第57回旭川市中連サッカー大会

決勝 7月5日 花咲球技場
広陵中2−0(1−0)啓北中
得点者 小板橋(3分),橋本(34分)(広)
広 陵 GK喜多 DF庄末,深川,福井,小野 MF小板橋,松岡,菅井,田中 FW橋本,佐藤
啓 北 GK石田 DF秋島,高橋,高田,干場 MF茂木,酒井,保田,大丸 FW山内,東海林 交替/FP池田,藤村,折田,斉藤
主審/西川(永山南) 副審/谷山(神楽),山岸(緑が丘) 第4審/柴田(北星)
【戦評/小林(緑が丘)】
 決勝はともに3度目の優勝をねらう広陵と啓北というノーシード校同士の対決となった。序盤は前線へと大きくパスを送り込むシンプルな攻撃の啓北に対し,中盤でパスをつなぎ,サイドからの展開を狙う広陵という構図になる。広陵は3分過ぎにいきなりチャンスをつかむ。右からのパスに反応したFW橋本がペナルティエリア外でボールを保持しセンタリング。啓北DFが処理に手間取ったボールをMF小板橋が落ち着いてボレーシュート。中央できれいに決まり,速くも1点を先取する。6分にもFKのチャンスを得た広陵であるがこれは啓北GK石田の正面をつく。7分過ぎにややおされ気味だった啓北が右からのMF酒井のアーリークロスをMF大丸に送ると,大丸が素速く反応し,シュートを放つがGK喜多の正面となる。その後16分過ぎまで中盤でのボールの奪い合いが続く。17分広陵はCKのチャンスに左からDF福井が反応。頭で合わせるがゴール左にわずかにはずれ追加点を奪えない。25分右から広陵橋本がFW佐藤にスルーパス。ペナルティエリア外でボールを得た佐藤が飛び出したGKをかわしてシュート。しかし,啓北DF秋島がゴールカバーでシュートをはじき返し広陵の追加点を阻止,啓北の集中を切らせない。その後もやや広陵優勢のまま前半は終了する。
 後半も前半の流れのまま広陵が主導権を握りゲームは展開。34分啓北のゴールキックを中央に位置した橋本がカット。DF一人をかわしてゴール左にシュートを決め2点目を奪う。36分にはCKからまたもDF福井がファーサイドで合わせヘディングシュート。惜しくもゴールバーに弾かれ得点ならず。啓北も39分には,東海林が中央でドリブル突破。左を走る大丸にスルーパスを出すと,大丸が切れ込みシュート。広陵DFに弾かれるがゴールに向かう姿勢は衰えない。直後,広陵小板橋がスルーパスに反応。啓北DFを振り切り独走し,シュートを放つが啓北GK石田がファインセーブで追加点を許さない。45分過ぎから両チームともに連戦の疲れが見え始め,足が止まる。啓北は選手交替により,フレッシュなプレーヤーがゲーム展開に活力を吹き込み,51分にはMF茂木が中央左からボールをキープ。ペナルティエリアに切れ込み,DFをかわしてシュートを放つ果敢なプレーを見せるが,ゴールポストに弾かれ惜しくも得点にならない。両チームとも気力をふりしぼっての終盤となるが,啓北の反撃も及ばす。広陵が2対0で啓北を破り,3年ぶり3度目の優勝を飾った。

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