第1回道北ブロックユース

決勝 9月19日(日忠和公園
緑が丘2−2(1−1,1−1,延長0−0)<PK8-7>永 山
得点者 篠原(1分),O・G(58分)(緑)荻野(23分),高田(45分)(永)
警 告 野村,鶴羽(緑)伊藤,高田(永)
緑が丘 GK安食 DF宮川,鶴羽,谷地元,高買 MF篠原,酒井,浜崎,森川 FW野村,鮫澤
永 山 GK石川 DF西沢,半田,荻野(野田),高田 MF福沢,中坪,中井健,斎藤,植村 FW伊藤
 全道出場をかけた決勝は永山と緑が丘との対戦となった。リーグ戦では引き分け、中体連では2−1の僅差で緑が丘が勝利という好ゲームを展開してきた両者だけに、緊迫したゲーム展開が続くと予想された。キックオフは永山。DFから中盤で野村がポストでボールを受け、右サイドに展開。森川がスルーした先に篠原がPA右からダイレクトでゴール左に低い弾道でシュートを決め早々に先制する。出鼻をくじかれた永山だが、ロングボールを伊藤に蹴り込み攻撃の糸口を探る。中盤のポゼッションはやや緑が丘が上回り、酒井が基点となりボールをうまく左右に散らし永山のギャップを突いた攻撃が続く。序盤の10分は緑が丘ペースであったが、永山も徐々に運動量を増す。FW伊藤にボールが収まらない中、中坪が中盤でボールを受け左サイドの植村を走らせ相手DF裏への進入を試みもフィニッシュまでには至らない。中盤の奪い合いから得たFKもシュートまで持って行けない永山に辛抱の時間帯が続く。19分には森川が篠原を右サイドを突破させる絶妙のスルーパスを出し、PA深くまで進入するも、DF荻野、半田が体を張ってシュートをブロックする。19分、我慢強く緑が丘の攻撃を凌いできた永山だが23分に同点に追いつく。右からの中井のCKをファーサイドから走り込んできた荻野が強烈なヘディングシュートをネットに突き刺す。再びリードをしたい緑が丘だが、展開がやや縦気味になり、DF裏に鮫澤、野村を走らせるフィードはGKを外せず、有効な攻撃には至らない。逆に永山は29分右からのクロスボールに中井が反応。ダイレクトでショートするもごGK安食が何とか体に当てCKに逃れる。 後半、緑が丘が開始早々CKを得る。酒井が蹴ったボールに森川が頭で合わせるも、枠を外す。立ち上がりは前半同様、緑が丘の高いポゼッションと1タッチパスからのサイドへのスルーパス、鮫澤を走らせるロングフィードと多彩な攻撃を見せる。自軍サイドからなかなかボールが出ない我慢の展開の続く永山だが、チャレンジ&カバーがしっかりと機能し決定的な場面をつくらせない。その辛抱強さが実ったのが45分、CKを得た永山のボールを緑が丘がクリア。DFの高田がボールを奪いバイタルエリアにドリブル進入しDFを1枚かわしてミドルシュートを放つ。バーに当たったボールを安食がはじき出そうとするなかも、ボールはゴールに。粘った末についにリードする。1点を追う緑が丘だが、ボールが縦に急ぐ展開が多く、なかなかシュートまで至らない。55分、再び永山のチャンスはPA手前、20mで得たFK、直後のCKも福沢、中坪らがゴールに押し込もうとするも、安食の必死のセーブで追加点ならず。ここを凌いだ緑が丘は再び同点にすべく、運動量を上げる。篠原が左サイドをドリブルで突破。大きくえぐったところで野村に折り返す。右でフリーの森川がシュートと思われたがDF半田がブロックする。直後の58分、永山のPA手前でボールを受けた高貝がPA内右サイドに侵入。角度のないところからシュートを打つGKがセーブしたかに見えたがハンブルし、ボールはゴールへと転がり再び同点となる。1点を争う攻防は終盤まで続き、ロスタイムに訪れた緑が丘のFK、永山の2本のCKも決まらず延長戦に入る。 延長戦は緑が丘のキックオブ。すぐにCKを得た緑が丘だがここはGK石川が難なくセーブ。続けてのFKもDFがクリアし永山はカウンターからの得点にかける様相が伺える。決定機のないまま前半の5分を終え後半に。開始直後緑が丘谷地元が鮫澤に縦パスを送るとターンしPA内に進入DF3枚をかわしシュートまでいけばという場面をつくる。永山も右サイドから植村のロングフィードで中井にサイドチェンジしショートに至るチャンスをつくる。後半2分永山、ゴールまで30mのところで得たFKを植村が直接狙うもGKが何とかはじきCKに逃れる。両者ともチャンスをつくったものの勝負はPK戦へと持ち越される。両者とも5人では決着がつかず8人目まで続いた。最後のシュートがわずかに右に外れ、永山の雪辱はならなかった。緑が丘が3年連続で全道への出場権を手に入れた。





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