準決勝 7月5日 花咲球技場 | |
啓北中2−0(0−0)緑が丘中 | |
得点者 | 東海林(44分,59分)(啓) |
警 告 | 佐藤(緑) |
啓 北 | GK石田 DF秋島,高橋,高田,干場 MF茂木,酒井,保田,大丸 FW山内,東海林 交替/FP池田,藤村,折田 |
緑が丘 | GK林 DF近江,中島,石川,中村 MF三浦,鷹橋,佐藤慶,宮崎 FW山口,荒川 交替/FP佐藤力,杉本 |
主審/西川(永山南) 副審/目黒(神楽),飛世(東明) 第4審/宮川(東光) | |
【戦評/鈴木(愛宕)】 準決勝第1試合は昨日の準々決勝の終盤で怒濤の攻めを見せ勝利を手にした啓北と安定した好守で危なげない試合運びを見せる緑が丘の対戦となった。4分最初のシュートを放ったのは緑が丘。左サイドのCKを ![]() ![]() 後半開始から緑が丘はMF宮崎の左サイドの攻撃をしかけるが,啓北DF秋島が体を張ったディフェンスで中への突破を許さない。40分緑が丘は,自陣から鷹橋が相手陣内左サイドへ突破のドリブル。そこから右サイド裏のスペースに走り込んだ荒川に絶妙のタイミングでつなぐが,バランスを崩してシュートならず。ここまで劣勢の啓北だが44分試合が動く。啓北MF茂木が中央から右サイドを上がってきた酒井へ。酒井は絶妙のタイミングで緑が丘DFのウラをつくグラウンダーのボールを送る。このボールを受けたFW東海林はワンタッチでGKをかわし無人のゴールへ値千金のシュートを決める。この1点で啓北が息を吹き返したかのように攻撃的になる。終盤激しいぶつかり合いの中,お互い一歩も譲らぬ展開が続く。59分山内が中央付近から奪ったボールを,縦に送ると東海林がDFと競り合いながらもDゾーンで追いつき右足を一閃。ボールは見事に左隅に突き刺さり,啓北が7年ぶり4度目の決勝進出を決めた。 |
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広陵中4−2(2−1)永山南中 | |
得点者 | 小板橋(0分),佐藤(23分),橋本(36分),福井(42分)(広)巻口(26分),山本(59分)(永) |
警 告 | 庄末(広)渡辺(永) |
広 陵 | GK喜多 DF庄末,深川,福井,小野 MF小板橋,松岡,菅井,田中 FW橋本,佐藤 交替/FP斉藤,森 |
永山南 | GK嵯峨 DF加藤,渡辺,原,八重尾 MF稲沢,笠原,西塚,小谷 FW巻口,山本 交替/FP片山 |
主審/矢吹(神居東) 副審/大西(附属),高橋(明星) 第4審/森(忠和) | |
【戦評/久世(六合)】 永山南のキックオフで始まった試合は開始30秒中盤のボールの奪い合いから,ハーフウェー付近でボールを拾った広陵MF松岡がMF小板橋に縦パスを送る。このボールを受けた小板橋が,永山南DFの間を狙ってドリブルをしかけ,競り合いながらゴール左にシュートを決め,早くも先制点を奪う ![]() ![]() 1点リードで折り返した永山南は後半から右MFに片山を入れる。31分自陣でパスを受けた片山はドリブルでハーフラインを越え,巻口へ縦パスを送る。DFを引き連れて巻口が片山にバックパス。片山はダイレクトでゴール前に蹴りこむとボール広陵ゴールに向かうが惜しくもゴールを外れる。永山南ペースでゲームが進むと思われた36分,ペナルティエリア前で右サイドからグラウンダーのパスを受けた広陵橋本が永山南DFをかわし,左足でシュートする。このシュートが永山南ゴールに決まり,再び広陵が突き放す。更に広陵は右サイドのドリブル突破で得たCKを佐藤がファーに蹴ると,このボールを待っていたDF福井が高い打点のヘッドをゴールにたたき込み追加点を奪う。終了間際永山南は笠原からのパスを左サイドで受けたFW山本が落ち着いてボールをコントロールし,左足で広陵ゴールに突き刺し1点を返す。両チームとも好守の切り替えが速く,ゴールチャンスを作り出したが,速いタイミングでゴールを積極的に狙った広陵が3年ぶり5度目の決勝へと勝ち進んだ。 |