第3代表決定戦 | |
東 明2−1(1−1)附 属 | |
得点者 | 西川(4分)、藤田(7分)(東)齊籐(6分)(附) |
東 明 | GK石橋 FP原田、西川、城戸、中川 交代/FP我妻 |
附 属 | GK櫻井 FP齊籐、山田、内田陸、内田怜 |
本年度1枠増えた第3代表決定戦では東明と附属が対戦した。互いにボックス型に選手を配置し、早めに前線の2枚にボールを預けて守備の綻びを狙う。開始早々は附属が内田陸、内田怜の前線二人が東明守備陣を攪乱しながら、ゴール前に際どいボールを流し込む。後方からは齊藤がパワフルなドリブルから攻め上がる。東明も前線の藤田にボールを集めようとするが、縦へのくさびのボールが附属の前線二人に引っかかり攻撃の形が作れない。しかし東明はワンプレーでリズムを変える。3分藤田の左奥からのキックインを西川がダイレクトでシュート。ディフレクトしたボールは弧を描いてゴールに吸い込まれリズムをつかめなかった東明が先制する。この1点で勢いの出た東明は前線からのプレッシングとピボの位置に入った城戸のパワフルなプレーを引き出すフィードでチャンスをつかみ出す。齊藤のドリブルで反撃を試みる附属は6分、齊藤が内田陸とのワンツーから抜け出してGKの肩口を破って同点に追いつく。一進一退の攻防は1対1で折り返した。 後半は開始早々我妻の横パスを受けた藤田が右足を一閃し、ゴール左隅に決めて東明のゴールでスタートする。これでりずむに乗る東明は城戸のポストプレーから西川、我妻がからんでシュートチャンスを狙い続ける。我妻のキックインから西川のシュートがクロスバーに当たるなど、パワフルな攻めを続ける。菱形に陣形を変えた附属は山田が最後尾でボールを配球し、丁寧なパスから東明の綻びを探す。また、相手陣内でのボール奪取から内田陸がゴールに迫る。しかし、前線城戸の体を張ったプレーなどで粘り強く守備をした東明が守りきり、全道大会出場を決めた。 |
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決勝 | |
TRAUM6−4(4−3)緑が丘 | |
得点者 | 横山(2分),坂部(3分、4分、10分)、深海(5分)、井川(10分)(T)杉浦(0分、3分、13分)、西條(2分)(緑) |
TRAUM | GK山本 FP平林、杉浦、西條、阿部 交代/GK安田 FP武田、安部,渡部、大西、野原、松田、大村、砂川 |
緑が丘 | GK関 FP晴披、横山、深海、竹林 交代/FP坂部、井川、升田 |
決勝は2連覇を目指すTRAUMと道カブスの緑が丘というグループリーグから危なげなく勝ち進んだチーム同士の対戦となった。1分緑が丘は阿部のインターセプトから3対1の状況を作り、ラストパスを受けた杉浦が流し込んで先制する。緑が丘が前線からの厳しいプレッシャーをかけながら、狙いところを定めたインターセプトから攻撃を仕掛ける。2分西條が阿部との連続したダブルパスでTRAUMの守備を崩し、最後は西條が無人のゴールに流し込んで追加点を奪う。さらに平林の強烈なFKなどで優勢に試合を進める。緑が丘のプレッシャーをはずせない。しかし深海の左からのキックインを横山が左足で蹴り込んで1点を返す。3分緑が丘は西條からのパスを受けた平林がゴール前でフリーで待つ杉浦の合わせて追加点を奪う。しかしすぐさま坂部が相手のボールを抜け目なく奪って1点差とする。なかなか緑が丘のプレスに苦しんでしたTRAUMだが、坂部、深海を中心にパスの精度が高まり、緑が丘の守備のギャップを破り出す。4分TRAUMは深海のパスを受けた坂部が蹴り込んで同点とする。5分には左サイドを破った深海が逆転のゴールを決める。激しい点の取り合いとなった前半は2点のビハインドをひっくり返したTRAUMのリードで折り返す。 後半開始早々平林のキックインからのボールを受けて強烈なシュートを放つとGKを破ったが竹林がゴールライン上でクリアして1点を救う。TRAUMは晴披、深海、竹林らが再三緑が丘ゴールに迫るが追加点を奪えず。一方の緑が丘も平林のポストプレーと左足、阿部のパスワークなどから攻撃するが竹林が的確なカバーリングを見せ攻撃を封じる。10分TRAUMは相手のボールを奪った井川が左足で流し込み膠着状態を破る。10分井川のパスを受けた坂部がGKの動きをよく見て冷静にループシュートを決めて点差を3点とするハットトリックを完成。嵩にかかって攻撃するTRAUMは晴披、深海らがシュートを放つが緑が丘GK安田も再三好セーブを見せる。13分緑が丘は西條がインターセプトからラストパス。杉浦が無人のゴールに流し込んでハットトリックを完成するも及ばず。決勝にふさわしい好ゲームはTRAUMが逆転で連覇を達成した。 |
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