第2回全道フットサル2004(U-14)旭川地区予選

準決勝
緑が丘3−1(2−0)永山南
得点者 岸本(1分),深川(6分),片岡(20分)〔緑〕野島(24分)〔永〕
警 告 川瀬(永)
緑が丘 GK大橋 FP岸本,片岡,深川,鷹橋 交替/FP北條,堤,増田
永山南 GK阿部 FP猪又,川瀬,加藤,石井 交替/FP片山,野島
主審/矢吹(神居東) 副審/菅原(美瑛)
【戦評/河村(上富良野)】 準決勝は実力校の緑が丘と永山南の対戦となった。永山南は川瀬,石井でボールを回し,チャンスをうかがう。1回戦同様ゆっくりした展開と思われた45秒,パススピードがやや遅くなった一瞬を緑が丘岸本が速いアプローチからボールを奪い,ゴール左からダイレクトでシュートし1点目を奪う。その後も永山南は後からチャンスをうかがうが,緑が丘がコンパクトに中を固め,なかなかチャンスを作れない。それに対し緑が丘はポストにしっかりボールを入れる展開を作る。試合は6分に動く。ゆっくりした展開の中,緑が丘鷹橋から出たパスを左サイドで待っていた深川が落ち着いて右サイドネットにシュートを決める。永山南はサイドで縦へのパスが多かったが,2点目を入れられてからは浮き球でのロングボールを放り込み始める。しかし,なかなかつながらない。緑が丘は正確なポストプレーだけでなく,チャンスがあれば遠目からもシュートを放つとともに,片岡がドリブルで切れ込むなど,多彩な攻撃を見せ始める。緑が丘が押し気味のまま前半が終了する。 後半はどちらも前半のスタートと同じメンバーで始まる。永山南は前半同様の展開から仕掛けるが,緑が丘のアプローチが速く,ボールを奪われ始める。緑が丘は片岡,鷹橋を中心に後方からチャンスを作り始める。 永山南は19分,片山を投入し,石井と前に出し,攻撃に出る。その直後の20分,右サイドにいた緑が丘鷹橋から左サイドをあがってきた片岡に浮き球のパスが出る。これをヘッドで中央岸本に落とす。さらに冷静に岸本からもどされたボールを片岡がゴール右隅に決める。試合は3対0と緑が丘が有利な状況になる。その後24分,永山南は自陣ペナルティーエリア内で川瀬が痛恨のPKを与える。しかし,このPKを阿部がナイスセーブで弾くと,野島がそのままドリブルで持ち込みシュート。これがゴールネットに突き刺さり1点を返す。永山南はこれを機に積極的に攻めるが時間が足りず,終了のホイッスルを迎える。緑が丘が3対1で勝ち上がり,決勝へと駒を進めた。 


忠 和3−1(1−0)OSAフォルトナ旭川
得点者 磯貝(3分,15分),永森(18分)〔忠〕稲田(29分)〔O〕
忠 和 GK千田 FP舟田,永森,伊井,磯貝 交替/FP谷口
OSA GK工藤 FP稲垣,稲田,室林,杉原 交替/FP平尾,高木
主審/西川(聖園) 副審/佐藤(光陽)
【戦評/森(六合)】 準決勝第2試合はともに準々決勝を1点差で勝ち抜いてきたOSAと忠和との戦いとなった。忠和のキックオフで始まった前半,両チームともマンツーマンで高い位置からプレスをかけ,パスカットをねらう展開。最初のシュートは忠和。伊井がパスカットから持ち込み放つ。その後も互いに速い動きでパスカットをねらう激しい展開が続く。得点が動いたのは3分,忠和の伊井がゴール前に出したボールを磯貝が振り向きざまにシュートしゴール,先制点をあげる。1点のビハインドをおったOSAは平尾の豊富な運動量で再三ゴール前に迫り,押し気味にゲームを展開するが,忠和のGK千田の好セーブに阻まれ,得点には至らずそのまま前半が終了する。 後半早い時間帯に同点へと追いつきたいOSAであったが,開始35秒伊井のサイドからループ気味のボールに対し,チェックが遅れ磯貝に押し込まれ追加点を与えてしまう。早く移転を取り返したいOSAは積極的にボールを奪おうとするが,忠和の速い球回しに徐々に運動量が低下していく。足が止まり始めたOSAはどうしても攻撃が単調になってしまう。18分忠和永森がパスカットから縦への速い突破でシュートを放ち3点目を奪う。3点差となり残り時間もわずかとなるが,OSAはあきらめず懸命にボールを追い,ゴールをねらう。29分OSA室林のCKを稲田が押し込み待望の得点をあげるが時すでに遅くタイムアップ。両チームとも積極的なディフェンスから得点をとりにいく好ゲームであったが,決定機を確実に得点に結びつけた忠和が決勝戦へと駒を進めた。

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