第74回旭川市中学校連盟体育大会サッカー大会

6月26日(土)東光スポーツ公園
緑が丘3−0(2―0)愛 宕
得点者 高(10分),青木(26分),小泉(40分)(緑)
警告 佐藤元(緑)
緑が丘 GK那須 DF高(堀川),村上(中枝),駒津(庄司) MF 谷本(金子),木下,小泉(奥山),佐藤拓,青木(久野),佐藤元(本多)
愛 宕 GK高橋 DF佐々木,穴吹,鴻上,松倉(平澤,(大島)),佐々木 MF小野(山田),三品,滝ケ平(土門),高橋(藤原) FW八重樫(船山)
 上川代表決定戦の出場権をかけた準々決勝は緑が丘中学校のキックオフで開始した。緑が丘は3-6-1,愛宕4-4-2の布陣で,序盤は互いに中盤でのハイプレスの応酬となる。緑が丘はボランチの佐藤拓とワントップの高橋のポストプレーでリズムをつかもうとする。愛宕は6分佐々木哲番のオーバーラップでゴールを狙い始めたのをきっかけに,リズムをつかみ始める。10分緑が丘はコーナーのチャンスを得ると,佐藤元のキックに高がボレーでゴールに突きさし,緑が丘が先制する。給水タイムに愛宕は平澤を投入し,反撃を狙う。17分平澤から八重樫にペナルティエリア内でつなぎ,決定的なチャンスを作るが,ボールはゴールを大きく外れる。19分,平澤から三品,滝ケ平とつなぎ,佐々木哲がシュートを放つが,DFに阻まれる。愛宕はその後も平澤を起点にチャンスメークするが,決定的な場面にはならない。高橋,那須,両GKがビルドアップやDFラインの裏のケアなど,コーチングで積極的にかかわる。愛宕がリズムをつかみ始めたが,24分緑が丘は青木のペナルティエリア付近からのシュートがDFに当たり,コースが変わり,追加点となる。26分愛宕はFKを得る。センターサークル付近から高橋がゴールを狙うが,大きく外れる。27分愛宕は佐々木哲のオーバーラップから鋭いシュートを放つが,惜しくもサイドネットに外れる。緑が丘が2-0でリードして前半を折り返す。
  後半は何とか追いつきたい愛宕は八重樫のワントップにシステム変更してスタートする。31分GK高橋のロングフィードで裏のスペースをつくと,平澤,八重樫とつなぎ,落としたところを小野が鋭いシュートを放つが,那須の好セーブに阻まれる。40分緑が丘は佐藤元がダイアゴナルランでボールを引き出し,ドリブルでエリアに侵入,エリア内で倒されPKを得て,小泉が決めリードを広げる。愛宕は41分コーナーキックからの三品のボレーシュートはわずかにそれる。愛宕はその後,守備ブロック全体が後退し押し込まれる展開が続く。3点目を奪った緑が丘は自分たちのリズムを取り戻し,試合を支配し始める。45分,流れを打開し追いつきたい愛宕は,GK高橋をトップに起用する。試合終盤,愛宕もゴールを目指すが得点できない。試合巧者だった緑が丘が勝利し,5大会連続33度目の上川代表決定戦への出場権を得た。
東 光2−0(1−0)東陽光陽
得点者 阪口(7分)小野(55分)(東光)
東 光 GK佐藤 DF川島,熊谷,中村,村田 MF阪口,小野,金武,入江,相沢 FW小西
東陽光陽 GK平尾 DF有賀,由利,二階堂,田中 MF中瀬,山田,窪田,澤田 FW石田,阿部
 Bピッチ3回戦は前半から一進一退の攻防が展開される。東陽・光陽合同は阿部を中心に,ロングボールを使った攻撃,一方の東光は,小西のポストプレーから細かくつないで攻撃を組み立てる。試合が動いたのは前半7分。中央やや右でボールを受けた阪口がミドルレンジから思い切りの良いシュートを打ち,東光が先制点を挙げる。東陽・光陽合同は15分,山田のアーリークロスを受けた石田が右足でシュートを放つが,わずかに右に外れ,得点とは至らない。