令和3年度上川代表決定戦

7月9日(金)士別市天塩川サッカー場
準々決勝
緑が丘6−0(2−0)東陽光陽
得点者 高橋(4分,12分,40分,52分),久野(43分),堀川(56分)(緑)
緑が丘 GK那須(鈴木)DF高,村上(本多),駒津 MF谷本(堀川),木下,小泉(久野),青木(庄司)佐藤元(中枝),金子(藤原)FW高橋
東陽光陽 GK平尾 DF有賀,由利(樋口),二階堂,田中 MF中瀬,山田,窪田,澤田 FW石田,阿部
 上川代表決定戦Aピッチ第1試合は旭川1位の緑が丘と旭川第5代表合同チームの東陽光陽の対戦。緑が丘のキックオフで前半が開始される。細かくパスをつなぎ崩しにかかる緑が丘は2分,木下がファーストシュート。惜しくもDFに当たる。3分,緑が丘は右サイド佐藤元からのクロスは飛び出したGKの頭を超えゴール前へ。高橋が待ち構えるもDF有賀がクリア。最初のCKを得た緑が丘は4分,佐藤からのCKを高橋が頭で合わせ先制する。12分緑が丘は,高橋が青木からのリターンパスを受けシュート。追加点をあげる。失点はしたが東陽光陽も集中は切らさず,緑が丘のパスミスを狙い阿部が前線で奪いシュート。惜しくもバーを越える。28分,中央付近でボールを奪った東陽光陽は山田,中瀬,澤田とパスをつなぎ突破を図るも,緑が丘の素早い対応でシュートチャンス作り出せない。2−0で前半が終了する。
 後半,東陽光陽のキックオフ。37分東陽光陽は中瀬が奪ったボールを右サイドの澤田へドリブルで切り込むも緑が丘DF駒津の対応でチャンスをつくれない。40分緑が丘は佐藤元の右からのコーナーキックを橋がタイミングぴったりでヘディングで合わせ,ハットトリックを達成。勢いに乗る緑が丘は41分,木下のミドルシュートでゴールを狙うも東陽光陽GK平尾がファインセーブ。攻撃の手を緩めない緑が丘は43分,左からのコーナーキックを久野が合わせ追加点。52分,緑が丘は藤原から木下,高橋と繋ぎ,自身4点目を挙げる。56分には途中交代の堀川が左サイドで相手DFからのボールを奪いゴール前へドリブル。そのままゴール右サイドを狙ってシュート駄目押しの追加点を挙げる。攻守ともに隙を見せずに戦い抜いた緑が丘が準決勝に駒を進めた。
東 川1−1(1−0)(延長0−0)<PK5-3>東 川
得点者 小西(43分)(光)浅野(7分)(川)
警 告 西潟(東)
東 光 GK佐藤 DF川島,熊谷,中村,村田 MF阪口,小野,金武,入江,相澤 FW小西
東 川 GK上村 DF藤原,西潟,瀬良,新谷 MF濱邉,高橋旺,菊地,高橋友(尾崎) FW浅野,奥原(行天)
  立ち上がりは互いにセーフティーに長いフィードを相手守備陣の背後に送り出す。東光はCB熊谷,東川はGK上村から狙う。次第にゲームは落ち着きを取り戻し,互いに前線からのプレスをかけながら,東光は相澤,東川は高橋旺からスルーパスを狙いだす。高い守備ラインを敷き,巧みなラインコントロールしながらコンパクトな守備をする東光だったが,東川は一瞬のすきとつく。7分東川は奥原からのスルーパスから浅野が抜け出してGKの頭上を越える先制のゴールを決める。先制されたもののゲームは東光が支配し始める。相澤,小野が中盤を作り,左サイド入江のスピードを生かして,攻撃を仕掛ける。相澤のCKからのこぼれ球を熊谷がミドルシュートを放ち,ディフレクトしたボールがゴールをかすめるなど,東光が押し気味に進める。東川は高橋友のサイドからカウンターを仕掛け,浅野,菊地がゴールチャンスを虎視眈々と狙う。飲水タイム後から東光は相座,小野から11にきさびのボールが入り始め,落としたボールを左の入江に展開し,東川ディフェンスを広げる,22分には小野からの斜めのボールに小西が抜け出し,混戦からシュートを放つが,東川瀬良がゴールカバーし,ピンチを防ぐ。前半は東光が押し気味に試合を進めるが,GK上村が広範囲な守備範囲を見せ,前半リードで折り返す。
