| 準決勝 ７月16日名寄健康の森グランド | |
| 永山南４−０（０−０）士 別 | |
| 得点者 | 山本（43分，52分，58分），近藤（47分）（永） |
| 警 告 | 河江（士） |
| 永山南 | ＧＫ松元 ＤＦ上用，萩谷，八重尾，登野 ＭＦ梶谷，猪又，橋本，近藤，藤原 ＦＷ山本交代/ＭＦ前田 ＤＦ鈴木 |
| 士 別 | ＧＫ佐藤 ＤＦ佐久間，田中，大河，安野 ＭＦ河江，工藤，近井，玉置 ＦＷ三浦隆，三浦大交代/ＦＷ三浦 |
| 主審/矢吹（旭川協会） 副審/森（旭川協会），村上（旭川協会） 第４審/目黒（旭川協会） | |
【戦評/鈴木（忠和）】 Ｂピッチの準決勝は両チームとも１回戦を大差で勝ち上がってきた永山南と士別の対戦。士別は昨日５得点の山本を止められるか，永山南は士別の中盤でのボー ル回しを阻止し支配率を高められるかが勝敗のカギとなるところである。前半風上をとった士別に対して永山南は開始１分左サイドＭＦ梶谷からボールを受けたＦＷ山本がゴール左角度のないところからファーストシュートを放つが右へわずかに外れる。立ち上がり硬さの見られる士別に対し，小刻みなパスで永山南が攻め入るが士別ＤＦ大河が体を生かして山本の突破を阻止。士別はカウンター気味に攻撃を仕掛けるが，永山南ＤＦ陣の素早い飛び出しにシュートの機会を作ることができない。15分永山南は右サイドからのセンタリングを梶谷がダイレクトボレーで合わせるが，士別ＧＫ佐藤が横っ飛びではじき出す。18分にはＭＦ玉置，工藤の中盤でのワンツーからＭＦ近井が抜け出しバイタルエリア付近から左足でシュートを放つがゴール左にはずす。26分右サイドをドリブルで突破したＭＦ猪又がファーサイドに走り込む山本に低いボールを合わせるが，士別ＤＦ田中が体を寄せスライディングでＣＫに逃げる。前半は永山南がやや押し気味だが，士別ＤＦ陣の集中した守備で０対０のまま終了する。 後半は開始から永山南が攻め込むが，ゴール前のハイクロスを士別田中，玉置が高さを生かして競り勝つ。34分エリア内でボールを受けた山本はオーバーヘッドでシュートするがＧＫ佐藤の正面をつく。永山南は中盤で山本が一枚下がった位置でボールをサイドにさばき，２列目から飛び出す動きが見られる。43分右中盤からＭＦ藤原がＤＦの頭上越えのパスをフリーの山本へ。山本は20ｍ付近でワントラップした後，丁寧にＧＫをはずしてインサイドで先制点を決める。士別はボランチの位置から工藤を一枚上げ，反撃を試みるがそれが仇となりＤＦのバランスが崩れ始める。47分士別のフィードをカットした山本がゴール前左でキープし，右側を駆け上がる近藤にグラウンダーのパス。近藤はボールを流しながらシュートコースを作り，右足でＧＫの逆をつく左隅へゴールし，２点目をあげる。勢いに乗った永山南は52分，ペナルティエリア内でボールを奪った山本がＤＦの間を抜くシュートを放ち３点目をあげると，58分にも左ＣＫに山本が飛び込み右足で押し込んで２試合連続のハットトリックを完成し，４年ぶり４度目の決勝進出に華を添えた。また，先制点を奪われた後，焦りのため４点の差はついたが，士別の善戦が光ったゲームであった。 |
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| 緑が丘４−０（３−０）北 門 | |
| 得点者 | 豊田（７分），横田（15分），田端（19分），相澤（42分）（緑） |
| 警 告 | 國本（緑）吉澤，菅原（北） |
