平成17年度第3回U-15北海道・旭川地区リーグ兼 イレブン杯春季リーグ (平成17年度高円宮杯旭川地区1次予選)

準決勝 6月16日(土)
コンサドーレ旭川U-151−0(0−0)北 門
得点者 大野(55分)(コ)
コンサ GK宮崎 DF越川,大沼,河本,那須 MF山下,阿羅,宮本,山田陽 FW前田,小澤 交替/FP大野,志摩
北 門 GK斉藤 DF滝沢,吉野,中西 MF原,青野,大西,高橋哲,横澤 FW小出陣,上村 交替/FP高橋龍,遠藤,鈴木
主審/太田(協会) 副審/村上(永山),佐藤(当麻) 第4審/日里(啓北)
【戦評/則末(啓北)】
立ち上がり硬さの見られる北門はDFのミスなどにより,バタバタと慌てる場面が続き,先々に不安を残す展開。中盤でも簡単に前を向かせてしまい,リズムをつかめない。コンサは5分右SB越川のクロスに前田が合わせてあわやという場面を作る。中盤で山田陽,山下がボールをよく拾い,右サイドに進出する越川のクロスボールからチャンスを生み出す。北門守備陣はサイドで数的優位を作り出すコンサに対して対応しきれず,苦しい展開を強いられる。北門はカウンターからFW小出陣のスピードを生かして攻撃をしかけるが,コンサCBの河本,大沼に阻まれる。次々とチャンスをつくるコンサは,14分には左CKから河本,18分には小澤のスルーパスから阿羅が抜け出すなど決定機を迎えるものの得点には至らない。19分にも阿羅と越川のコンビネーションから越川がクロスを入れると,FW前田がシュートを放つもジャストミートせず。完全に中盤を支配したコンサドーレは再三にわたって越川のオーバーラップからチャンスを作り出す。北門も吉野,滝沢を中心に何とか持ちこたえるものの中盤が完全に押し込められ,スピードのあるFWへいいボールが供給できない。コンサドーレがリズムのいい攻撃をしかけながらチャンスを生かし切れない印象の前半は0対0で終わった。 後半も開始早々からコンサが攻め込む。31分にはMF宮本のパスからFW小澤が,33分には前田が小澤とのコンビネーションからチャンスを迎えるが,北門も吉野,滝沢,中西が最後のところ体を寄せて対応し,シュートを打たせない。コンサは38分には山下,宮本のパス交換から速攻をかけビッグチャンスを迎えるが,北門の集中した守備陣に防がれる。北門も中盤では大西らが粘り強くディフェンスし,得点を許さない。丁寧にパスをんつなぎポゼッションするコンサはいくら跳ね返されてもしつようなサイド攻撃を繰り返す。45分北門は相手のパスをカットし上村が敵陣深く切り込むがDF河本の落ち着いた対応に阻まれる。50分北門はこの試合最初のシュートを放つ。交替出場の高橋龍のスルーパスに飛び出したMF大西が決定的なシュートチャンスを迎えるが惜しくも枠をとらえきれずに終わる。コンサもサイド攻撃からのクロス,CKからの空中戦,カウンターからの攻撃と多彩な攻撃を見せるが北門GK斉藤の好プレーもあり得点できずに終わる。54分コンサは流れをかえるべく,大野を投入する。その1分後前田の左からのクロスはGKの頭上を越える絶妙のクロスとなる。このボールに交替出場の大野が右足のインサイドで正確に合わせてついに先制点をあげる。その後もコンサは攻撃も手を緩めず,チャンスをつくるが追加点を奪えない。シュート1本に抑えたコンサドーレ旭川がチーム創設初めてイレブン杯春季リーグの決勝へと駒を進めた。
留 萌0−0(0−0,0−0,延0−0)<PK4−1>永山南
留 萌 GK佐藤 DF里見,中土井梨,生出,渡瀬 MF斉藤,千葉,神田,吉田宰 FW伊藤,吉田拓
永山南 GK嵯峨 DF加藤,渡辺,原 MF稲沢,笠原,西塚,小谷,八重尾 FW巻口,山本 交替/FP片山
主審/櫻井(協会) 副審/日里(啓北),後藤(明星) 第4審/飛世(東明)
【戦評/鈴木(愛宕)】 序盤は両サイドから攻撃をしかける永山南に対して,留萌は縦への長いパスで応戦する。4分永南は右サイドをドリブルで持ち上がった巻口から中へ走り込むFW山本に渡り,山本は右足で丁寧にねらうが留萌GK佐藤が倒れ込みながらキャッチする。中盤でのつばぜり合いが続き,決定的なチャンスを迎えられないまま一進一退の攻防が続く。ボールへのアプローチの速さを見せる留萌に対し,永南はなかなかボールをつなぐことができず雑なプレーが目立ち始める。終盤運動量の落ちた永南に対してシンプルな攻撃をしかける留萌が吉田拓,吉田宰を中心に攻勢となるが,シュートには至らない。この状況を打破したい永南は22分左サイドで八重尾が個人技でDFをかわしセンタリングを送るがゴールならず。25分にはMF笠原からの折り返しを中で受けた1年生FW山本が絶妙のターンでDFをかわしシュートするも惜しくも枠をはずれる。前半の終盤にきてペースをつかみ始めた永南が笠原を中心に攻撃を見せるが0対0で折り返す。 後半は運動量をあげ,速い攻撃をしかける永南に対し,留萌DF陣は里見,生出を中心にラインを深くとり,堅実なディフェンスを見せる。リズムが出てきた永南は八重尾が起点となって西塚,笠原らと前半は見られなかった中盤でのパスワークが出始める。しかし,留萌も里見のロングフィードから吉田拓が左サイドを中心にドリブルによる崩しを見せる。中盤のボールも吉田宰が拾って展開し対抗する。44分には中盤右サイドに出たボールを吉田拓が中へ送ると吉田宰がボレーで合わせるが惜しくもゴール上へ。留萌は左サイドを中心に動く吉田拓が駿足を生かしカウンターをしかける。また,DFでの中土井梨が体をはったプレーで永山南のシュートチャンスを防ぐ。それでも永山南も攻撃を組み立て,51分には笠原のスルーパスから巻口がフリーでシュートするがGK佐藤の正面をつく。ロスタイムには八重尾が左サイドを突破し,送ったセンタリングに笠原が二度シュートチャンスを得るが,バーにあたるなど不運もあり得点をあげられない。試合は結局60分で決着がつかず延長戦となる。 延長戦は右サイドの千葉が鋭いクロスボールを入れるなど留萌がやや攻勢にでるが,永南もDF原,GK嵯峨を中心によく守備しPK戦へともつれこむ。PK戦では留萌が落ち着いて4人目までが全員決めたのに対し,永南のキックをGK佐藤が2本ストップ。旋風を巻き起こしていた留萌がPK戦の末にチーム創設初の決勝へと駒を進めた



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