 後半は東川のシュートチャンスで幕を開ける。高橋旺のスルーパスから菊地が狙うが,GK佐藤の正面をつく。その後は熊谷を中心としたラインコントロールで東川攻撃陣を次々とオフサイドの罠にはめ,東光が前半同様ボールポゼッションを高める。相澤がアタッキングサードまでボールを運ぶが,なかなかペナルティエリア内にまでは侵入できない。瀬良と藤原のCBの距離もよく,東光の攻撃をしのいだ。しかし,43分東光は川島が坂口とのワンツーから中盤のゾーンを突破し,右サイドからグラウンダーのアーリークロスを入れると,走り込んだ小西がダイレクトで合わせたボールはゴールに吸い込まで同点に追いつく。後半に入って金武が好守のつなぎ役として,バランスをとる東光は,右サイドの攻撃が活性化する。MF坂口にオーバーラップを重ねる川島もからんで再三クロスボールを入れ,チャンスをつかみかけるが,東川もGK上村が身を呈してゴールマウスを死守する。東川は尾崎の右サイドを基点に高橋旺がシュートチャンスをつかむが,ゴールは遠く,試合へ延長戦へと突入する。延長に入って一進一退の攻防となるが,東川は相手ボールを奪った高橋旺が2度に渡ってGKと1対1となるビッグチャンスを得るが,2度ともGK佐藤が冷静にシュートストップし,得点を許さない。東光が熊谷を中心としたラインコントール,東川がGK上村の広い守備範囲と互いに特徴を生かして相手の攻撃を防ぎきり,試合はPK方式へと進む。PK戦では東川が確実に5本を決め5対3で準決勝へと進めた。
広 陵6−1(3−0)東 明
得点者 本間(11分,24分),佐藤瑠(26分,41分),佐藤佑(49分),廣川(55分)(広)小形(60+0分)(東)
広 陵 GK橋 DF森,林(佐藤佑),後藤,阿部(安田) MF小西(朝野),土居(坂田),平野(横山),廣川,佐藤瑠 FW本間(吉田)
東 明 GK菅原 DF岸本,橋(南),高駿,鈴木 MF高瑚(藤原),杉本(小林),竹本,小形,北出 FW久留(石山)
 序盤は東明が勢いよく前からプレッシャーをかけ,広陵を押し込む。左サイド北出,右サイド高瑚の両サイドから攻撃を仕掛ける。ややマークがつききれない広陵守備陣のすきをついて両サイドからクロスボールを入れる。一方の広陵コンパクトな3ラインを形成し,は佐藤瑠の中盤のキープ力を基点に右サイド小西のスピード,左サイド土居のスピードを生かしたカウンター攻撃でチャンスを狙う。11分広陵は中盤で平野がペナルティエリア内にスルーパス。抜け出した本間は相手GKをかわし,角度のないところから,ゴールに蹴り込み,広陵が先制した。1点をリードされた東明だが,竹本を中心に北出,小形の前のスペースにボールを入れ,広陵守備陣を慌てさせる。また,再三にわたって,竹本,小形が広陵DFのギャップをついて,スルーパスを送るが,後藤を中心に広陵守備陣も粘り強く対応する。佐藤の強烈なシュートなので東明ゴールを脅かす広陵だが,やや押し込まれる典型が多くなる。しかし,24分広陵は相手陣内でボールを奪い,土居のゴール前への落ち着いたパスを本間が無人のゴールに流し込み追加点をあげる。さらに26分には東明のビルドアップのボールを奪った佐藤瑠がゴールをあげ,広陵は前半で3点のアドバンテージを握った。
