第13回道北ブロックカブスリーグU-15 兼 第28回旭川大雪ライオンズクラブ旗争奪ジュニアユース選手権

9月19日(日)忠和公園A
BC20 BC BC 神居東忠和1−0(1−0)六 合
得点者 山田(29分)(神)
神居東忠和 GK山岡 DF菊池,森川,高橋力,福本 MF祖父江,大高,阿部(浅野),山田櫂,鹿野 FW清川
六 合 GK 石垣 DF西谷内,小林,武田昊,武田拓(井上陽,峯) MF田口,佐藤,赤坂(山根) FW武田拓,柏原
 神居東忠和は序盤から右サイドの菊池,鹿野の個人技からチャンスを作りだし攻勢に出る。六合は全員がしっかりと体を張ってカウンターから攻撃を仕掛ける。20分には神居東忠和鹿野が個人技からシュートを放つなどするが,六合GK石垣も好セーブを見せる。29分神居東忠和は祖父江のスルーパスから山田が抜け出し先制点を奪う。後半に入り,六合は山根にボールを集め,時間とスペースを作れるようになると,チャンスをつかみだす。山根のドリブルなどから再三チャンスを作るが,神居東忠和も堅い守備を見せる。神居東も浅野と山田がゴールに迫るが追加点をあげられず。神居東忠和が1点を守り切り初勝利をあげた。
BC19 BC BC 緑が丘6−1(3−1)コンサ旭川2nd
得点者 高橋羽(0分,38分,42分,68分),O・G(17分),佐藤拓(62分)(緑)藤川(25分)(コ)
緑が丘 GK那須 DF高,駒津,本多 MF谷本,木下,佐藤拓,青木,佐藤元,金子 FW高橋羽
コンサ2nd GK遠入(宍戸) DF上條,守田(上田),田村(岡島),國行(西山) MF藤川,西村(谷),秦野,菊地花,笹原 FW高橋晴(内田)
 開始直後から前線でプレスをかけた緑が丘は高橋羽が相手のボールを奪って,30mの距離からカーブをかけて無人のゴールに流し込んで先制する。前線から強いプレッシャーをかける緑が丘高橋羽,佐藤元らが果敢にボールをチャレンジして右サイドから何度も仕掛ける。佐藤拓もからんでコンサに中盤のゾーンまで進出させない。しかし,コンサもミドルゾーンに進出できると高橋晴にもボールが収まり,西村もボールを受けてチャンスを作り出すものの,緑が丘が圧力を回避できないと,コンサは10人が自陣深くに戻らされるため,なかなか攻撃の起点を作れない。その間,佐藤元の突破などから,青木,谷本らが好シュートを放つが,コンサGK遠入の美技でなんとかしのぐ。17分緑が丘は谷本の左CKから駒津の高い打点のヘッドがO・Gを生んで追加点をあげる。押し込まれることが多かったコンサは一瞬の隙をついて相手陣ボールを大切につなぎ,藤川,秦野らの組み立てから緑が丘のプレスをかいくぐることができるチャンスが生まれる。25分緑が丘陣内にボールを運び,秦野のラストパスから藤川が反転して1点を返す。38分緑が丘は中盤でFKを得ると,金子が判断よくクイックスタート。佐藤元が右サイドから折り返し,佐藤拓が落としたところを佐藤元が強烈なシュートを叩き込んで再び引き離す。42分にも高のスルーパスから高橋羽が抜け出してハットトリックを完成させるゴールを決める。ゲームは次第にオープンな攻め合いになり,コンサもPKを得るなどするが,得点には結びつかず。63分緑が丘は金子の右からのFKに佐藤拓がきれいに合わせて5点目を奪う。68分には佐藤拓のラストパスから高橋羽がダメ押しの6点目を奪う。試合は6対1で緑が丘が快勝し,5連勝でTRAUMを追走している。
忠和公園B
BC18 BC BC TRAUM15−0(5−0)啓 北
得点者 井下(16分,37分,50分,61分,72分),山下(20分,37分,50分),北原(21分,56分,72分,76分),田湯(45分),鈴木(52分,65分)(T)
TRAUM GK 河治 DF佐々木吾(長野),田湯,守谷 MF川畠,西里,山下,及位 FW井下,鈴木,北原