その後も両チーム中央やサイドを使い分けた攻撃を試みるが,東光DF川島,東陽光陽合同DF有賀,GK平尾が粘り強い守備を見せる。後半は東光ペースで試合が進む。相沢を起点に小西,小野が幾度もゴールに迫るプレーを見せる。55分,東光は相沢のコーナーキックからゴール前の混戦を小野が押し込み,待望の追加点を挙げる。東陽光陽は27分,田中が裏へ抜け出し,技ありのループシュートを放つが,惜しくもクロスバーに嫌われる。その後,東陽光陽は田中の推進力を生かしてゴールに迫るが,得点を挙げることはできず,東光が2度目のジャイアントキリングを達成し,2−0で勝利を収め4年ぶり3度目の上川代表決定戦に出場を遂げた。
東 明1−1(0−1,延長0−0)〈PK4−3〉永山
得点者 藤原(46分)(東) 平野(15分)(永)
東 明 GK菅原 DF岸本,橋,鈴木,高(駿)  MF高(瑚)(藤原),杉本(南),竹本,小形,北出 FW久留(石山)
永 山 GK石川 DF加藤,酒井,小原,菅原 MF上田,村上(健),五十嵐,村上(星)(原内,橋) FW平野,加藤(大)
 上川代表決定戦の出場権をかけた準々決勝は東明のキックオフで開始した。永山4-4-2,東明4-4-2の布陣で,互いロングボールを使い序盤のゲームを進めている。前半6分,東明の高橋の左サイドからのクロスを竹本が合わせるも惜しくも外れてしまう。前半10分,永山は小原からのロングスローに上田が合わせてシュートを放つもGK菅原に阻まれる。試合中盤,永山は上田を中心にボールを回して組み立てている。対する東明は小形にボールを集めて展開をしている。前半15分,永山の平野がハーフェーラインからのドリブルで中央突破。2人をかわし,GKの位置を確認して30mのロングシュート放ちゴールを決める。前半18分,東明の高橋が右コーナーを蹴り,跳ね返りがまた戻り,高橋がシュートも放つも外れる。前半20分,東明杉本の左コーナーがポストを直撃。折り返しに合わせるもシュートできず。前半21分,永山右サイドからのFK。永山の加藤が蹴り,菅原が合わせるもゴールの上に外れる。前半アディショナルタイム1分,永山の五十嵐が左サイドを突破。クロスに村上(星)が走りこむも合わせきれず。永山が1点リードで前半を終える。
 後半開始後,お互いパスをうまく回すことができず,落ち着かない状況が続く。後半5分,永山の上田が左サイドを突破し,ゴール前にクロスを上げる。村上(星)がフリーでボールを受けシュートを放つも東明GK菅原の積極的な飛び出しによって防がれてしまう。後半13分,永山は酒井からのハーフェーラインら左サイドに放り込んだスルーパスに平野が抜け出し,クロスを上げる。中央にいた村上(星)がシュートを放つも外れる。後半14分,東明GK菅原のキックミスを中央で永山の上田が拾い,ドリブルで運びシュートを放つもGK菅原のセーブによって阻まれる。後半26分,東明は竹本からのクロスに藤原が反応し,GKの状況をよく見てループシュートを放ち,ゴールを決める。1−1の同点で延長戦へ突入する。
延長前半,永山キックオフで始まる。東明の出だしがよく積極的にプレスをかける。永山は平野がDFラインの裏に抜け出している。延長前半3分,ゴール前30m付近でから永山のFK。3番上田が蹴るも枠をとらえることができず。そのまま延長前半が終了する。
 延長後半,お互いロングボールを使い,相手コートに侵入するも決定機を作れずにそのまま延長後半が終了し,PK戦へ突入する。
 PK戦は東明GK菅原の好セーブにより4―3で東明が勝利し,15年ぶり3度目の上川代表決定戦への出場を決めた。
広陵3−0(1−0)神居東忠和
得点者 角田(69分)(忠)平山(63分)(永)
広陵 GK橋 DF森,林,後藤,阿部 MF小西,土居,平野,廣川,佐藤 FW本間(吉田)
