| 準決勝 ７月12日（木） | |
| 緑が丘中（旭川第４代表）１−０（０−０）広陵中（旭川第１代表） | |
| 得点者 | 山口（41分）（緑） |
| 警 告 | 庄末，深川（広） |
| 緑が丘 | ＧＫ林 ＤＦ近江，中島，石川，中村 ＭＦ三浦，鷹橋，佐藤慶，宮崎 ＦＷ山口，荒川 交替/ＦＰ永田 |
| 広 陵 | ＧＫ喜多 ＤＦ森，深川，福井，小野 ＭＦ松岡，菅井，田中，小板橋 ＦＷ橋本，佐藤 交替/ＦＰ庄末，朝光，高橋．斉藤，伊藤 |
| 主審/砂川（協会） 副審/大西（附属），森（忠和） 第４審/谷山（神楽） | |
【戦評/鈴木（愛宕）】 準決勝第１試合は，共に旭川地区の中学校年代のサッカーをリードしてきた強豪広陵と緑が丘の対戦。今季公式戦での対戦は初となるが，お互いの戦術は熟知している両雄だけにクロスゲー ムが予想された。序盤から中盤での激しい攻防が繰り広げられるが，緑が丘のパスワークが冴えを見せ，広陵はやや押しこまれ気味。広陵は右サイドに流れたＦＷ佐藤からＦＷ橋本へつなぐ展開をもくろむが，緑が丘ＤＦ近江の厳しいマークに合い，思うようにプレーできない。また，中島，石川のＣＢも的確なカバーリングを見せ，守備を綻びを作り出さない。緑が丘はＭＦ宮崎にＦＷ山口へのくさびから厚みのある攻撃をしかける。広陵は庄末，福井のＣＢコンビが緑が丘の分厚い攻撃を跳ね返す。26分広陵は左サイドからゴール前ＤＦのウラへ。ＭＦ菅井がつめヘッドで押し込もうとするがノータッチ。両者決定機のないまま前半は終了する。 後半広陵は攻撃を強める。32分ゴール前の混戦からＦＷ橋本がＤＦのギャップをつく絶妙のスルーパスで小板橋へ。ワンタッチでシュートをねらうがコントロールしきれずにシュートならない。33分緑が丘は中盤をドリブルで持ち上がったＭＦ鷹橋から右サイドを走り込むＦＷ荒川へ。荒川からのマイナス気 味のボールをＦＷ山口がヘッドで合わせるがミートできず。次第に鷹橋，三浦輝を中心にポゼッションできるようになった緑が丘は，攻撃の形ができはじめる。40分緑が丘は宮崎の左からのセンタリングを山口がつめる。ＧＫファンブルしたボールを鷹橋がそのままシュート。ゴールかと思われたが広陵ＤＦ庄末が体に当てて防ぐ。41分そのＣＫを宮崎がファーポストに送り込む。ＧＫがキャッチできなかったボールを山口が角度のないところからボレーで押し込み貴重な先制点をあげる。勢いづく緑が丘は攻撃の手を緩めず，中盤での速いパスワーク，荒川のドリブルで広陵ゴールに迫る。48分緑が丘は荒川の右サイドからの突破に，広陵ＤＦがファウル。このＦＫを宮崎が鷹橋の頭に合わせるが惜しくもノーゴール。47分広陵は福井を中盤にあげ，攻撃的な布陣にでるが，緑が丘の中盤に押し込められシュートまでもちこめない。逆に緑が丘は52分鷹橋が右サイド二列目から上がった佐藤慶に絶妙のスルーパス。佐藤慶は直接シュートするがサイドネットに終わるが虎視眈々と追加点をねらう。これ以上失点できない広陵は必死の守りを見せるが緑が丘の攻撃は続く。ロスタイム広陵はＦＷ橋本がゴール前でキープしたところからＤＦをかわし，ゴールをねらうがボールは無情にも右へ外れ万事休す。 |
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| 士別中（士別地区代表）２−０（１−０）美深中（名寄地区代表） | |
| 得点者 | 森（６分，44分）（士） |
| 士 別 | ＧＫ畑 ＤＦ佐久間優，安野，宮本，広瀬 ＭＦ山本，森，工藤，藤森，鈴木 ＦＷ佐藤 |
| 美 深 | ＧＫ羽田野 ＤＦ橋本，山崎，小口，安東 ＭＦ松本，八巻，小原，佐々木，五嶋 ＦＷ佐藤 |
| 主審/矢吹（神居東） 副審/目黒（神楽），飛世（東明） 第４審/高橋（明星） | |
【戦評/南向（春光台）】 準決勝第２試合は，準々決勝で旭川地区代表を破った美深中と士別中の対戦となった。美深のキックオフで始まった試合は，美深ペースと思われた６分，中央付近の奪い合いでボールを 得た士別ＭＦ森がドリブルで持ち上がり，ペナルティエリア外から右足で意表をつくシュート。ＧＫの頭上を破り、ゴールネットに突き刺さって先制点をあげる。その後20分過ぎには中盤の横パスを受けた美深ＭＦ松本が30ｍの距離から強烈なロングシュート。士別ＧＫもよく反応すると，ボールはクロスバーに当たってこぼれ，ＤＦ宮本がクリアする。この他にも士別ＤＦのミスを逃さずウラに抜けだし，チャンスをつくるも決めきれずに美深は前半無得点で終わる。対する士別は前半終了間際ＣＫを得て，クリアボールを拾いシュートを放つもＧＫの正面をつき追加点ならず。前半は１対０士別のリードで終わる。 後半は立ち上がり，やや士別がペースを握るも34分，士別ＭＦ工藤からのパスを受けたＦＷ佐藤がＧＫと１対１のチャンスをつくるが追加点を奪えない。一進一退のまま試合は進み，44分ペナルティーエリア外 でボールを受けた士別森が浮き球をそのままゴール前へロビング。ボールは美深ＧＫ羽田野の手に当たりそのままゴールへ，待望の追加点をあげた。47分には，美深ＭＦ佐々木が士別陣内左を深く入り，ゴール前へマイナスのボールを出す。これにＭＦ八巻が反応し，ワンタッチ目を右へトラップした後，シュートをうつもＤＦにカットされた。やや足がとまっていた美深はロスタイム，士別ＣＫをクリアしたボールを右サイドではっていた松本へつなぐ。松本はドリブルでＤＦを振り切り士別ＧＫ畑と１対１になるも，畑の前への飛び出しに止められる。試合はこのまま２対０で士別の勝利に終わった。再三の決定機に決めることのできなかった美深に対して，前半のワンチャンスをものにした士別が優勢にゲームをすすめることができた。 |
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