平成20年度JFAプレミアカップ旭川地区予選

準決勝 8月16日(土)忠和公園
コンサドーレ旭川5−0(1−0)北都・明星
得点者 渡部20分,43分)佐藤(49分,56分,59分)(コ)
警 告 寺嶋(コ)
コンサ GK坂本 DF荒木,塚原,實吉 MF木村,松本,三浦大,渡部,橋本 FW中山,久保 交代/FP三浦,佐々木,佐藤,寺嶋,村上
北都明星 GK景山 DF長谷川,煙山,鹿野,藤川 MF太田,古山,上野,工藤 FW大森,石山 交代/FP佐藤
【戦評/宮越(永山南)】 北都明星は立ち上がりから積極的な攻撃を試みる。MF工藤,上野がそれぞれ両サイド深く切り込みチャンスを作る。4分その攻撃で得たCKをFW大森がゴール正面でヘディングシュート,惜しくもバーを越える。コンサはボール支配率では相手を上回るものの北都明星のタイトな守備になかなかシュートに結びつく展開を作れない。一方北都明星はMF上野がインターセプトからGKと1対1になり,ねらいすましたシュートを放つが,コンサGK坂本がワンバウンドでかろうじてはじく。その後も体格,走力でやや相手を上回る北都明星が優勢に試合を進める。コンサは17分この試合初めて相手陣内深くまで攻め込み,CKを得る。橋本のCKはGKが出られないいい位置に蹴られたが,北都明星のDFがクリアする。20分均衡が破れる。コンサはFW久保の粘り強いボールキープとMF橋本のサポートからクロスを狙うも北都明星のDFがかろうじてクリア。ところがそのボールがMF渡部の正面に。渡部は30m先のゴールをねらい右足を振り抜くと,ボールは北都明星GKの頭上を越えてゴールインし,コンサが先制する。この後コンサは,相手陣内での展開が多くなり,29分FW中山の折り返しをMF三浦がねらいすましてシュート。2点目かと思われたが,北都明星GK景山が横っ飛びでキャッチする。前半はコンサが1点をリードし折り返す。 後半はコンサがリズムをつかむ。ショートパスとロングパスを効果的に使い,相手ゴールまで何度も攻め込む。40分にはCK,FKと立て続けにチャンスをつかむ。しかし,北都明星DFもシンプルな守備に徹し,逆襲をねらう。43分コンサは渡部のドリブル突破に北都明星DFがペナルティエリア内でトリッピング。渡部がPKを落ち着いて決めコンサが追加点をあげる。その後もコンサ優勢にまま49分,ゴール前のこぼれ球を佐藤がシュートを決め3点目となる。北都明星は立ち上がりのパワフルでスピード感のあるプレーが影を潜め,意図が感じられないパスや走りが増えてくる。56分には橋本のクロスを佐藤がGKと交錯しながらヘディングで4点目。58分には佐藤がドリブルで相手DFを振り切り5点目をあげる。北都明星は立ち上がりの勢いに中で得点できなかったことが悔やまれる。コンサが快勝で決勝進出を決めた。

主審/西川(永山南) 副審/對馬(東神楽),南向(春光台) 第4審/日里(啓北)
永 山1−1(0−0)<PK4-2>聖園・北門
得点者 植村(59分)(永)高橋佑(46分)(北)
警 告 高橋佑(北)
永 山 GK石山 DF西沢,加賀谷,半田,萩野 MF斎藤,中井,堀田 FW植村,中坪,福沢 交代/FP福井
聖園北門 GK松本 DF菊池,水上,佐々木,菅原, MF小川,村山,原,青野 FW能代,高橋佑 交代/FP神保
【戦評/則末(啓北)】 永山はMF堀田を中心に細かいパスワークで聖園北門に攻め込む。しかし,聖園北門は佐々木がディフェンスライン中央で体を張った守備を見せる。またDF菅原も佐々木の隣でスピードのあるカバーリングを見せ,永山にシュートチャンスを与えない。全体的にボールを奪いにいく位置こそ低いものの,コンパクトにまとめ永山の攻撃陣にウラをとらせない。しかし,攻撃ではどうしてもラインが下がっているところから始まるため,厚みのある攻撃ができず半田,萩野の永山CBの壁を破れない。両チームシュートらしいシュートがないまま進んだ22分,永山は相手陣内でボールを奪いFW植村が抜け出し,GKをかわして折り返したところに中坪が頭で合わせるがバーを越える。23分にも中坪が中央をドリブルで割って入りシュートを放つがGK松本が好セーブする。徐々に永山は植村の右サイドからDFのウラへ抜けるパスが出始めチャンスを作り出す。29分聖園北門はMF原からのパスを受けたFW高橋佑がスピードにのってドリブル。シュートを放つがわずかに外れる。前半は互いにシュートの少ないまま0対0で終える。 後半に入り,試合は動き出す。40分聖園北門は青野が中盤で踏ん張り高橋佑にパス高橋佑はドリブルでゴールに迫り,相手DFと混戦になったこぼれ球を青野がシュートするが枠を外れる。しかし,このプレーが象徴するように聖園北門は後半に入り,高い位置でボールを奪えるようになり,高橋佑のポストプレーから攻撃の糸口を探り出す。一方の永山も斉藤が中盤を所狭しと動き回り得点をねらう。45分にはDF加賀谷がGKとDFのギャップに絶妙のアーリークロスを送ると,植村がインサイドでシュート。決定的場面だったがDFに当たってCKとなる。46分聖園北門は中盤で相手のパスをカットした神保が前線の高橋佑にパス。一旦は相手DFに体を入れられたが,あきらめずにプレッシャーをかけた高橋佑が奪い返し左足でゴールに流し込み先制点をあげた。1点を追う展開となった永山MF中井を中心に何度も聖園北門ゴールに迫るが,あと一歩のところで得点には至らない。しかし,ロスタイム永山は中井が左サイドを崩してセンタリング。右から走り込んだ植村がワントラップし後,見事にゴールネットを揺らし土壇場で同点に追いついた。延長に入っても,右サイドの植村から攻める永山,高橋佑のスピードを生かす聖園北門と互いの特徴を生かした攻撃をしかける。しかし,両チームとも決めきれず,試合はPK戦に持ち込まれる。PK戦では確実に決めた永山が4対2で聖園北門を下し,全道大会出場の切符を手に入れた。

主審/矢吹(協会) 副審/飛世(東明),谷山(神楽) 第4審/添田(広陵)

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