平成17年度第3回U-15北海道・旭川地区リーグ兼 イレブン杯春季リーグ (平成17年度高円宮杯旭川地区1次予選)

決勝 6月17日(日)
コンサドーレ旭川U-154−1(3−0)留 萌
得点者 前田(5分,21分),小澤(18分),阿羅(52分)(コ)神田(53分)(留)
警 告 中土井琢(留)
コンサ GK宮崎 DF越川,大沼,河本,那須 MF山下,大野,宮本,山田陽 FW前田,小澤 交替/FP河原,志摩,阿羅,伊藤,西垣,金山,成田
留 萌 GK佐藤 DF里見,中土井梨,生出,渡瀬 MF斉藤,千葉,神田,吉田宰 FW伊藤,吉田拓 交替/FP中土井琢
主審/伊藤(協会) 副審/添田(広陵),南向(春光台) 第4審/目黒(神楽)
【戦評/則末(啓北)】 互いに初めての優勝をかけた決勝。留萌は旭川市以外のチームとしては初めての決勝進出となった。対するコンサドーレ旭川もクラブチーム勢として初の優勝をねらう。開始早々からコンサドーレ旭川が優勢に試合を進める。5分には左MF宮本がペナルティエリア内で縦に突破。マイナス気味に折り返したボールに小澤がからみ,こぼれたところを前田が蹴りこんで先制する。1分にはDF中土井梨のアーリークロスからFW吉田拓がフリーでシュートチャンスをつかむという先制攻撃をしかけた留萌だが,徐々にコンサに中盤を制せられ苦しい戦いとなる。先制点の後もたたみかけるようなコンサの攻撃は続き,6分にはFW小澤,11分には宮本がGKと1対1となるシュートチャンスをつかむが,GK佐藤が好判断でストップする。それでも,メンタルで負けていない留萌は12分,吉田拓,伊藤とつないで敵陣に攻め込みCKを得ると,このCKからDF里見がヘッドで競り勝ってシュートを放つなど反撃を試みる。DF面でも里見,生出を中心に集中して守備,コンサの攻撃の起点となっている左サイドにも右DFの中土井梨が粘り強く対応する。しかし,地力に勝るコンサは,18分自陣中央から宮本が長いドリブルで相手DFを崩し,小澤にスルーパス。ペナルティエリア付近でボールを受けた小澤はDFをかわし,右足で強烈なシュートをたたきこむ。さらに21分にペナルティエリアやや左でボールを受けたMF山下は中に切り返し右足でピンポイントのセンタリング。中央で待つ前田は,ヘッドでゴール右隅に流し込み3対0とした。何とか1点を返して反撃のきっかけをつかみたい留萌は,吉田宰が中盤で奮闘する。25分に吉田拓が中盤でボールを奪うと右サイドに展開。相手DFをスピードで抜き去った千葉が中央の吉田拓にピタリと合うセンタリング。吉田拓のヘッドシュートもジャストミートしたもののGK宮崎が素晴らしい反応でCKへと逃れる。前半は,中盤で山下,山田陽が丁寧に組み立て,FWの小澤,前田へのくさびのボールもタイミングよくはいってリズムをつかんだコンサが,左サイドの宮本を中心にサイド攻撃から留萌ディフェンスを崩す展開で3点のアドバンテージを握った。 後半も中盤を制しているコンサは山田陽がゲームをよくコントロール。宮本と交替出場の河原の左サイドから再三攻撃する。またMF山下は左サイドに流れながら,シュートやセンタリングによくからみ攻撃のリズムをつくる。昨日に比べややおとなしい右サイドでも越川がバランスをとりながら時折質の高いクロスボールを入れ,留萌ゴールを脅かす。,留萌もGK佐藤が安定したプレーでコンサのクロスボールを処理し追加点は与えない、しかし攻撃面では,カウンターからFWにボールを供給したいが,コンサCBの河本,大沼が立ちはだかり落ち着いたプレーで留萌FW陣を封じ込める。53分コンサは途中出場のDF志摩が右サイドをスピードにのってドリブルし,中へ待つMF阿羅へ。阿羅は右足で合わせてゴール右にたたき込み駄目押しの4点目をあげる。留萌もキックオフ後の攻撃でMF千葉が右サイドを突破しセンタリング。このボールにMF神田がダイビングヘッドで合わせる見事なゴールで一矢を報いる。その後も千葉を起点に反撃を試みるが,かなわずタイムアップ。グループリーグから危なげなく勝ち上がったコンサドーレ旭川が前評判通りの力を見せつけ初優勝を飾った。しかし,留萌も1戦ごとに力ををつけ,チーム創設以来最高の成績を飾ったことは,称賛に値する。


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