啓 北 GK養老 DF小松,今井,大久保,六車 MF渡部,東海林,小野寺,佐々木,佐藤 FW上野
 TRAUMは序盤から啓北を自陣に押しこむ。最終ラインの田湯がゲームをコントロール。左サイドにも積極的にオーバーラップを仕掛ける。中盤の底では西里が相手の攻撃の芽をつみ,山下とともに組み立てを図り,左のFW北原,右の井下,トップの鈴木らを中央に集め,狭いスペースにショートパスを駆使して啓北守備陣を崩しにかかる。啓北も中盤の底で小野寺,東海林が相手の攻撃の阻止にかかるが,TRAUMのパワフルな攻撃にしだいに綻び始める。16分TRAUMは,北原と鈴木の壁パスから最後は井下が決めて先制する。20分には北原とのワンツーから山下が決めて追加点。21分にも北原が決めて3点目を奪うと,33分には北原横パスを受けた西里が4点目。37分には鈴木の右CKがこぼれるところを山下が強烈なボレーで決め,前半で5点のリードを奪う。後半になっても攻撃の手を緩めないTRAUMは井下が5得点2アシスト,山下は3得点1アシスト,北原は4得点2アシストと攻撃陣が活躍し大勝した。
BC17 BC BC 永 山3−0(0−0)広 陵
得点者 O・G(59分,75分),上田(68分)(永)
広 陵 GK工藤 DF森,林,阿部 MF小西,土居,平野,本間,佐藤諒(加藤),佐藤佑 FW安田(樫木)
永 山 GK石川 DF加藤卓,小原,五十嵐,大橋 MF上田,高橋大,村上健,村上星 FW加藤大(三ケ田),平野
 序盤から永山がゲームを支配する展開となる。前線からプレスを仕掛け,上田,村上がボールを配球し,前線の加藤,平野にスペースを走らせる。広陵は小西のスピードを生かした攻撃が作れない。それでも18分には平賀30mのシュートを放つなどするが,永山GK石川の落ち着いた守備を見せる。永山は右サイドの高橋が再三深い位置まで進出し,クロスボールを送るなどするが,決定機はなかなか作れない。一方の広陵も,小西を走らせるボールが出ずに,シュートまで至らない。後半に入ると上田がスピードのあるドリブルから中央突破を狙う。小原,五十嵐,加藤の守備ラインがチームに落ち着きを与えるプレーで守備に安定感を与える。平野のサイドからチャンスをつかんでいた永山は59分,平野の左CKが相手のO・Gを生み,待望の先制点をあげる。さらに68分には高橋のパスを起点に上田がミドルシュートを決めて広陵を突き放す。75分には右サイドに回った平野のクロスボールにDFがクリアしきれず,再びO・Gとなり3対0とした。
9月23日(木)東光スポーツ公園B
BC23 BC BC 緑が丘13−1(6−1)啓 北
得点者 佐藤拓(16分,34分,81分),高橋羽(18分,32分,37分,66分),青木(39分,43分),谷本(69分,73分),佐藤元(71分),木下(78分)(緑)佐藤(38分)(啓)
緑が丘 GK那須 DF高,駒津,本多(村上) MF谷本,木下,佐藤拓,青木,佐藤元,金子 FW高橋羽
啓 北 GK養老 DF小松,今井,宮崎,大久保 MF渡部,東海林,小野寺,佐々木,佐藤 FW鈴木(六車)
 金子が最終ラインまで下りて,駒津とともにビルドアップする緑が丘は,駒津からのロングボールも織り交ぜながら攻撃を組み立てる。高橋羽にも楔のボールを入れながら啓北を押し込む。啓北は小松を中心に自陣ペナルティアーク付近でブロックを形成して,人数をかけて守備を図る。小野寺,東海林のボランチがボールを拾った瞬間はスイッチを入れて,攻撃に転じようとするが,緑が丘の切り替えの速さになかなかハーフウェーを越えられない展開が続く。しかし9分には東海林のロングパスから鈴木がGKをかわしてあわやというシュートを放つなど予断は許さない展開。後ろに重心をかける啓北を攻めあぐねる緑が丘は,両サイドの佐藤元,谷本にスペースがなく好機を作れない。深い位置に入り込めなかった緑が丘だが,16分本多の右クロスから佐藤拓が頭で合わせて均衡を破る。