丘の対戦となった。両チームとも丁寧にボールをつなぎゲームを組み立てる展開で試合はスタートした。4分緑が丘は左ＣＫをゴール前へ，野村の足元に入るが合わせられずに終わるが最初のビッグチャンスを迎えた。5分には篠原が右ペナルティエリアの角からドリブルでもちこみ角度のないところからシュートするがサイドネットとなる。序盤は球離れよくシンプルにつなぐ緑が丘が優勢となる。11分ゴール前30ｍ付近，ＭＦ酒井，篠原のコンビネーションからボールを受けたＭＦ森川が北門ＤＦ三人を抜きゴール右へ先制点を決める。北門は高橋佑，佐々木が緑が丘ＤＦ陣の集中した守りにあいチャンスを作れない19分北門は関がＤＦラインの裏から左サイドを縦に走り込む高橋佑へ縦のロングパス。高橋佑は中へ走り込む佐々木へ折り返しダイレクトでシュートするがＧＫの正面をつく。21分には高橋佑がゴール前20ｍ付近で伊藤から縦パスを受け、巧みな切り返しでＤＦをかわし左足でシュート。ボールはゴール右隅に向かうがＧＫ安食が倒れ込み左手一本で外へはじき出す。ここまで劣勢だった北門は25分自陣で今野から前に張っていた高橋佑へ長い縦パス。高橋佑はドリブルで四人を抜き去り丁寧にゴール右隅へ同点ゴールを流し込んだ。息を吹き返した北門は，27分には右ＣＫを関が高橋佑に合わせボレーでシュートするがＧＫ安食の正面をつく。前半リードして終わりたい緑が丘は29分，ゴール前20ｍのＦＫを酒井が直接狙いゴールかと思われたが，ＧＫ松本が横っ飛びではじき出す。後半開始直後から北門高橋佑は果敢にドリブル突破を試みる。33分ここまでシュートの なかった緑が丘ＦＷ野村が酒井からのボールを受け，ゴール前やや左20ｍから左足でミドルシュートを放つがゴールの上へ外れる。36分右サイドから能代がゴールニアポストへ。佐々木がダイレクトで合わせるが，ＧＫ安食が体を張ってＣＫに逃れる。そのＣＫを佐々木がヘッドで合わせると，ボールはゴールに向かうが酒井が頭でクリアして何とか防ぐ。やや押され気味の緑が丘は42分酒井の蹴った右ＣＫを鶴羽がフリーでヘッドで合わせるが枠をとらえきれず。一進一退の緊張感あふれる展開となる。53分北門はゴール前20ｍ絶好の位置でＦＫを得る。今野がワンタッチしたボールを佐々木が思い切りよく狙うが決まらず。55分にも25ｍ付近のＦＫを今野が狙うがＤＦにあたり得点にはならない。57分には佐々木がペナルティエリア左から振り向きざまにシュートをするがＧＫ松本が落ち着いてキャッチする。59分緑が丘はＤゾーン付近で前を向いてボールを受けた篠原が右でフリーの森川へパス。森川はワンタッチで持ち上がり強烈なシュートを放つがボールはゴールポスト左を直撃する。ロスタイムにも両チームチャンスを迎えるがそのままゲームは延長戦へと突入する。延長後半1分，緑が丘は高橋佑のドリブルをとめきれずファウル，ＰＫとなる。高橋佑が蹴ったＰＫにＧＫ安食はよく反応しストップするがボールはゴール左ポストにあたり再び高橋佑の前へ。高橋佑は難なく蹴り込みついに逆転に成功する。終了間際には北門が猛攻。ＣＫからチャンスを迎えるが，ゴールに向かったシュートを今野が掻き出し何とか防ぐ。互いに持ち味をだした好試合は，北門が粘り強く勝ち，決勝へと駒を進めた。 |
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