平成24年度 上川代表決定戦

準決勝 7月12日(木)忠和公園
永 山5−2(2−0)美 瑛
得点者 中井(12分,54分),O・G(20分),大森(34分),幸田(59分)(永)嵯城(13分),安藤(16分)(美)
永 山 GK村元 DF鈴木,庄野,柴山,三好 MF布施,幸田,佐竹,大森 FW佐々木,中井  交代 FP増子,板橋,澤
美 瑛 GK長谷川 DF沼倉,佐々木,玉井,戸枝,小川 MF保田,渡辺,嵯城 FW安藤,福原 交代/FP小林,佐々木,鹿島

【戦評/富田(春光台),日里(啓北)】
 上川代表決定戦Bピッチ準決勝永山中対美瑛中の試合が降りしきる雨の中,永山中のキックオフで始まった。永山は序盤から中盤でパスを繋ぎチャンスを伺う。美瑛は,ロングボールから好機を見いだそうとする。しかし,雨で濡れたピッチに両チームとも苦慮する。その中,永山が最初のコーナーキックを得るが,得点には至らず。その後,永山の攻撃が続き,17番大森のクロスに9番佐々木が頭で合わせるが,ゴール上に外れる。守備に追われる美瑛だが,何とか粘り強く守る。そして,前半12分に得たコーナーキックを永山10番中井がヘッドでゴール右に決め先制点を奪う。前半19分に美瑛中も初めてのコーナーキックを得るが得点にはならず。逆に前半20分永山は,コーナーキックを得,美瑛がクリアできずオウンゴールとなり,永山の追加点となる。前半2−0で永山中がリードし,終了。後半,美瑛中のキックオフでスタート開始直後は美瑛中がリズムをつくり,ボールを支配するが,徐々に永山中もペースをつかむ。後半4分,20番幸田のスルーを8番佐竹が左からドリブルできりこみ,17番大森が左足で合わせ,永山中が追加点をあげる。しかし,永山は10分過ぎに突如ペースを乱す。すると,後半13分美瑛はペナルティエリア付近でFKを得,11番嵯城がゴールを決め1点を返す。更に後半16分中央で得たFKを11番嵯城がキック。ゴールバーから跳ね返ったところを12番安藤が押し込み,1点差に詰め寄る。永山もまたペースを取り戻し,攻撃に厚みを増す。後半24分永山は相手クリアをカットし,10番中井が右サイドを切り込んでシュートを決め,美瑛を突き放す。後半終了間際,永山中20番幸田が相手キーパーがボールをハンブルしたところを押し込みだめ押し点を奪う。そして試合終了。5−2で永山中が決勝進出を決めた。
神 楽2−2(1−0,0−1,1−1)<PK4-3>緑が丘
得点者齋藤(17分,69分)(神)米倉(57分),相澤(64分)(緑)
警 告 岡本,谷口(神)横尾(緑)
神 楽 GK谷口 DF坂本,遠藤,佐藤,石橋 MF井上,岡本,佐々木,長田 FW霜野,齊藤 交代/FP田中館
緑が丘 GK坂口 DF中谷,伊藤,栗山,岩倉 MF米倉,江端,相澤,横尾 FW名和,滝田 交代/FP斎藤,平泉
【戦評/後藤(北都),南向(北門)
 決勝進出をかけた準決勝は,朝から降り続く雨の中で,中連旭川地区大会準決勝と同じカードの対戦となった。雨脚と風が強まる中,緑が丘のキックオフで始まる。開始3分,緑が丘は中盤で相澤がボールを受けそのまま運び,ファーストシュートを放つが,谷口がキャッチ。6分右サイドを突破した横尾から滝田へ速いクロスが上がるが,惜しくも合わず。さらに責め立てる緑が丘は相澤が,左サイドから中へドリブルで切り込み,シュート,谷口がしっかり反応してこれをキャッチ。神楽も,齊藤のドリブルで持ち込むが,緑が丘のディフェンスラインに引っかかる。