すると18分にも右サイドから木下のグラウンダーのパスから高橋羽が蹴り込んで追加点をあげる。32分には金子の左CKを起点に最後はゴール前の浮き球を高橋羽が頭で流し込んで3点目を奪う。さらに34分には谷本が左サイドから鋭いクロスボールを入れ,高橋羽の落としたボールを佐藤拓が豪快に蹴り込んで4対0とする。37分には佐藤拓のアシストから高橋羽がハットトリックを完成。啓北も38分東海林の縦パスから鈴木がGKをはずして1点を返すが,緑が丘は39分谷本のショートコーナーから青木がミドルシュートをゴール右上に決め,前半は6対1で折り返す。後半に入っても緑が丘は攻撃の手を緩めず43分には金子のクロスを佐藤元が落として青木が蹴り込み7点目。66分には谷本の左CKを高橋羽がバックステップを踏みながら頭で合わせて8点目を奪う。再びスイッチの入った緑が丘は69分には村上が右サイドをえぐってポケットに進入,中央で谷本が合わせて9点目とする。71分には高のオーバーラップからクロスボールを入れると,佐藤元がダイレクトの左足でボレーで合わせて二桁得点に乗せた。73分にも青木のクロスから谷本がボレーで合わせて11点目。69分には木下がミドルシュートを決め,追加タイムには高とのワンツーから佐藤拓がハットトリックを決める得点を奪い,ゴールラッシュを締めくくった。
BC24 BC BC 永 山1−0(前半8分で中断)神居東・忠和
得点者 平野(4分)(永)
永 山 GK石川 DF加藤卓,小原,五十嵐,大橋 MF上田,高橋大,村上健,村上星 FW加藤大,平野
神居東忠和 GK山岡 DF菊池,森川,高橋力,福本 MF祖父江,大高,阿部,山田櫂,鹿野 FW清川
 互いに前線からプレッシャーをかけあい,リズムを取り合う中で先制点が入る。永山は4分加藤大が左サイドで中央にボールを送ると,スピードに乗ったランニングから平野がGKもかわして先制ゴールを決める。7分40秒で雷のため中断。再開後も8分14秒で再び中断し,試合は延期と決定。試合再開は永山のGKからのドロップボールから。
9月25日東光スポーツ公園B
BC21 BC BC TRAUM SV 旭川2−0(1−0)コンサ2nd
得点者 河野(40分),井下(61分)(T)
TRAUM GK河治 DF佐々木吾,田湯,守谷 MF川畠,西里,山下,及位 FW井下,河野,北原(鈴木)
コンサ2nd GK遠入 DF上條(谷),上田,田村(西山),國行 MF庄子,藤川,西村(笹原),秦野,菊地花 FW高橋晴
 序盤は静かな展開となる。TRAUMは田湯を中心したビルトアップから,河野,北原の突破力を生かして攻撃する。コンサ2ndは,庄子,藤川,菊地が中心となってパスワークがさえる。前半は押し気味に試合を進めていたTRAUMが,終了間際に河野が中央をスピードに乗って抜け出し,GKとの1対1を落ち着いて決めて先制する。後半もTRAUMの攻勢が続く。61分には河野が左サイドを突破し,最後は中央で井下が合わせて追加点を奪う。その後はコンサ2ndが庄子,秦野,藤川を軸にボールをポゼッション。TRAUMを自陣に押し込む展開となる。TRAUMはブロックを形成しながら,井下,河野のスピードを生かしてカウンターを狙う。しかしTRAUMも田湯を軸に最後のところで体を張ってシュートまで持ち込めさせず,2対0でTRAUMが勝ち,6連勝となった。
BC22 BC BC 広 陵2−0(0−0)六 合
得点者 小西(69分),佐藤瑠(74分)(広)
六 合 GK 石垣 DF峯(井上),小林,西谷内,武田昊 MF田口,佐藤,井上裕,山根 FW柏原
広 陵 GK高橋悠(DF工藤) DF森,林,土居,DF/GK阿部 MF小西,平野,佐藤佑(佐藤諒),佐藤瑠(安田),吉田(加藤) FW本間(樫木)
