平成16年度U-14北海道・旭川地区リーグ兼第3回会長杯秋季リーグ

準決勝 10月21日(日) 花咲球技場
愛 宕0−0(0−0)<PK4-3>緑が丘
愛 宕 GK森洸 DF大橋,山口,網野,野越 MF石崎,大門,中川,芝山FW多田,鈴木 交替/FP越智
緑が丘 GK青田 DF千葉凌,中島,千葉翔,近江 MF照井,佐藤力,豊田,山田FW宮下,荒川翔 交替/FP小野,猪川
主審/西川(永山南) 副審/大西(附属),柴田(北星) 第4審/後藤(明星)
【戦評/南向(春光台)】 強い風の中,前半風上にたった愛宕だったが,ボールを支配したのは一つ一つのプレーで少しずつ上を行く緑が丘だった。緑が丘は佐藤力が中盤でボールを配給。2トップの宮下,荒川翔のキープ力を生かしながら攻撃をしかけ何度かゴールに迫る。愛宕DFは,緑が丘の2トップへの対応に苦慮しながらも,最終ラインでは大橋がスピードを生かしたカバーリングを見せ得点を許さない。 ゲームは支配するもののなかなか決定的チャンスを得られなかった緑が丘だが,前半終了間際荒川翔がDFラインのウラに走り込み決定的なチャンスを得る。しかし,この場面も大橋が捨て身のスライディングタックルでブロックし,ピンチを逃れる。愛宕も怪我のため,温存していた越智を途中投入し,流れを引き寄せようとするが,効果的なボールが供給されず0対0で前半は折り返した。 後半に入っても展開は変わらず緑が丘が優勢に試合を進める。風上になったことで,かさにかかって攻撃する緑が丘に対し,愛宕は自陣に釘付けの状態となる。しかし,GK森洸もファインセーブを連発し,ゴールを割らせない。50分のCKから宮下,51分のアーリークロスを荒川翔がシュートを放つもGK森洸の守備にあう。反撃のチャンスがなかなか生まれなかった愛宕であるが,53分FKを大橋が狙うがGK青田にキャッチされる。ゲームは次第に動く気配を見せ,緑が丘は愛宕ゴール前で立て続けにシュートチャンスを得る。しかし,至近距離からのシュートという2度の決定的場面をDF野越がゴールカバーで防ぎきる。また,ゴールポストにも救われ緑が丘は得点をあげられない。 延長に入り緑が丘は,佐藤力のドリブルから荒川翔に渡りシュートを放つが,ループシュートはクロスバーにあたってしまう。試合は結局両チーム無得点のままPK戦にもつれこみ,4対3で愛宕が勝利し,明日の決勝へと駒を進めた。


啓 北2−0(0−0)六 合
得点者 山内(51分),笠原(52分)(啓)
警 告 河村(六)
啓 北 GK永井 DF酒井,高橋竣,茂木,干場 MF藤村,山内,保田,池田FW藤原,笠原 交替/FP斎藤
六 合 GK白瀬 DF吉田,中里,熊谷,永井 MF河村,渡辺,川上,杉森FW柳原,野村
 交替/FP藤井,西舘
主審/對馬(東神楽) 副審/三浦(神居),南向(春光台) 第4審/森(神居)
【戦評/鈴木(愛宕)】 準決勝第2試合は,予想通り中盤をしっかりとつなぐ啓北と,縦に大きく蹴りこむ六合の戦いとなった。序盤から啓北が優位に試合を進める。啓北はMF山内が起点となって,左サイドのMF池田,右サイドに走り込むFW笠原の折り返しからシュートをねらうが,10分過ぎまで両チームシュートなし。六合はMF渡辺,FW柳原のドリブル突破からチャンスを狙うが啓北DF酒井の落ち着いたプレーで攻撃の芽を摘み取られてしまう。両チームシュートが生まれないまま一進一退の膠着状態が続く。23分啓北は中盤の混戦から笠原が縦パスをFW藤原に送ると,藤原はしぶとくライン際まで持ち込むがシュートには至らない。六合は中盤で渡辺がボールを奪い,フリーで持ち上がる場面が見られるが,パスの精度を欠きシュートまでには至らない。 後半風上にたった啓北は開始早々から山内にボールを集め,得点をねらう。34分啓北は右サイドで得たFKを酒井がファーサイドに合わせるが,わずかにあわず。38分,右サイドで山内と笠原のコンビネーションから折り返したボールを茂木が頭で合わせるがゴールの右へとそれる。一方六合は39分柳原が右サイドをもちこむセンタリング,FW野村がワントラップして左足でシュートするも惜しくも上に外れる。40分過ぎから啓北はタッチ数を少なくし,リズムのよいパスワークから思い切りのよいシュートを見せ始めるが,六合も柳原の右サイドからの攻撃が冴えを見せ気が抜けない。49分啓北は右サイドから笠原が個人技でDFをかわし,中央に走り込んだ池田に絶妙の折り返しを見せるがゴールならず。なかなか得点につながなかった啓北だが,51分酒井を起点にペナルティエリア外でボールを受けた山内が相手DFの間に割って入り,強烈なシュートでネットを揺らす。さらに52分,今度は左サイド池田からファーサイドに絶妙のクロスボールを入れると,DFの背後から飛び出した笠原が頭で合わせて追加点を奪う。1点を返したい六合は啓北ゴール前のこぼれ球を奪い,果敢にシュートするも枠をとらえきれず。また,高橋竣,茂木のCBも落ち着いた対処で六合の反撃をたつ。結局試合は2対0で六合を破った啓北が無失点で決勝への切符を手に入れた。

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