こぼれたボールを霜野はシュートを放つが枠をとらえず。岩倉のクロスを入れ,これを神楽のディフェンスラインがクリアミス,横尾が拾い滝田につなぎシュート,谷口がファインセーブ。10分,緑が丘は江端,相澤を中心に攻撃を仕掛ける。ドリブルで仕掛けた相澤がゴール前25mでFKを得る。相澤が直接蹴りこむがGK正面となり,チャンスをつぶす。神楽はディフェンスラインの裏に齋藤,霜野を走らせ,チャンスをうかがう。一方の緑が丘はディフェンスラインから丁寧にビルドアップしながらワイドに展開する。互いに譲らず一進一退の攻防となる。13分,緑が丘のコーナーキックから,神楽がカウンターを見せる。雨でスリップした栗山の横を霜野が駆け上がるが決定的なチャンスとはならない。15分,米倉,名和,滝田が絡み,チャンスとなるが,シュートはGK正面。17分ハーフライン上でFKを得た神楽。石橋が霜野を狙い入れたクロスに,競り合いの中でこぼれたボールを齋藤がGK坂口の頭を超すシュート。神楽が先制点を挙げる。追いつきたい緑が丘だが,怪我により出場できない石川に代わり,センターバックを務める石橋が安定したプレーを見せる。前半終了間際,緑が丘がワイドに攻め上がるが,ラストパスの精度を欠き,フィニッシュまで持ち込めない。前半は少ないチャンスをものにした神楽が1点をリードして折り返す。
後半はさらに雨脚が強まる中で,前半のリードで勢いに乗りたい神楽のキックオフで始まる。丁寧につなぎながらチャンスメークしたい緑が丘だが,神楽の前線からのプレスになかなかパスが狙い通りにつながらない,一方神楽はシンプルにロングボールを前に送りながらチャンスをうかがう。40分,緑が丘はハーフライン手前でFKを得る。伊藤がディフェンスとGKの間にボールを落とし,相澤が狙うも枠をとらえず。コーナーキックを得た緑が丘は横尾がニアへクロスを上げる。谷口がパンチングでこれをクリア,こぼれたところを横尾が拾うが,石橋がこれを必死のクリアを見せる。1点がほしい緑が丘は,名和,滝田,横尾の3トップでチャンスメークを試みる。50分,神楽は緑が丘ディフェンスのクリアミスをつき,長田がシュートを放つが枠を大きく外れ,決定的なチャンスを逃す。52分,緑が丘は右サイドを横尾がえぐり,中へクロス,滝田が飛び出すが,惜しくも触れず。残り5分となり,これまで前線からチェイスしてきた神楽の足が止まってきたところを緑が丘が江端を中心に組み立てる。57分,緑が丘は後半ボールになかなか絡めなかった相澤が絶妙のクロスを神楽ディフェンス陣の裏のスペースに放り込む。これを米倉がしっかり蹴りこみ,待望の同点弾となる。試合は60分で決着がつかず,延長戦へと突入する。
延長前半は緑が丘のキックオフで始まる。緑が丘は62分,米倉が左サイド30m付近からシュートを放つが,惜しくもクロスバーを越える。64分,神楽は齋藤がドリブルで仕掛けるが,緑が丘ディフェンスラインをなかなか破れない。64分緑が丘はペナルティエリアで縦に抜けた横尾に対してGK谷口が交錯,痛恨のPKとなる。これを緑が丘相澤が落ち着いて決めて勝ち越し延長戦半を折り返す。
69分,神楽はFKからのペナルティエリア内でボールを受けた齋藤が混戦をセンターから左に流れ,左足を振りぬくとボールネットを揺らし再び同点とする。地区大会から2度目となる両校の対戦は延長でも決着がつかず,PK戦となる。
PK戦は4−3で神楽が制し,決勝進出を決めた。




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