神居東忠和 GK山岡 DF山田,森川,橋,福本 MF祖父江,大高(遠藤),阿部(清川),山田(菊地),浅野 FW鹿野
 第3回戦は,第2試合目は神居東・忠和VS広陵の対戦となった。前半3分,DFから右サイドで受けた小西が最終ラインの背後へ抜けた本間へスルーパス,これをGK山岡がペナルティエリアを飛び出して直接手で触りハンドのミス。このFKを佐藤は直接ゴールに沈めて先制する。その後も広陵は右サイドの小西,ボランチ廣川が細かくパスをつなぎ何度となく神居東・忠和のゴールへ攻め立てる.何とか反撃したい神居東・忠和はDFラインからの縦パスを起点に攻撃したいが,広陵CB陣に止められシュートまでは至らない.前半21分,中央でボールを受けた平野が右サイドの小西へスルーパス。パスを受けた小西がそのままスピードに乗り右サイドを突破,自らシュート打つが惜しくもクロスバーの上に外れる。前半30分,劣勢だった神居東・忠和にチャンスが訪れる。こぼれ球を拾った祖父江が中央へ放り込み,そのボールに浅野が反応し,シュートを打つが惜しくもクロスバーを越える。前半は1−0のまま広陵リードで折り返す。
 後半序盤は,神居東・忠和が押し気味に試合を展開する.広陵ゴール前での攻防が多くなるが,広陵DF陣が体を張り得点を許さない。38分,左サイドでボールを受けた本間が左サイドをドリブルで駆け上がり,そのまま中央へカットインしてシュートを放つが惜しくも右ポストを叩く。続く40分右サイドでボールを受けた廣川がゴール前中央の本間へパス。本間が振り向きざまにシュートを打つがGK山岡がブロックし,得点を許さない。そのごもスピードとフィジカルで勝る広陵がボールを保持し神居東・忠和ゴール前に攻め立てるがフィニッシュの精度を欠きゴールを割ることができない。何とか追いつきたい神居東は,DF高橋をFWに途中加入の遠藤にボールを歩めるが,前がかりになり空いたスペースを広陵が攻め,58分平野が中央をドリブルで突破し,前線の佐藤へ,パスを受けた佐藤が落ち着いて流し込み追加点を取る.さらに62分佐藤が中央をドリブルで突破し,平野へパス。平野がGKをかわしダメ押しの3点目を獲得。終始試合を支配した広陵が3−0で準決勝に駒を進め4大会連続16度目の上川代表決定戦出場を決めた。

第5・第6代表決定戦
愛 宕1−0(0―0)永 山
得点者 八重樫(59分)(愛)
愛 宕 GK高橋 DF佐々木,穴吹,鴻上,佐々木 MF小野,三品,滝ケ平,高橋,平澤 FW八重樫
永 山 GK石川 DF加藤,酒井,小原,菅原 MF上田,村上(健),五十嵐,原内 FW 平野,加藤(大)
上川代表決定戦の出場権をかけた第5・第6代表決定戦。愛宕中学校のキックオフで開始した。永山は4-4-2,愛宕4-4-2の布陣でスタート。序盤は両チーム体を張り,一進一退の攻防となる。愛宕はディフェンスラインからFW八重樫の裏にボールを送ろうとする。永山は左サイドの平野が起点となり攻撃を組み立てる。18分永山が攻撃のリズムをつかみ出し,左サイドの五十嵐から中央の平野へ絶妙なパス。シュートは外れる。19分,永山はゴール正面からのフリーキックを得るがDFにあたりCKへ。25分愛宕は,ディフェンスラインで穴吹がヘッドでクリアしたボールを三品が受け,八重樫へつなぐがシュートまでいけない。ロスタイムに入り両チームともに,GKからのロングキックが多用されるようになり,ゴール前に迫るが決定機には至らず。終了直前永山は五十嵐がドリブルで左サイドからカットインし,クロスを上げようとするが愛宕滝ケ平が懸命に戻り,体を張って阻止。前半は両チーム無得点に終わる。後半愛宕は平澤,橋里を中心にポゼッションしながら攻撃のリズムをつかもうとする。31分,永山村上の突破から五十嵐のシュートは入らず。