 早いうちに点を返したい東明は後半,前がかりになり,重心を前方に置く。小形のFK,しかし,その力を利用してカウンターを仕掛ける広陵は41分,平野の横パスを受けた佐藤瑠がドリブルで相手DF二人をかわして,ペナルティエリアに入ったあたりで左足を一閃。ボールはゴール左隅に吸い込まれ,4点目を奪った。それでもひたむきに前線にボールを入れ,得点を狙う東明は,小形のCKを鈴木がヘッドで狙うなどするが,ゴールは遠い。逆に広陵は49分廣川の横パスを受けた佐藤佑がグラウンダーのシュートをゴール左下に叩き込みダメ押しともいえる5点目を奪った。完全に広陵ペースになったゲームは,東明藤原が得たシュートチャンスもGK高橋が美技でふせぐ。55分には吉田,小西とつないで,中央廣川がきれいに合わせてとどめを刺す6点目を奪った。追加タイム東明は小形のパスから石山がゴールを決め,一矢を報いたが,広陵が得点チャンスを確実にものにし,準決勝へと進んだ。
愛 宕9−0(4−0)中富良野
得点者 八重樫(5分,25分,36分)高橋(11分)小野(28分)鴻上(35分)大島(50分)船山(54分,58分)(愛)
警告 手代(中)
愛 宕 GK高橋誠 DF佐々木哲(松倉),穴吹,鴻上,佐々木海 MF小野,三品,滝ケ平(大島),高橋里,平澤(山田) FW八重樫(中井,船山)  
中富良野 GK高橋 DF岡,手代,本田,山澤(小林) MF佐藤,岡山,菊池,横山,伊地知(中山) FW笹川  
 中富良野のキックオフで試合開始。開始5分,愛宕は平澤がDFラインを抜け出し,GKと1対1になったところ中富良野DFが後方から倒し,PKを得る。それを八重樫が右隅に落ち着いて決めて,愛宕が先制する。
11分,右サイド佐々木哲のオーバーラップからのクロスにファーサイドで高橋里が合わせ愛宕が追加点を奪う。中富良野もゴール前の粘り強いプレッシャーや中富良野GK橋の判断の良い飛び出しやシュートセーブで追加点を許さない。中富良野も高い位置でのパスカットを佐藤や笹川を起点にスピードになった攻撃を仕掛けるがシュートまでにはいけない。25分,愛宕は左サイドからのクロスをゴール前に詰めた八重樫が待望の追加点を奪い,3−0とする。勢いに乗る愛宕は28分,滝ケ平が右サイドを突破し,八重樫が落としたところを小野がペナルティエリア内でダイレクトでシュートし,上バーに当たりゴールイン。4−0と愛宕リードでハーフタイムを迎える。
 後半35分愛宕は高橋里のサイドへのパスから鴻上がGKの動きを見て冷静に流し込み5−0。36分,小野から中央のギャップに入り込んでいた八重樫にパスしワンタッチでDFを置き去りにしさらに追加点を奪う。
中富良野も守備ラインをコントロールし,コンパクトな守備で前線からプレッシャーをかける。39分ディフェンダーのパスカットからのドリブルでの侵入でペナルティアリア右外でFKを得るが,笹川の蹴ったボールはディフェンダーに当たりGKにキャッチされる。その後も愛宕は攻撃を緩めず,50分,中央からのパスを受けた大島が右サイドを突破しゴール左隅にゴールを決める。54分には小野とのワンツーから中央を抜け出し,船山がゴールを奪い8−0とする。58分,DFのクリアボールを拾った大島のクロスに船山がヘディングでゴールを決め,9−0と大量リード。終始ゲームをコントロールした愛宕が危なげなく勝利し,準決勝に駒を進めた。


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