春光台４−４（４−０）<PK4-2>永　山
得点者	小西（１分），佐藤（５分，９分），咲間（７分）〔春〕 岩崎（10分），山本（11分），鉛口（19分，19分）〔永〕
春光台	1st　ＧＫ渡部　ＦＰ佐藤，咲間，川島，小西　 交替/ＦＰ佐々木
	2nd　ＧＫ千葉　ＦＰ山内，馬場，木村，斉藤　 交替/ＦＰ宮田
永　山	1st　ＧＫ五十嵐　ＦＰ小林，萩野，橋本，海田
	2nd　ＧＫ五十嵐　ＦＰ鉛口，岡坂，山本，岩崎
主審/後藤（明星）　副審/西川（中富良野）
【戦評/則末（啓北）】　３位決定戦は前半４点のビハインドをおった永山が後半猛反撃してＰＫ戦にもつれこむ激しい点の取り合いとなった。１分春光台は左サイドに進出した咲間が中央で折り返すとフリーの小西がバックステップを使いながら巧みに合わせて先制する。春光台はフォアチェックによって永山にゲームの組み立てを許さない。また，時折永山の選手が持ち込んだボールは佐藤が１対１に強いところを見せ，攻撃の芽をことごとく摘み取る。３分春光台は佐藤がＦＫを直接蹴りこんで２点目を入れる。完全にゲームを支配した春光台は７分に咲間が中央から強烈にたたき込んで３点目をあげる。さらに８分には佐藤が４点目をあげると，一方的な試合展開となることが予想された。　しかし後半永山は驚異的な粘りを見せる。30秒鉛口のパスを受けた岩崎が左サイドできれいに合わせて１点を返す。１分には鉛口のゴール前へのロングボールがこぼれたところを山本がプッシュして２点差に迫る。永山は鉛口，山本を中心にパワフルなプレーでリズムをつかむがなかなか３点目を奪えない。５分には永山岡坂，16分には春光台木村のシュートがポストをたたくなど，両チームともあと一歩の所で得点ならず。２点差があるとはいえ永山の猛攻に精神的に追いつめられた春光台は流れをつかめない。そこをついた永山は19分鉛口が１点差に詰め寄るシュートを決めると，ロスタイムには値千金の直接ＦＫからのゴールをあげついに同点に追いつく。惜しくもＰＫ戦で敗れたものの永山の粘り強さが光った試合であった。

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