永山は,右サイドから加藤を走らせ愛宕ゴールに迫る36分,愛宕はGK高橋,穴吹,三品からビルドアップ。永山ペナルティーエリア右手前で八重樫が倒され,FKを得る。滝ケ平の右クロスを高橋里がシュートするがゴールならず。その後愛宕は徐々にリズムをつかみ出す。一方の永山は原内,平野をターゲットにロングボールを送り込む。42分,愛宕は永山のバイタル付近で三品がインターセプト後手倒され,FKを得る。キッカーはGK高橋。わずかにゴールを外れる。クーリングブレイクを挟み,最後の15分。暑さのため両チームともに疲れが見える。51分愛宕は八重樫の落としを小野がスルーパス。滝ケ平が反応しスライディングシュートに行くが,永山GK石川のセーブに阻まれる。59分ゴール前の混戦を永山はクリアできずにいるところをすかさず八重樫がシュート。決定弾となる。更に59分,追加点が欲しい愛宕はCKを得,八重樫がヘッドするが決まらず。59分愛宕は平澤と松倉が交代。まで永山ゴールに迫る。永山は追いつこうと加藤につなごうとするが愛宕ディフェンスに阻止された。愛宕八重樫の1点が決勝点となり,愛宕が上川代表決定戦の出場権をつかんだ。
東陽光陽1−0(0−0)神居東忠和
得点者 窪田(57分)(東)
広陵 GK平尾 DF有賀,由利,二階堂,田中 MF中瀬,山田,窪田,澤田 FW石田,阿部
神居東忠和 GK山岡 DF山田,森川,橋,福本 MF祖父江,大高,阿部,山田,浅野 FW鹿野
 上川代表決定戦進出を決める東陽光陽と神居東忠和の合同チーム同士の対戦。
神居東忠和からのキックオフで前半が開始。互いにラインを高めにとり,コンパクトな陣形でチャンスを消しあう戦い。5分,神居東忠和の短いパスを東陽光陽の石田がカット。ドリブルで切り込みクロスを上げるも神居東忠和福本がクリア。8分,神居東忠和の大高が左サイドから鹿野へのクロスを上げるも,東陽光陽GK平尾がしっかり対応する。13分,神居東忠和は森川から鹿野へクロスが入る。GKが出ていること判断してループ気味にシュート。ボールは クロスバーを越える。クーリングブレイク後,神居東忠和はボランチ祖父江,阿部を起点にサイドチェンジをしながら前進。対する東陽光陽もパスコースを早めにつぶしチャンスを作らせない。28分,神居東忠和は山田からのクロスが鹿野に入るもトラップミス。東陽光陽有賀がクリアする。互いに得点機を得られないまま,前半が終了。
 気温も上がった後半,東陽光陽のキックオフでスタート。31分,東陽光陽FKは神居東忠和橋のクリアからカウンターをしかける。33分,神居東忠和は橋のパスカットから鹿野へボールを集める。東陽光陽DFも素早い対応でチャンスを作らせない。37分,神居東忠和は浅野が右サイドを切り込みクロスを上げる。ボールは裏まで流れ,阿部が詰めるも東陽光陽DFも体を張ってシュートさせない。38分,神居東忠和はハーフライン中央からのFKを福本がゴール前に入れ,鹿野がヘッドで合わせるもGK平尾がしっかりキャッチ。クーリングブレイク後互いに息を吹き返し,48分神居東忠和は,山田の右CKからのボールを東陽光陽が回収。カウンターを仕掛ける。対する神居東忠和も55分東陽光陽FKを奪い,カウンターで応戦。互いに残された体力を出し切る総力戦となる。互いに得点機得られないまま延長戦へ突入すると思われた57分,東陽光陽は中瀬のパスカットから石田へ縦パスを入れる。最後は窪田へスルーパスが通り,窪田がGK右を抜けるシュート待望の先制点を挙げる。その後も一進一退の攻防を繰り広げ,タイムアップ。東陽光陽が上川代表決定戦の切符を獲得した。

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