| 決勝 | |
| 緑が丘０−０（０−０）<PK3-1>広 陵 | |
| 緑が丘 | ＧＫ那須 ＤＦ高，村上（金子），駒津 ＭＦ谷本（本多），木下，小泉，佐藤，青木（奥山），佐藤元 ＦＷ高橋 |
| 広 陵 | ＧＫ高橋 ＤＦ林，後藤，土居，阿部 ＭＦ森，小西，本間，廣川，佐藤瑠 ＦＷ平野 |
緑が丘はＧＫ那須も加わりながら，守備ラインでゆっくりボールを動かしながらが，中盤は飛ばし，駒津やＧＫ那須から長めのフィードを右サイド佐藤元の奥のスペースに入れて攻めの糸口を探す。広陵は10人が自陣ペナルティエリア外当たりでブロックを作りながら，林，後藤のＣＢがはじき返す。なかなか広陵の守備ブロックの内側に入れない緑が丘は高橋のポストプレーから，バイタルエリアへの侵入を試みるが，内側を堅くしぼった広陵守備陣を崩すまでには至らない。逆に14分広陵はＧＫ高橋のキックからＤＦのクリアを拾った小西がスピードに乗ったドリブルで相手守備陣を 突破し右足を振り切るがボールはゴール左ポストをかすめるものの，最初のビッグチャンスは広陵が迎える。19分にも広陵はカウンターから佐藤瑠が小西に預けると，小西がドリブル突破。再び受けた佐藤瑠が左足で好シュートを放つなど，広陵のストロングポイントを生かしたカウンターからゴールを狙う。なかなか広陵のブロック内に入れない緑が丘だが，小泉，木下を中心に左右にボールを動かし，それによってスライドさせられた広陵の守備陣の消耗を図れるかがポイントとなりそうな展開である。前半は広陵がカウンターで2度チャンスをつかんだように，緑が丘がボールを支配しながら，広陵のペースといえる前半だった。後半も緑が丘がボールを支配しながらなかなかブロック内側に入れない展開が続く。広陵は平野に土居がからんで2度左サイドからカウンターを仕掛ける。その攻撃をかわした後から，緑が丘は徐々に広陵の中盤のゾーンを突破し始める。谷本のドリブルや佐藤元へのスルーパスなどで，バイタルエリアに侵入を果たし出す。さらに本多が突破を図るなど左サイドの崩しにかかる。広陵は自陣に押し込まれる時間帯が多くなるにつれ，守備ラインも下げられ，カウンターへ移る機会も減ってくる。クーリングブレーク後，緑が丘は佐藤元と本田のサイドを入れ替える。直後右サイドから斜めのボールを佐藤元に入れチャンスをつかみかかる。その直後から広陵は守備のゾーンを押し上げ，相手のＤＦのビルドアップにアプローチをかけ始める，18分には小西のパスカットから佐藤瑠が左サイドを突破し，本間がシュート，こぼれ球を小西がシュート。2分後にもＧＫの位置を見て，小西がシュートを放つ。緑が丘も木下の縦パスを佐藤元がはたいて，奥山がシュートを放つなどゲームは動き出す。49分には高橋が倒されて得たＦＫを佐藤元が狙うが右へと外れる。緑が丘は佐藤拓が相手の最終ラインの前のギャップで受ける回数が増え始め，広陵の綻びを探る。しかし，後藤，林を中心とした最終ラインが最後まで集中を切らさず試合はＰＫ戦への突入した。 ＰＫ戦では相手の一人目，三人目を緑が丘那須が好ストップ。3対1で緑が丘が２年ぶり９度目の優勝（連覇）を果たした。 |
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