第2回全道フットサル2004(U-14)旭川地区予選

決勝
緑が丘5−1(3−0)忠 和
得点者 深川(3分),岸本(6分,20分),片岡(10分),増田(28分)〔緑〕磯貝(22分)〔忠〕
緑が丘 GK大橋 FP岸本,片岡,深川,鷹橋 交替/FP北條,堤,増田,熱田,村岡,鈴木
忠 和 GK千田 FP舟田,永森,伊井,磯貝 交替/FP谷口
主審/西川(聖園) 副審/矢吹(神居東)
【戦評/伊藤(広陵)】 決勝は予選から安定した力を発揮した緑が丘中とスピードとパワーで高い攻撃力を誇る忠和中の対戦となった。忠和中のキックオフでゲームは開始される。自陣内にコンパクトなゾーンを引き、忠和中の出方を見る緑が丘中に対し、カウンターを警戒する忠和中はディフェンスラインでパスを回しながらゆっくりと全体を押し上げる。1分過ぎ、忠和中が素早く左サイドに展開した永森がファーストシュートを放つ。だが、ボールは枠を捉えず得点には繋がらない。対する緑が丘は2分、シンプルなパス回しから岸本のフィードボールを深川がゴールへとたたき込み、早々に先制点を奪う。続く4分に鷹橋がインターセプトしたボールをドリブルで持ち込み、そのままシュート。忠和中も自ボールになった時は積極的にシュートを狙う。6分、ゾーンの間隙をつくような舟田のロングシュート。だが、これも枠を外しなかなか得点することができない。その直後、緑が丘は再びインターセプトから岸本がシュートを放ち、突き放しにかかる2点目を上げる。10分にも片山が相手ボールをカットし、ゴール前まで持ち込みそのままシュートを放つと3点目が緑が丘中に入った。ワイドな展開からくさびを入れ、ゴールを狙う忠和中は正確にコントロールされるインターセプトになかなか枠を捉えるシュートを放つことができない。ペースとリズムを掴んだ緑が丘中が3点のリードで前半を終える。 後半、両チームとも若干のメンバーチェンジを行い、ゲームに臨む。緑が丘のキックオフで開始される。16分、緑が丘は早々にフリーキックのチャンスを得る。鷹橋が直接、ゴールを狙うがこれは枠を外す。前線から積極的に早いパスを回し、ポストプレーからのゴールを狙う緑が丘に対し、忠和も前半とは違い、持ち前のパワーとスピードを生かした攻撃を展開する。18分には伊井が相手ボールをインターセプト。そのままドリブルで持ち込みシュートを放つ。続く19分にもワイドにボールを展開し、シュートを放つ。これは枠を捉えたが緑が丘キーパー大橋が好セーブ。緑が丘も前半の勢いが衰えず、20分、岸本、北條とつなぎ再びリターンを受けた岸本が強烈なシュートを放ち、追加点を奪う。点を取りに行かなければならない状況の忠和も積極的に緑が丘のゾーン内に入り込み、ポストプレーからのゴールを狙う。この攻撃が功を奏し、22分、伊井からのパスがポストに入った磯谷に繋がり絶妙のワンタッチコントロールで振り向きざまシュート。これがネットを揺らし、忠和は待望のゴールを奪う。勢いづいた忠和はスピードに乗ったパス回しからポスト攻撃を続ける。24分にも伊井が先のゴールを彷彿とさせるような振り向きざまのシュートを放つ。だが、これはキーパーの好セーブに防がれる。続く、25分にも永が自陣内でインターセプトしてからのドリブル突破から絶妙のパスを受けた舟田がシュートを放つ。27分、忠和の猛攻にディフェンシブになった緑が丘のドリブルを舟田がカット。そのままシュートを放った。だが、この試合、ゴールに嫌われているこのシュートも枠を捉えることができない。そしてその直後、まえがかりにきていた忠和の隙をつき、右サイドからのパスをゴール前で受けた増田がだめ押しの5点目を奪った。忠和も最後まで集中を切らさず、攻撃を続けたが一歩及ばす。個々の技術がしっかりと戦術に繋がり、確実にゴールを決めた緑が丘が優勝を決めた。だが、予選からアグレッシブな試合を展開し決勝を戦った忠和の健闘も讃えたい。


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