 六合は,山根を中心にボールを支配し,トップの柏原にボールを当てながら展開を図る。一方の広陵は中盤で佐藤瑠にボールを集め,右サイドの小西を走らせて攻撃を仕掛ける。しかし,広陵は林,森,六合は峯,小林のCBを中心に堅い守りを見せシュートチャンスを作らせない。六合は数多くのCKを得るがチャンスを生かせず,互いになかなかシュートチャンスが生まれず前半は無得点で終わった。後半に入っても前半同様膠着状態が続いていたが,69分広陵は本間からのスルーパスを受けた小西が得意のドリブルから守備ラインを突破し,先制ゴールをあげる。さらに74分には加藤の横パスを受けた佐藤瑠が25mのミドルシュートを決めて追加点をあげ,六合を振り切った。
10月3日(日)東光スポーツ公園A
BC26 BC BC 広 陵3−2(2−0)神居東忠和
得点者 本間(23分,27分)小西(73分)(広)山田(60分,80+3分)(忠)
広 陵 GK工藤 DF森,土居,平野,阿部 MF小西,坂田(豊田),佐藤佑,加藤(千葉),樫木 FW本間
神居東忠和 GK山岡 DF菊池,森川,高橋力,福本 MF祖父江,大高,阿部(浅野),山田櫂,鹿野 FW清川
 キックオフと同時に忠和が攻める。2本連続でコーナーを蹴るも決まらず。その後は忠和は山田を中心に攻めるも広陵の森,土居を中心とした堅い守りを崩せない。広陵は右サイド平野から小西へとつなぎ忠和ゴールへと迫る。前半23分広陵,樫木から前線へロングフィードに本間が反応。裏へ抜け出しGKと1対1を冷静にきめて先制する。27分佐藤,小西と中盤でつなぎ小西からのパスに本間がゴール前でせり,2点目を奪う。後半は忠和が代わって入った浅野を中心に右サイドの裏を狙いゴールに迫る機会が増える。50分に忠和大高がゴール正面でファールをもらい福本が直接狙うも惜しくも左上に外れる。60分忠和鹿野のパスを山田が中央で受けて1点を返す。65分鹿野のドリブルからペナルティエリア左角付近でファールを受けてフリーキックを蹴る。ファーサイドで浅野が合わせるも届かず。73分広陵小西が奪たボールをスピードに乗ったドリブルで4人を置き去りにしゴールを奪う。忠和の猛攻も続くも広陵の必死の守り。終了間際に忠和山田がゴール前で粘り1点を返すがそのままタイムアップ。
BC28 BC BC 六 合0−1(0−0)永 山
得点者 上田(52分)(永山)
永 山 GK石川 DF加藤卓,酒井,五十嵐,大橋 MF上田,高橋大,村上健,村上星 FW高橋陸(加藤大),平野
六 合 GK 川田 DF西谷内,小林(赤坂),峯,井上陽 MF田口,佐藤大,井上裕,小出(武田祐) FW武田拓,柏原
 序盤は六合が前線の武田のスピードを生かし,何度かゴール前に攻め込むが,永山のCB加藤のカバーリングやGK石川の飛び出しにより,決定機は作らせない。六合は井上や佐藤が,永山は上田や村上が中盤で激しくぶつかり合い,めまぐるしく攻守の展開が変わるスピーディーなゲームとなるが,どちらもなかなかチャンスが作れない膠着状態が続く。前半終了間際,六合は井上のスルーパスに抜け出した武田が決定機を迎えるも,永山GK石川のファインセーブに遭い,ゴールならず。前半をスコアレスで終える。後半,風上に立った六合が徐々に押し込み始める。47分DFラインの裏へ抜け出た柏原がGKをかわしシュートを放つも,永山五十嵐が懸命のカバーでなんとか防ぐ。52分,平野の突破で得たPKを上田が確実に決め,永山が先制。ていねいなパスワークから同点を狙う六合に対し,永山は上田,村上,五十嵐が鋭い出足からボールを奪い,平野がカウンターを狙う。どちらも持ち味を発揮した好ゲームは永山に軍配が上がった。
10月9日(土)東光スポーツ公園B
BC24 BC BC 永 山1−0(1−0)神居東・忠和
得点者 平野(4分)
永 山 GK石川 DF加藤卓,小原,五十嵐,大橋 MF上田(菅原,城間),高橋大,村上健,村上星 FW加藤大(高橋陸,酒井,河野),平野
