平成16年度 上川代表決定戦

平成19年7月11日(水),12日(木)
決 勝 7月12日(木)
緑が丘中(旭川地区第4代表)1−0(1−0)士別中(士別地区代表)
得点者 山口(5分),鷹橋(58分),永田(59分)(緑)
退 場 畑(士)
緑が丘 GK林 DF近江,中島,石川,中村 MF三浦,鷹橋,佐藤慶,宮崎 FW山口,荒川 交替/GK蔦 FP永田
士 別 GK畑 DF佐久間優,安野,宮本,広瀬 MF山本,森,工藤,藤森 FW佐藤,鈴木 交替/GK池田 FP河江,三浦
主審/渡部(協会) 副審/高橋(明星),谷山(神楽) 第4審/宮川(東光)
【戦評/則末(啓北)】
 決勝は互いに2試合目となるため,コンディショニングが大きな鍵を握ると考えれる決勝。特に士別は緑が丘の中盤のパスワークにどれだけ,プレッシャーが与えられるかにかかっている。緑が丘はDFラインの近江,中村も加わりMF三浦,鷹橋で攻撃をビルドアップ。左右のアウトサイド,宮崎,佐藤慶の両サイドを使って,攻撃の糸口を探る。FW佐藤のカウンターに活路を見いだす士別だが,緑が丘の組み立てにDFラインがずるずる下がってしまい,序盤から防戦一方となる。5分緑が丘は中盤で三浦がボールを奪取。山口がボールを受けるとDFのギャップに絶妙のスルーパス。FW荒川がGKの鼻先で点で合わせ,スライディングしながら足を伸ばしループシュートを決め先制点をあげる。7分にもCKから中村が,12分佐藤慶のパスから山口が,13分にも佐藤慶がミドルシュートとシュートチャンスをつかむ。緑が丘はオフザボールの動きの質が高く,士別の守備陣にねらいを定まらせない。自由奔放な緑が丘の中盤でのパスワークに士別は自陣に釘付けとなる。士別もMF森を基点に何とか反撃の糸口をつかみたいが,中島,石川のCBに素早く対処され,質の高いボールが前線に入らず攻撃にならない。DFの宮本も時折オーバーラップし,何とかゴール前にボールを運ぼうとするが緑が丘の高い守備意識,速い攻守の切り替えに相手ゾーンにボールを運べない。緑が丘はワンタッチ,ツータッチで中盤をリズムよく支配し,ラストパスのチャンスをうかがう。しかし,士別もGK畑を軸に最後の最後で踏ん張り,何とか前半を1対0で終えた。
後半も最初のシュートは中村のFKの跳ね返りから,DF近江が放つ。風下になりながらも,中盤をグラウンダーでしっかりとパスをつなぐ緑が丘にはビハインドにはならない。右サイドの佐藤慶を使いながら,2次攻撃,3次攻撃と分厚い攻撃をくり返す。得点にこそならないものの,三浦,鷹橋の中盤からの配球により,佐藤慶の突破,山口のポストプレーで次の得点チャンスを虎視眈々とねらうため,士別は宮本が中盤まで進出できない。そのため,得点源の森,FW佐藤,鈴木にボールが集まらない。41分宮崎のクロスに荒川が飛び込むがGK畑がぎりぎりのところで押さえる。43分にはカウンターから山口のスルーパスにDF近江が飛び出しGKと1対1に,さらに左に展開されたボールを宮崎が2度絶妙のクロスをゴール前に入れるがFWと合わず。2点目が勝負を分けるだけに,何とか追加点をあげたい緑が丘は,左サイドの宮崎,近江を中心に攻撃を組み立てだす。左サイドバックの近江がまるでFWのようにゴール前へ進出するなど,激しいポジションチェンジで,士別の守備をほころびを広げる工夫をする。しかし,今大会1失点の士別の壁も堅く宮本,佐久間優が体を張って守る。しかし,57分緑が丘は近江がDFのウラへスルーパス。抜け出した永田が引っかけられてPKを獲得する。このPKを鷹橋が落ち着いて決めて,のどから手が出るほどほしかった追加点をあげた。ロスタイムには中村の右クロスに荒川がからみ,最後は永田がプッシュして優勝に花を添える3点目をあげた。


HOME

平成19年度top

上川代表決定戦top

準々決勝  準決勝  決勝

留萌地方中体連サッカー大会