| 緑が丘 | ＧＫ吉田 ＤＦ館山，津田，大田，酒井 ＭＦ猪川，篠原，横田，田端 ＦＷ國本，豊田交代/ＧＫ今多 ＤＦ藤原，高買 ＭＦ久保，森川，鮫沢 ＦＷ相澤，鮫澤，稲尾 |
| 北 門 | ＧＫ畠山 ＤＦ吉澤，青野，菅原，木村 ＭＦ高橋真，稲田，佐々木，得永 ＦＷ高橋佑，高橋蓮交代/ＤＦ宮川 ＦＷ関，原 ＭＦ能代 |
| 主審/西川（旭川協会） 副審/山本（旭川協会），南向（旭川協会） 第４審/五十嵐（道北協会） | |
【戦評/則末（啓北）】 春季リーグ では北門が辛勝し，旭川市中連では緑が丘がＰＫ勝ちとほぼ互角の戦いを演じている北門と緑が丘の準決勝。北門はＤＦラインの木村，菅原から前線でスピードのある高橋佑，高橋蓮に合わせようとするが，緑が丘はＤＦ館山の深い位置取りと左ＳＢ酒井の中央へのカバーリングで対応する。緑が丘は酒井，ＭＦ猪川の左サイドを起点に，ＦＷ豊田のポストプレーからポゼッションしてチャンスをうかがう。７分緑が丘は猪川から中央のＦＷ國本へボールが渡る。同時に動き出した豊田へ國本から絶妙のパスが出ると，相手ＤＦを避け右へ持ち出した豊田は右足で強烈なシュートをゴール右上にたたき込み先制点をあげる。１点をとった緑が丘は，ＭＦ田端，ＭＦ篠原が機能し始め，丁寧に中盤を組み立てながら，ＭＦ横田，猪川の両サイドからワイドな攻撃を仕掛け出す。外側へ北門守備陣を引きつけながら、中央へは田端，篠原が進出し，Ｄゾーン付近でこぼれ球を拾ってはミドルシュートを狙う。15分緑が丘は酒井のスローインから猪川が左サイドを突破。丁寧な折り返しを豊田がスルーし，ウラから入った横田が至近距離から合わせて２点目を奪う。ワンタッチ，ツータッチでのプレーを多用し，くさびにボールを入れてはパス＆ゴーを繰り返す 緑が丘の攻めに北門守備陣はねらい所がしぼれない。再三両サイドを深く突破し，クロスボールを入れチャンスを作る。17分には猪川のクロスから豊田がヘッド，19分には田端のスルーパスから横田が突破しＧＫと１対１になってシュートを放つ。このシュートはＧＫ畠山がストップし，ＣＫに逃れたが，その横田が蹴った右ＣＫにゴール中央でフリーで合わせた田端が頭で決めて大きな３点目をあげる。緑が丘は豊田におもしろいようにくさびのボールが入り，そこを基点に展開。津田，酒井の両サイドバックもウイングプレーヤーのように前線に深く攻め込み，北門の両サイドＭＦを深く押し込める。そのため，北門のツートップは前線で孤立。カウンターのチャンスも緑が丘ＭＦ陣の素早い攻守の切り替えに遅らされ，攻撃に移れない。また，最終ラインでは大田が落ち着いて対処し，北門の攻撃の芽を摘む。 後半も開始直後から緑が丘が攻め込む。横田の右ＣＫから酒井，國本がシュートを放つ。35分には田端のＦＫを起点に酒井が豊田とのワンツーからゴールを狙う。緑が丘の攻撃に対応が遅れだした北門は次第にラフなファウルが多くなる。42分緑が丘は右サイドをＭＦ相澤が走り込み折り返すと，ＭＦ森川がゴール前でボールを受けドリブル。北門ＤＦはたまらずにファウルしＰＫとなる。これを相澤がきっちりと決めてだめ押しの４点目をあげる。４点をあげたことで，決勝に備えて主力選手を休ませる緑が丘に対し，北門は何とか１点を返そうと，前線でＦＷ関が基点となりシュートを狙おうとするが，52分の稲田が放ったミドルシュート一本のみ。館山を中心とした緑が丘の守備陣を崩せず。緑が丘が快勝し，２年ぶり18度目の決勝進出を決めた。 |
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平成21年度ｔｏｐ