神居東忠和 GK山岡 DF菊池,森川,高橋力,福本 MF祖父江,大高(浅野),阿部,山田櫂,鹿野 FW清川
 互いに前線からプレッシャーをかけあい,リズムを取り合う中で先制点が入る。永山は4分加藤大が左サイドで中央にボールを送ると,スピードに乗ったランニングから平野がGKもかわして先制ゴールを決める。7分40秒で雷のため中断。再開後も8分14秒で再び中断し,試合は延期と決定。       8分14秒から再開した試合は永山が村上健を軸に平野のポストプレーを使いながら攻撃する。神居東忠和は,鹿野からボールを配球し左サイドの清川を走らせて永山守備陣にゆさぶりをかける。しかし,神居東忠和は福本,永山は加藤卓を中心に厳しい守備で高いに決定機を作らせない。後半に入り,互いに相手の背後をとるボールが多くなる。44分には山田と浅野のダブルパスからゴールに迫るなど,次第に神居東忠和が押し気味に進める。山田がボールを受ける機会も増え,そこからの展開を図る。祖父江の攻撃参加からのラストパスなどからゴールに近づくが,永山GK石川も好守を見せる。加藤卓,五十嵐のCBも鋭い読みで神居東忠和の攻撃の芽をつむ。五十嵐も判断よくカバーリングした永山は,終盤にも福本のCKの猛攻をしのぎ切り,中断前の1点を守り切って勝利。最終戦で3位の座を確保した。
10月10日(日)東光スポーツ公園B
BC27 BC BC コンサ旭川2nd9−0(3−0)啓 北
得点者 秦野(2分、67分、69分)、高橋晴(25分、56分、64分、80+0分)、藤川(31分、58分)(コ)
コンサ2nd GK遠入 DF上條,守田、田村,國行(岡島) MF藤川,西村、西山(谷)、秦野、庄子 FW高橋晴
啓 北 GK養老 DF小松,今井,宮崎、大久保(上口) MF渡部,東海林,小野寺,佐々木,佐藤(六車) FW上野
 勝てば残留が決まるコンサ2ndは開始2分ペナルティエリア内にボールを運び、藤川の横パスを受けた秦野が左足でゴール左上に決めて先制する。圧倒的にボールを支配するコンサ2ndは、國行、守田のCBから丁寧にビルドアップ、藤川、庄子を経由して自陣に押し込める。啓北も6分相手GKへのプレッシャーからキックをチャージしてゴールをかすめるなど、時折小野寺を起点にカウンターを仕掛けるが、自陣に押し込まれる。コンサ2ndは両サイドバックの上條、田村がアタッキングサード深い位置まで進出し、自陣でブロックを組む啓北守備陣を広げようとする。トップ高橋晴、秦野にもくさびのボールを入れるが、小松を中心に中央をしぼる内側になかなか進入できず、なかなか追加点を奪えない。飲水タイム後大きなサイドチェンジを交えだしたコンサ2ndは、24分西村のサイドチェンジから上條が右サイド深く進出。中央へボールを送ると、庄子のパスを受けた高橋晴が左足で巻くようにカーブをかけてゴール左隅に決めて追加点をあげる。31分にも西村からの長いスルーパスを受けた田村がグラウンダーのセンタリングを入れると、ゴール前に進出した藤川が合わせて3対0とする。後半も圧倒的に押し込むコンサ2ndだが、啓北も鋭いカウンターを見せる。54分には小野寺を起点に鈴木がGKと1対1になり、強烈なシュートを放つがGK遠入がファインセーブで防ぐ。56分コンサは秦野のラストパスから高橋晴が4点目を決めると、58分にも再び秦野のアシストから藤川がこの日2得点目のゴールを奪い5点差とする。攻撃の手をゆるめないコンサは64分秦野と高橋晴の連係から最後は高橋晴がこぼれ球をけり込んでハットトリックを完成させる。67分には秦野が高橋晴と縦のワンツーから豪快に決めて7対0.69分には秦野がゴール前のFKを直接決め、秦野もハットトリックを完成。追加タイムには上條から高橋晴が9点目を入れて9対0の大勝。高橋晴の4得点1アシスト、秦野3得点3アシストなどの活躍で4位となり、ブロックカブス残留を決めた。
