平成20年度JFAプレミアカップ旭川地区予選


決勝 8月17日(日)コンサフィールド東川
コンサドーレ旭川3−1(3−1)永 山
得点者 三浦雅(10分),中山(23分),佐藤(24分)(コ)
コンサ GK坂本 DF渡部,荒木,塚原,實吉 MF木村,松本,三浦雅,橋本 FW中山,佐藤交代/FP三浦大,寺嶋,村上,佐々木,久保
永 山 GK石山 DF西沢,加賀谷,半田,萩野 MF斎藤,中井,堀田,福沢 FW植村,中坪交代/FP福井
【戦評/則末(啓北)】 序盤両チームとも中盤での激しい攻防からリズムをつかみ合う。コンサはMF橋本が中盤でボールを展開し,左サイドの木村を基点に組み立てる。7分には三浦雅がゴール前の混戦から左足でシュートするチャンスを得る。永山は中井から植村に渡って8分サイドをえぐるが中央と合わず。10分コンサは橋本の右CKに三浦雅がヘッドで合わせて先制する。先制してからのコンサは攻めに出なければならない永山のウラをつき,FW佐藤がスピードにのったドリブルで永山ゴールに迫る。また,橋本が中盤でタメを作ってビルドアップ,中山が前線でボールを収めたポストプレーから2点目を狙う。20分には橋本のCKがウラへ流れたところを中山が思いきりよくシュート。GKを破るが半田がゴールカバーしてクリアする。コンサは23分木村が混戦の中,落ち着いてフリーの中山にパス。中山は左足で蹴りこんで追加点をあげる。24分にはハーフウェー付近でボールを受けた佐藤がスピードにのったドリブルでDFラインを切り裂きペナルティエリアに侵出。右足で豪快なシュートを決め3対0とする。ラインが下げられてなかなか反撃に出られない永山だったが,27分中盤でボールを拾った堀田が右の植村にパス。ペナルティエリアにまで入った植村が右足を振り抜くとゴール左上に突き刺さり1点を返す。しかし,中盤でリズム良くポゼッションするコンサに押し込められ,それ以外はチャンスらしいチャンスを作れない。 後半もコンサはグランドを広く使いながら効果的なくさびのボール入れ,永山を押し込む。永山は半田が鋭いインターセプしながら何とかしのぐが,中盤でボールを拾えないため,攻撃の基点ができない。それでも前半と比べると,左DFの加賀谷が高い位置に進出できるようになり,攻撃の形が見え始める。荻野,西沢のディフェンスも1対1でよく対応しだし,徐々にラインを高く保てるようになる。永山のプレッシャーが厳しくなるにつれ,コンサのパスワークに乱れが生じ始める。橋本が中盤でボールを落ち着かせ,渡部が右サイドからオーバーラップして何とか打開を図ろうとするが,永山も加賀谷がよく対応する。終盤まで両チームとも激しい動きが途絶えない好ゲームは,結局このままスコアが動かず,コンサが2連覇を達成した。

主審/田中(東川) 副審/山本(聖園),松本(北都) 第4審/後藤(明星)

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