BC25 BC BC TRAUM1−0(1−0)緑が丘
得点者 河野(34分)(T)
TRAUM GK 河治 DF川畠,田湯,及位、守谷 MF西里、山下,鈴木(斎藤) FW井下,北原(林)、河野
緑が丘 GK那須友 DF高,村上、駒津 MF谷本(平間),木下,小泉(奥山)、青木(堀川),佐藤元、金子 FW高橋羽
 全勝対決となった最終戦。優勝が懸かっているために開始直後から激しいプレスのかけあいとなる。キックオフと同時に緑が丘は佐藤元の右サイドの攻略を図る。4分には高橋羽が相手のパスを奪ってGKと1対1になるがGK河治が反応し、しのぐ。緑が丘がややボール支配率が高い中で、TRAUMは前線の河野にボールを集め、そのスピードから打開を図る。その河野に北原もからんで左サイドから攻撃する。左サイドに重点を置きながら8分には河野から右サイドの井下にスルーパスが通り絶好機を迎えるが、GK那須友が判断よく飛び出し、シュートチャンスを奪う。次第に一進一退の好ゲームとなり、互いにリズムをつかみあう展開となる。13分には山下のパスを受けた河野が反転し左サイドを突破するがGK那須友が再びストップする。ゲームは徐々にTRAUMペースとなり、河野がドリブル突破でCBを攻略しだす。24分には川畠のセンタリングを北原がシュートを放つがわずかに左にそれる。緑が丘も28分には金子のCKから、浮き球のこぼれ球を駒津がヘッドで狙うがゴールバーをたたく。互いに中盤での厳しいプレッシャーをかけ合い、時間とスペースがない中で、34分TRAUMは山下が緑が丘守備陣の一瞬の隙をついて、中央を走る河野にスルーパス。抜け出た河野がゴール左隅に左足で流し込み大きな先制点を奪った。さらに追加タイムにはCKのこぼれ球を井下が狙うがGK那須友ががっちりキャッチし、追加点はならず前半が終了した。前半徹底して中央を山下のスルーパスなどから河野のスピードを生かして攻略するTRAUMが井下、北原もからんで優勢に試合を進めた。緑が丘は、村上、高の両サイドバックが高い位置がとれず、高橋羽にもボールがなかなか入らず、前線にボールを運べない苦しい前半となった。後半も3分田湯のパスから北原を経由して河野がゴールに迫り、TRAUMが先制攻撃をするがGK那須友がストップする。さらに河野のスルーパスから鈴木がシュートを放つなど、TRAUMペースの後半となる。45分緑が丘は金子の左CKが直接ゴールに向かうが惜しくもゴールバーに嫌われる。CKからチャンスをつかむ緑が丘は37分にも谷本の右CKから駒津がヘッドで合わせるがGK河治のビッグセーブに遭う。徹底して前線の河野をターゲットに、脇を固める井下、北原にボールを預け中央の攻略を図るTRAUMは前半にも増してシュートチャンスをつかむ。53分TRAUMは田湯から北原とつないで河野へ、混戦からのこぼれ球を山下が狙うが、またしても那須友がフィスティングでCKに逃れる。連続して奪ったCKから西里が狙うがゴールバーを越える。その直後の井下のシュートも枠をとらえられず。緑が丘は後半になって高が左サイドをオーバーラップする機会が多くなり、左サイドから崩しにかかる。65分TRAUMはカウンターから山下、河野のホットラインで河野が抜け出しGKと1対1になるが、緑が丘GK那須友がこの試合数えきれないほどのシュートストップを再び見せる。その後の76分には村上のクロスを高橋羽が落として奥山がシュートを放つがGK河治の正面をつく。最後まで得点を狙いにいく緑が丘だが、CB田湯、守谷、GK河治を中心としたTRAUM守備陣を崩すことができずタイムアップ。TRAUMが2年連続3度目の優勝を果たした。両チームのGK河治、那須友のビッグセーブが連発し、締まった好ゲームであった。

















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